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ダリオ・アルジェント特集

 何か、突然、イマジカBSでダリオ・アルジェント特集やってたりして、久々に『サスペリア』見ましたよ。

 ダリオ・アルジェントと言えば、私が岡山で自主映画撮ってた頃、ちょっとしたブームで、イタリアン・ホラーの二大巨頭として、ルチオ・フルチと共に好きでしたね~。

 イタリアの映画と言えば残酷描写が有名ですが、フルチは『サンゲリア』『地獄の門』『ビヨンド』『墓地裏の家』等の蛆虫がたかってる腐乱ゾンビが有名で、汚いグロが売りでしたが、アルジェントは何となく美意識が高くてアートっぽい高尚な感じがしたものです。

 でも、代表作の『サスペリア』や『フェノミナ』は蛆虫だらけのシーンもあって、フルチとドッコイな感じもするんですけど、ホラーと美少女という組み合わせを確立した第一人者という感じもします。

 つまり、Jホラーのルーツ的な感じがあって、特に佐伯日菜子版『エコエコアザラク』にはアルジェントっぽさが濃厚です。

 アルジェントの仕事で有名なのは、ロメロの『ゾンビ』のプロデュースでしょう。

 そして、「決して独りでは見ないでください」という惹句が流行った『サスペリア』ですね。

 ゴブリンの音楽も独自性がありました。

 私は超自然的な設定が好きなんで、ミステリー物は実はあんまり好きじゃないんですけど、アルジェントはそっちも得意ですよね。

『シャドー』は、怖かったな~。マカロニウエスタンの貴公子(時代劇に於ける里見浩太朗みたいな感じ)ジュリアーノ・ジェンマが殺されたのはショック!

『サスペリア2』もミステリー物だったと記憶しています。『サスペリア』以前の作品なんだけど、『サスペリア』がヒットしたから続編として上映してました。

 この作品、高校で感動作品の上映会があった時に手違いで上映されて、それがまた御丁寧に、人形がハハハハハ・・・って笑いながら駆け寄ってくるところがいきなり映されて、トラウマになりましたよ。

 近年も『サスペリア・テルザ』や『アルジェントのドラキュラ』と新作を撮ってくれていますが、往年のパワフルなショッカー描写は、なりを潜めてしまってるとか?

 しかし、昔からアルジェントの作品は「ストーリーがとっちらかって整合性が無い」と批判されていました。

 実際、映像と音楽に圧倒されてストーリーがどうだったか?というのは、さっぱり記憶に残りません。

 でも、そんなのはどうでもいいんです!

 アルジェントの作品はシュールレアリスムの絵画のような美しさにこそ、価値がある。

 都会に潜む三人の魔女姉妹の設定である『サスペリア』と『インフェルノ』、そして『サスペリア・テルザ』の三部作には、さりげなくフリーメイソンのシンボルである「プロヴィデンスの眼」が出てきたり、魔術、秘密結社、現代社会の裏の仕組み・・・みたいな隠喩が出てきて、私は好きですね~。

『インフェルノ』は、特にストーリーがハチャメチャで何がなんだか判らない映画でしたが、何か凄い映画を見た?という不思議な余韻がありました。

 傑作の一つとしては『フェノミナ』がお勧め。ジェニファー・コネリーの美少女っぷりは『野性の証明』の薬師丸ひろこを彷彿とさせました。

 虫や動物と精神感応できる超能力を秘めているという設定も凄いです。

 マッドサイエンティスト風の怖い風貌のアルジェントですが、娘のアーシア・アルジェントは『デモンズ』の姉妹編でデビューした時から美少女っぷりが注目されてました。

 イタリアンホラーのマエストロ、ダリオ・アルジェントの歪んだ美意識は、前衛芸術好きな人なら、きっと気に入るでしょう。


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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