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新年会と詠春拳撮影

 2月1日の夕方には町田で小説家養成講座の新年会がありました。

 講座の新年会とは言っても、先生のお弟子さんはメール添削指導の方を含めると三百人くらいおられるそうで、この新年会もお店を借り切ってのパーティー形式です。

 私は昨年から参加しましたが、とにかくゴッタ返していて大変だったな~という記憶ばかり残っています。

 私はパーティーとかで自分から進んで人に話しかけていくのが大の苦手で、しかも着慣れない礼服とか着ないと失礼になるから・・・とか考えると億劫で、本当はあんまり好きではありません。

 人付き合いが嫌いという程でもないんですが、話題が合わない人と無理に話を合わせるのが年々、苦痛になってきているんです。

 だから、趣味が合う人達としか話したくない。

 もう、疲れるから、変人だと思われてもいいから、自分から話しかけないで話しかけられたら応じる・・・というようにしていますよ。社会人としてはダメですけどね~。本当は・・・。

 ただ、変人なのがそれなりに認められてステイタスみたいになると、本当に気が楽で、最近は周囲の人達が“武術の先生”だという認識で接してくださるので、無駄に話を合わせようとしなくてもいいので、本当に助かります。

 今年は、どうやら先生が他の講座なんかでも私の話題をよくしていたらしく、「あっ、貴方が長野さんですか?」と、話しかけてもらう一方だったので、非常に気が楽でした。

 もう、「ありとあらゆる武術をやっていて、日本で一番、武術に詳しい」という説になっていたので、ちょっと困惑はしましたが、まあ、それなりに業界に名前の知られている武術関係者の間では私がぶっちぎりで詳しいから、イチバ~ンとハルク・ホーガンみたいに吠えてみせても問題ないと思いますけどね。

「空手だけ詳しい」「古武術だけ詳しい」「中国武術だけ詳しい」・・・といった方はざらに居るんですが、「空手も合気も中国武術も古武術も格闘技も海外の武術も何でもかんでも詳しい」という“超オタク”は、私しか居ないでしょう?(自慢になら~ん!)

 大体、いろんな流儀の研究家の方と話していて、あまりにも私が詳しいから段々、呆れて笑うしかなくなってこられるんですよね~(松田隆智先生も呆れて笑ってました)。

 特に皆さんが唖然とされるのは、私が裏話に異常に詳しい点ですね。いろんな先生の知られちゃいけない話を知ってるもんだから、妙に怖がられたり・・・。誰が経歴詐称してるとか・・・フッフッフ・・・。

 有名な流派だと「私のところが正統だ」と言ってる人が団体率いている・・・というのが十も二十もあったりするんです。JKDとか新陰流とか大東流とか極真とか・・・。

 単純に考えれば、ほとんどの人が嘘ついてる訳ですよね? 本当に正統を名乗れるのは先代に認められた人がたった一人の筈なんですから・・・。

 私が自分の流儀を「インチキです、パクリです、デッチ上げです」と平気で言えるのは、このような捏造虚言詐欺体質の業界で正統派、正伝を名乗る人達の「恥じらいの無さ」に辟易しているからなんですよ。

 アホ臭っ。武術は戦って勝てなきゃ意味ないでしょ? 肩書振りかざすのは自分の無能をひけらかすに等しい!

 私のところに来る人間にも居ます。「私は合気道二段です」とか・・・笑っちゃいますよ。二段程度がそんなに自慢になると思ってる時点でOUT!

 うちに来られている居合道七段の方は一切、段位をひけらかしたりしませんし、ずっと年少の会員を先輩扱いしています。まともな修行していたら、こうならなくちゃ~嘘!

 まあ、「達人」だの「最強」だのと言われたら私なんかよりずっとできる方はいくらでも居ますから、当然、否定しますけど、武術に関しての総合的な知識と見識だけなら私以上に詳しい人には会ったことないので、特に否定はしません。

 以前は謙遜して「そんなことないですよぉ~」とか言ってたんですが、「そうですか。そんなことないんですか~」と、そのまま鵜呑みにされてナメた態度とる人なんかも居たので、最近は、不必要な謙遜はすまい!と決めています。

 ともかく、それで、機嫌よく二次会まで参加して帰りました。

 この日は地方から来られている時代小説作家の先生を事務所に泊めて、新作の剣豪小説のネタを考え、帰宅したのは12時近く。そうしたら、新年会でお話した方から早々にメールを戴きました。

「後で先生に聞いたら、長野さんは30分もあればどんな流派の奥義でも見抜いてしまう天才だ・・・と言われていました・・・」と書かれていて、口アングリ・・・。

 大袈裟過ぎるよ~と思いましたが、一点だけ、訂正・・・。

 私、技の原理を見抜くのは30秒かかりません。大体、一目で見抜けます。二回見たら再現できます。三回見たら返し技工夫できます・・・。

 しかし、こういう能力は、恐らく、昔の武術家で師範クラスなら誰でもできたと思うんですよね?

 現代が劣化し過ぎてるんだと思います。観察することそのものの重要性を解ってない。

 本来の武術は、「一眼二足三胆四力」というくらい、眼、つまり観察することを最も重視していました。でなかったら、秘伝というシステム自体が存在しなかったでしょう。

 技の秘密を見抜くには、動きの本質を考えて観察しなきゃいけません。

 本質が解れば、長所と短所も解ります。

・・・ということは、短所に付け入れば技を破ることができる訳です。

 自分の技を喜々として披露する人は、破られる心配をしていない。つまり、武術家としての戦闘に備える心構えが無いことを示しています。

 私は何でも解説しているようですが、本質的なことは信頼できる人にしか教えていません。気安く聞いてこられる方もいらっしゃいますが、まず、ごまかします!

 ズルイとか時代錯誤だとか評する人もいますが、そんな評価しかできない人間は武術を学んでもものになりません。

 戦闘に時代は関係ありませんし、実戦に綺麗も汚いもないのです。

 ヌルいこと言ってるのは日本の武道愛好家だけですよ。スポーツに慣れ過ぎて武術の本質をまともに考えたことすら無いんでしょう。

 海外だと実戦とは命がかかるものなのが、当たり前でしょう?

「日本刀で斬ったり、銃で撃つのが武術なのか? そんなの非常識で反社会的なことだ!」と論じる武道家もいましたが、素手であっても人を殴ったり蹴ったり投げたり絞めたりするのは非常識で反社会的な許されない行為であることには違いがありません。

 暴力は暴力。許されることでないのは同じことです。

 それを、スポーツという社会的なゲーム装置として位置付けたから許容されているだけなんですね。

 そもそも、武術は人を殺傷する技術を修練するものですが、その技を使って人を実際に殺傷することを認めている訳ではありません。

 ここが大事なことなんです。

 軍隊だって警察だって人を殺傷する兵器を持っていますが、それは社会と市民を守るための治安維持に必要だから持っている訳です。

 そして、無法な暴力を駆逐するという一点で使用される訳ですね。

 で、重要なのは何か?ってことは、武術を暴力として使用しない堅い意志がある者にしか教えてはいけないってことです。

 大した実力でなければ、そこまで要求する必要もないでしょうが、並以上の実力を持っているのに倫理観のカケラもなかったらキチガイに刃物持たせるようなもんでしょう?

 重要なことは、何のために現代で殺傷の術である武術を修行する意味があるのか?ということです。

 私は、権力によって無慈悲に犠牲にされるだけの民衆が自己の自由を維持するための最後の砦だと考えています。

 今の日本の流れを見ていると、権力持つ者達が法制度的に国民を支配しようとしているようにしか思えません。

 国家という概念が絶対権力へと変容しようとしているように見えます。

 戦争前夜に酷似していると言う戦中派の方の意見を聞いていると、同世代だった私の父や母の戦時中の話を思い出すんですね。


 まっ、それはいいや・・・。

 翌日は、クエストさんで出す詠春拳DVDの撮影に、久しぶりに新宿コズミックスポーツセンターに行きました。

 今回は埼玉幸手支部長の山田師範が主役で、我々はお手伝いですから、気が楽です。

 うちでも自主製作で毎回の講習会の様子をDVD化していますが、詠春拳という門派を紹介する映像作品として武道格闘技ビデオの老舗であるクエストさんから出す以上は、恥ずかしくないものにしなくてはいけない・・・と、小塚師範N師範が相手役を務めました。

 ところが、やっぱり詠春拳が世界中で太極拳に次ぐ人気拳種だということの意味がよく判りますね?

 非常に実戦的で実用性が高い!

 山田師範も怪我のないように加減はしているんですが・・・勁力が浸透してしまって、二人ともグッタリ・・・。

 特に暗腿の技法をいろいろかけられたN師範は消耗しまくって、彼がこんなにグッタリしたのを見たのは初めてですよ~。

 これは他の人にやったらヤバイかもしれませんね~?

 やっぱり、詠春拳の実戦性の高さは噂通りですね~。山田師範もドニーさんが乗り移ったかのような技も見せてくれましたよ。

 後、木人椿を注文しているので、それが着いたら木人トレーニングを撮影して今年の前半には出せるだろうと思います。

 今後は中国武術もちゃんとした評価をされるようになるんじゃないかな~?と思いますね。

追伸;当会の自主製作DVDシリーズの詠春拳・美体操・ベリーダンスエクササイズの第二弾も近日中に発売します。今回は第二回と第三回の講習会を収録した二巻セットで価格据え置き一万円とします。詠春拳は、これで小念頭の套路は終わりです。ベリーダンスは驚異の振動波発勁も披露していますよ~。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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