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何とか常設道場を・・・

 雨が降ると日曜の公園の稽古はできないので、事務所(研究室)でやる訳ですが、5~6人で手狭な上に、今度は木人椿を置いてしまうので、これはかなり無理になってきました。

 取り敢えず、30日は推手からの逆手捕りとか、狭くてもできるハンドテクニックを練習しましたが、前日に新陰流・制剛流をやった時に、そろそろここも限界かな~?と思いましたね。

 でも、もう一年以上、経過してるんですよね。ここを借りてから。

 部屋代の支払いに四苦八苦してきた割りには、何とかなりましたし、いろいろ手裏剣とかも練習できて研究も進みました。

 何より、仕事の打ち合わせに使えるので助かっています。

 ただ、八畳ちょっとじゃ、個人練習には充分だけど・・・やっぱ、狭い。

 ほびっと村が17畳だと聞いて、ここの二倍あれば充分かな?と思って、常設道場のスペースを探しています。

 近いうちに何とかしようと思ってますが、資金作らないといけないから、数カ月は先になるでしょう。

 文筆業(小説や漫画の武芸考証)が広がってきつつあるので、半年とか一年後なら安定してやれるかな?とも思うんですが、取り敢えずはDVD売って金稼ぐしかないんで、皆様、応援ください。

 ここ最近、各支部も入会者が増えてきていますから、各支部長もぐんぐん実力が上がってきています。

 特に先に師範に任命した支部長は、皆、ちょっと、驚くくらい短期間に実力アップしています。

 30日も、八極拳の打開(双撞掌)や頂心肘の応用変化法を指導したら、見事に体得していました。

 八極拳は30前後の頃に結構、集中して練習してたんですが、威力を出すには最適な拳法です。

 形意拳の遣い手の某先生が、「八極拳は防御を考えないで突っ込むから怖いよな~」と苦笑していたんですが、“捨身法”と呼ばれる戦闘理論で構成されていると知ってから研究したところ、攻撃が防御を兼ねていることに気づきました。

 今となっては当たり前なんですけどね。

 要するに、読みと交叉法を駆使すれば、所謂、受け技は必要無い。何故なら、先の先で攻め潰すのが八極拳の戦法だから・・・。

 ただね。ここで誰もが誤解するのは、「気合と根性で突っ込め!」って話になるんですけど、そんな無策な拳法じゃないんです。

 ある程度以上の相手には通じないし、武器持ってる相手だったら、尚更です。

 突っ込むタイミングと入る角度、最低でもこれを知らないとカウンターの餌食になるのがオチです。

 松田先生が学んだ蘇先生が、いろんな格闘術の猛者を簡単に倒した話がありますが、この話から洞察すべきなのは、蘇先生は中国武術の技を遣っていろんな格闘術の技を凌駕してみせた・・・という点ですね。

 これは、いろんな格闘術より中国武術が上だということではありませんし、蘇先生が特別強いということでもないと私は考えます。

 つまり、どんな格闘術の遣い手であろうが、人間の動きには隙間があり、蘇先生はそこが見えていたから簡単に勝った・・・ということだと思います。

 逆説すると、どんな優れた武術や格闘技を学ぼうが、戦闘法を理解していないと常勝は覚束無いということです。

 常々、私が言ってるように、強い弱いではないのです。

 戦闘のセオリーを知っていて、その通りに駆使できるかどうかの問題なんですよ。

 少なくとも武術は、そういう仕組みになっています。そして、それは容易に教えない。

 素手の格闘の強さしか考えない人は理解できないかもしれませんが、私の言ってることは銃を扱っている人なら納得するでしょう。

 つまり、銃の構造を知り、遣い方を知っている人間しか使えない。

 まったく知らない人は、銃は引き金を引くだけだと思ったりする訳ですが、弾丸の込め方、射撃準備、狙い方、構え方、引き金の引き方にだってセオリーがあります。

 これを知らない人間がいきなり手にしても遣いこなせません。

 私が武芸百般に拘るのも、武装した敵と戦う技能を修得することが目的で、スポーツ的に武道や格闘技を楽しむ趣味が無いからです。

 古武術は、誕生の瞬間はリアルな戦闘術だったのに、時代が変わって骨董趣味の習い事、文化遺産になってしまった・・・。

 けれども、時代を超えた普遍的リアリティーが秘められているんですよ。私はその発掘作業をやっている訳です。

 話を戻して、もっと簡単な例で説明すると、箸を遣ったことのない外国人が和食で箸を遣おうとしてもうまくいかないでしょう?

 格闘技だって、パンチの打ち方以前に拳の握り方から教わらないと拳を痛めたりしますからね。

 しかも、拳の握り方といっても流儀によって様々なやり方がありますし、それも遣い方と併せての握り方であることを知らないと、見当違いな批判をしたりするんですよ。

 正解は一つじゃありません。

 それを理解するためにも、自分の好みを外に置いて、いろんな流儀を研究することは重要だと思いますね。

 練習法にも型にも意味がありますが、それを解らないまま延々と練習しても何にもならない。むしろ、時間の無駄、人生の浪費にしかなりません。

 東京支部長が「型の分解と言うと、皆、決まりきった型の形の通りにやろうとするから無理がありますよね。無理があるから“使えない”と結論付ける。“状況に応じて崩して遣う”とは考えないみたいですね」と言っていました。

 まったく、その通りです。

 いわゆる楷書の形で遣うことしか考えないから、遣えないんですよ。

 教科書通りに技が極まるなんて、よっぽど何も知らない素人を相手にする時くらいでしょう。

 型の分解は、一つの技で最低でも5~6通りは応用できなきゃ、遣いものにならないと思います。

 つまり、形に捕らわれていたら遣いものにならないんですよ。

 型は崩して技の原理を抽出し、変幻自在に応用させないと遣えないんです。

 だから、偉い先生に技の用法を教わった・・・と自慢たらたらにしているような阿呆はフルコン空手を半年くらいしかやってない人間のローキック一発で粉砕されてしまう訳ですよ・・・。こういう“悲喜劇”を十数回は聞きましたね~。

 武術が遣えるかどうか?という論議している人達は、要するに、応用変化して遣うレベルじゃないんでしょうね。そりゃあ、遣う自信は持てないでしょうね?

 でも、そのレベルの人達が武術の専門家としてメディアに取り上げられたりしているんだから、しょ~がないですよね?


 さて、チマチマと支払いを続けている中で座頭市逆手剣法の研究のために買った直刀を引き取ってきました。

 よくよく見ると若干の反りはありますが、ほぼ真っすぐ。江戸時代初期くらいの刀で刃渡りは二尺四寸近くあるので、片手の逆手握りでは、ちと長くて重いかな~?という感じもしますが、重い方が斬撃力は出るので、これはこれでいいか~?と・・・。

 問題は、鐔を装着するか?ということでしたが、逆手斬りの練習するには鐔は邪魔なんですね。はみ出し鐔とか買うのも面倒だから、帰りに町田の東急ハンズに寄って適当な木材買ってきました。

 プラでもいいか?と思いましたが、堅いと割れるかな~?と思って、若干の弾力がある木材にしました。

 これを、はみ出し鐔くらいの大きさに加工(茎穴の部分はキリで穴空けてノミと彫刻刀で加工し、工作用鋸で切り出してヤスリで成型した)して装着!

 いつものように鉄鐔じゃないから作業もさくさくっと進みました。

 後は漆塗って強化すれば完璧かな?

 鐔は安いの買っても数千円はしますから、木材ブロックの105円で済んで安上がり。茎に目釘穴が四つもついていたので、もう一つくらい控え目釘入れた方が安心かな?と思ってます。


 さて、翌日はクエストさんに預かってもらっていた木人椿を持ってきてもらいました。

 イサミさんで受注生産のものなんですが、山田師範の詠春拳DVD(クエストさんから5月発売予定です)撮影用に本社に飾ってあったのを譲ってもらったものです。

 宇宙生物か猫タワー?みたいな形だからな~。

 同時に三人練習できるゴッツイ木人椿・・・これは、やっぱり道場開設しないといかんですな~?

 で、本格的にいろんな武術を教えることにしますかね~?

 場所があればいろんなクラスやれるから、太極拳クラス、健身法クラス、剣術、護身術、詠春拳クラスとか・・・。

 時間貸しスタジオもやろうかな?

(というのも、今、予定してる物件あるからなんですけどね~・・・)


追伸;13日の四月の月例セミナーは、歩法(縮地法)です。先日、体道塾のN師範が橋本支部に来て、最新研究成果を披露していってくれたんですが、「独己九剣は左剣と右剣が一番大切です」とか、島津先生が解説していた骨掴みのやり方や八光流の雅勲(脈攻めの握り方)とか、周天法の小と大の違いによる身法の違い、八極拳の把子拳の打撃用法・・・等々の心法口訣について実演解説してくれて、もはや19歳とは思えない日本の武術界の最前衛を突っ走っているな~・・・と、感心して聞いてました。松田先生に会わせたかったな~? この時に縮地法の応用法なんかもいろいろやって見せてくれたんですが、そうなんですよ! 歩法は攻撃技に直結しているんです。今回はこれもやろうかな~?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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