コンテントヘッダー

マグナム・バカ一代

 男と生まれたからには、誰もが一度は憧れるのが、武術と武器(刀と鉄砲)ではないでしょうか?

 私なんて、普通は中学卒業と同時に忘れていく武術と武器を求め続けて半世紀にもなってしまった訳ですが、私と同世代かもう少し上の世代には、同類の男がゴチャマンと居たのです!

 男が憧れる男といえば・・・高倉健、ブルース・リー、松田優作、そしてクリント・イーストウッド演じる“ダーティハリー”・・・。

 ダーティハリーの登場によって、世界最強の拳銃44マグナムというのが映画やTVのアクション物のド定番となったのです。

 もっとも、マグナムというのは弾丸の名前で銃の名前ではなかったんですが、それまで対人用としてはオーバーパワーで、ベアーハンティングの護身用としてしか使い道がなかった44マグナム口径の拳銃S&W・M29を駆使するヤサグレ刑事ハリー・キャラハンは、マカロニウエスタンのスターだったイーストウッドを見事に現代アクションのヒーローとして蘇らせ、しかも、さっぱり売れなかったS&W・M29.44マグナム拳銃を爆発的にセールスしたのです。

 主人公の使う武器が特別なものというのは物語上のキイワードとなりますよね。

 主人公の刑事や殺し屋の銃は44マグナムというのが当たり前の時代、それが70年代から80年代にかけてのお約束になったんですね。

 日本でも草刈正雄の『華麗なる刑事』や、千葉真一の『燃える捜査線』とか、『ベイシティコップ』の藤竜也(スナッブノーズの短銃身カスタムの44マグナム)、『大都会パート3』『西部警察』で寺尾聡が使用。漫画では『ドーベルマン刑事』にスタームルガー・スーパーブラックホークと44オートマグが登場。

 映画では『最も危険な遊戯』『殺人遊戯』で松田優作演じる殺し屋、鳴海昌平が使っていました。

 洋画でも頻繁に出てきて、『ビッグマグナム77』なんてB級アクションのド定番となり、ハリー刑事もパート4では長銃身の44オートマグを使用。

 これに対抗してか? チャールズ・ブロンソンも『デス・ウィッシュ3 スーパーマグナム』で、ウィルディ475ガスオートマグナムを使用。

 マグナム拳銃ではクーリングホール付きのベンチレイテッドリブが特徴的なコルト・パイソン.357マグナムも人気が高く、『刑事スタスキー&ハッチ』でハッチ刑事が愛用してます。演じるデビッド・ソウルは『ダーティハリー2』でもパイソンの4インチを使用しており、多分、好みなんでしょうね。

 そして、パイソンは日本の方がもっと人気があり、杉良太郎のポリスアクション物でも使っていたし、何といっても『シティハンター』の愛銃としてつとに有名です。

 実はダーティハリーにはモデルが居て、その刑事の愛用しているのがパイソンのカスタムガンだというのは知る人ぞ知る話・・・。

 アメリカのポリスデパートメントではリボルバー型は急激に減っているそうですが、田舎のシェリフなんかは私物のリボルバーを未だに愛用しているって話だし、ゾンビ物の傑作TVシリーズ『ウォーキングデッド』の主人公はコルト・パイソンをずっと使っています。

 ま~、マグナムといえば次元もコンバットマグナムを愛用していますが、次元のモデルとされるジェームズ・コバーンは『リベンジャー』でコンバットマグナムの短銃身モデルを使って曲撃ちも見せてくれます。

 そんな次元がTVスペシャルでリボルバーを使っていることを揶揄され「デザートイーグルに換えれば?」と言われ、「あんな品のない銃は趣味じゃねえんだ」と応えるシーンは、個人的にクスッとしましたね。

 私も銃好き。中でもマグナム・バカを自負する者ですから、ガスガンで発売されるマグナムは片っ端から買っていたくらいなんですが、ど~も、デザートイーグルだけは敬遠していて買っていませんでした。

 シュワちゃんの『コマンドー』とか、『ニキータ』『マトリックス』なんかでデザートイーグルは最も頻繁に登場するマグナムオート拳銃だったんですが・・・。

 私は、オートでマグナムが撃てるとなると、オートマグやウィルディのように銃身が剥き出しになっているのがカッコイイと思うんですね。

 デザートイーグルはスライドで覆われているように見える(実は銃身が剥き出しになっている)外見が好みじゃなかったんですよ。

 しかし、10インチの長銃身モデルになると銃身がニョキッと突き出していて、形はあか抜けなくてマヌケな感じもするんですが、独特のメカニカルな機構とか、ちょっとカッコイイような気になってきて、これを買おうかな~?とか思っているうちに売り切れてしまってたんですね。

 欲を言えば16インチの異常に銃身の長いモデルが一番カッコイイと思うんですが。

 ところが、先日、町田でマニアックな模型屋さんがあることを知り、そこで模擬刀を買った時にデザートイーグル10インチモデルがあって、「あっ、これ、カッコイイじゃん」と思って、セミナーの帰りに北島師範誘って寄って、私はデザートイーグル、北島師範にもベレッタ92Fをプレゼントしました。

 まっ、ガスガンで撃ち方練習しておけば海外の射撃研修で困らないですからね。

 いやしかし・・・帰宅してから持ってみて、掌の小さい私にはグリップがあまりに大き過ぎて、片手だときちんと握り込めない。オートマグなら片手でもしっかり握れるんですが・・・これは実用性には難点あるな~?と思いましたよ。

 ま~、この銃は両手で握って構えないとちゃんと撃てないだろうな~?と思いました。実物は50AE(アクション・エクスプレス)という44マグナムの1.5~2倍の威力のある阿呆みたいな弾丸を使うんですが・・・、今では500S&Wマグナムなんてのまで発売されてますからね~。

 それはともかく、この実用性を度外視したマグナムの良さというのは、一発で敵を粉砕するオーバーパワーぶりにあります。

「李書文に二の打要らず」の八極拳や、「半歩崩拳打遍天下」と呼ばれた形意拳の突き技が大好きな私は、やっぱりマグナムも大っ好きなんですね~。

 こりゃ~、ビョーキだな・・・。

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

FC2カウンター
リンク
最新記事
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索