DVD紹介
『田中光四郎 日子流体術白刃捕り』クエスト
“アフガンのサムライ”こと、田中光四郎先生が“最後の教え”として撮影に臨んだ作品です。
私が最初に光四郎先生にお会いしたのは、97年くらいだったかな~?と思います。
それから長いお付き合いになりましたが、現代で武を真っ当して生きることの難しさを身をもって示してくださった先生という印象があります。
ただ、自分の修行だけやっている分にはどうということもありませんが、慕ってくる人達に教えて組織となると、自分の思いとは関係のないところで意にそまないことも次々に起こる訳です。
私ですら団体を名乗ってからの15年は激動の人生?に思えるくらいですが、光四郎先生は比較にならないだろうな~と思います。
それでも、一貫して御自身の修行を真っ当してこられている男の生きざまを感じます。
それだけ日本男児にとっては“武”というものが崇敬の対象足るものであり、それこそ人生をなげうっても惜しくないと思える程の麻薬的な魅力があるのです。
何年か前に、女性記者の方から「長野さんが結婚したいと思っている女の人が、刀を捨ててくれと言ったら、どうするんですか?」と聞かれて、「そんな女は好きになりません!」と即答したら唖然としていましたが、はっきり言って、私は女性より刀が好き、武術が好き・・・という変態なんで、「日本刀なんて怖~い」みたいなこと言う女は一瞬で興味が無くなります。
最近は男でも「日本刀が嫌い」とかほざくヤツもいて、「バカモノ~! 貴様はそれでも日本男児かぁっ!」と、いきなり私の中の右翼が目覚めるのです・・・。
しかし、それはまあ、私が特殊なんであって、普通は武術より女が好きというのが正常です。
まあね~、私も戦隊やライダーはヒロインが美しいかどうかで一年間、見るかどうかを決めてるくらいなんですけどね。でも、やっぱり屈折してて、ヒーローに守られるか弱いヒロインは興味が無いんですよ。
えっと・・・まあ、それはそれとして、このDVD。ちまたで頻発する通り魔事件への心構えを養うには絶好です。
要するに、無刀捕りに特化した体術技法の訓練法から実践法までを体系的に教えていて、考えてみたら、こういう技法は極意の技として普通は隠したまま公開しないものなんですよね。
実際、できる人もごく少数でしょうし、技法として体系化している人もいないと思います。
私も研究はしていますが、ここまで体系化はできていません。その意味で、流石は光四郎先生だな~と、感心して拝見しました。
それにしても、よく工夫されているな~と感心するばかりです。私が研究している方向性と同質といえば失敬に受け取られるかもしれませんが、原理的には同じです。
言葉を換えれば、合理性を追究すれば原理は一つにならざるを得ないだろうと思うのです。
率直に言えば、いろんな流儀、団体で無刀捕りの類いはよく披露されますが、私が納得できたのはごく少数でした。「これじゃあ、無理だろう」「こんなことしたら殺されるよ」と思う場合が多かったのです。
それは、実戦のリアリティーを知っているかどうか?の差が決定的にあるからでしょう。
何より、普通、70を超えたら単なる爺さんですよ。でも、光四郎先生の眼光に宿る殺闘気は、どんな格闘家や武道家にも出せない透徹した野性の戦闘オーラです。
殺人鬼の眼は狂気が宿りますが、武人の眼には侠気があります。どこが違うか?というと、暴力の悲しみを知っているかどうか・・・、つまり、慈悲心、情があるかどうかだと私は思います。
私が自惚れ屋が嫌いで、武術をダシにして文化人みたいな権威を纏う連中が嫌いなのは、武術というものの根底にある暴力の悲しみを自覚しているかどうか?という点です。
それが解っていたら、恥ずかしくって「俺は武術家だ!」なんざ~名乗れないでしょ?
『馬貴派八卦掌2』クエスト
李保華先生の馬貴派八卦掌の第二弾が早くも出ました!
「さあ、今度は八卦掌の基本套路の八母掌は全部やってくれてるのかな~?」と思っていたら、何と、第二掌の双換掌までしかやってくれていない・・・って、何それぇ~?
っつうことは、まさか八巻作るつもりなのぅ~?
・・・と、クエストの制作部の方から聞いて、ズッコケたのが、嘘偽らざるところです。
ま~、最初にそう聞いちゃったんで、あんまり期待しないで見たんですよ。ところが。
いや~、李先生の本気で教えるぞモードが凄い!
実にこと細かく解説して実演してくれているので、これなら何回か見れば誰でも覚えられるでしょうし、前回の単換掌の武術的実用法も実演してくれているので、李先生の実戦力の高さがより明確に判ります。
これなら完全独修が可能でしょう。
八卦掌の套路は覚えにくくて忘れやすいんですが、これなら繰り返し見れば、明確に覚えて、ちゃんと練習できます。
ちゃんと練習できれば、ちゃんと成果が上がるでしょう。
次の巻で残り六掌全部やると言われていますし、この二巻でみっちり練習しておけば馬貴派八卦掌の基本が体得できるでしょう。
大推薦!
私は木人椿で練習しま~す!
『富田高久 肥田式強健術 実践編』クエスト
伝説の超人、肥田春充が遺した超健康術、肥田式強健術の最も正統なる伝承をしている富田高久先生による解説指導です。
これもまた日本の武道業界で密かに囁かれていた幻の訓練法であり、丹田開発法として最も科学的なトレーニング法を作り上げた点で、肥田春充の名は東洋体育の歴史で革命家として刻まれるでしょう。
まだ知らなかったという人も是非!
“アフガンのサムライ”こと、田中光四郎先生が“最後の教え”として撮影に臨んだ作品です。
私が最初に光四郎先生にお会いしたのは、97年くらいだったかな~?と思います。
それから長いお付き合いになりましたが、現代で武を真っ当して生きることの難しさを身をもって示してくださった先生という印象があります。
ただ、自分の修行だけやっている分にはどうということもありませんが、慕ってくる人達に教えて組織となると、自分の思いとは関係のないところで意にそまないことも次々に起こる訳です。
私ですら団体を名乗ってからの15年は激動の人生?に思えるくらいですが、光四郎先生は比較にならないだろうな~と思います。
それでも、一貫して御自身の修行を真っ当してこられている男の生きざまを感じます。
それだけ日本男児にとっては“武”というものが崇敬の対象足るものであり、それこそ人生をなげうっても惜しくないと思える程の麻薬的な魅力があるのです。
何年か前に、女性記者の方から「長野さんが結婚したいと思っている女の人が、刀を捨ててくれと言ったら、どうするんですか?」と聞かれて、「そんな女は好きになりません!」と即答したら唖然としていましたが、はっきり言って、私は女性より刀が好き、武術が好き・・・という変態なんで、「日本刀なんて怖~い」みたいなこと言う女は一瞬で興味が無くなります。
最近は男でも「日本刀が嫌い」とかほざくヤツもいて、「バカモノ~! 貴様はそれでも日本男児かぁっ!」と、いきなり私の中の右翼が目覚めるのです・・・。
しかし、それはまあ、私が特殊なんであって、普通は武術より女が好きというのが正常です。
まあね~、私も戦隊やライダーはヒロインが美しいかどうかで一年間、見るかどうかを決めてるくらいなんですけどね。でも、やっぱり屈折してて、ヒーローに守られるか弱いヒロインは興味が無いんですよ。
えっと・・・まあ、それはそれとして、このDVD。ちまたで頻発する通り魔事件への心構えを養うには絶好です。
要するに、無刀捕りに特化した体術技法の訓練法から実践法までを体系的に教えていて、考えてみたら、こういう技法は極意の技として普通は隠したまま公開しないものなんですよね。
実際、できる人もごく少数でしょうし、技法として体系化している人もいないと思います。
私も研究はしていますが、ここまで体系化はできていません。その意味で、流石は光四郎先生だな~と、感心して拝見しました。
それにしても、よく工夫されているな~と感心するばかりです。私が研究している方向性と同質といえば失敬に受け取られるかもしれませんが、原理的には同じです。
言葉を換えれば、合理性を追究すれば原理は一つにならざるを得ないだろうと思うのです。
率直に言えば、いろんな流儀、団体で無刀捕りの類いはよく披露されますが、私が納得できたのはごく少数でした。「これじゃあ、無理だろう」「こんなことしたら殺されるよ」と思う場合が多かったのです。
それは、実戦のリアリティーを知っているかどうか?の差が決定的にあるからでしょう。
何より、普通、70を超えたら単なる爺さんですよ。でも、光四郎先生の眼光に宿る殺闘気は、どんな格闘家や武道家にも出せない透徹した野性の戦闘オーラです。
殺人鬼の眼は狂気が宿りますが、武人の眼には侠気があります。どこが違うか?というと、暴力の悲しみを知っているかどうか・・・、つまり、慈悲心、情があるかどうかだと私は思います。
私が自惚れ屋が嫌いで、武術をダシにして文化人みたいな権威を纏う連中が嫌いなのは、武術というものの根底にある暴力の悲しみを自覚しているかどうか?という点です。
それが解っていたら、恥ずかしくって「俺は武術家だ!」なんざ~名乗れないでしょ?
『馬貴派八卦掌2』クエスト
李保華先生の馬貴派八卦掌の第二弾が早くも出ました!
「さあ、今度は八卦掌の基本套路の八母掌は全部やってくれてるのかな~?」と思っていたら、何と、第二掌の双換掌までしかやってくれていない・・・って、何それぇ~?
っつうことは、まさか八巻作るつもりなのぅ~?
・・・と、クエストの制作部の方から聞いて、ズッコケたのが、嘘偽らざるところです。
ま~、最初にそう聞いちゃったんで、あんまり期待しないで見たんですよ。ところが。
いや~、李先生の本気で教えるぞモードが凄い!
実にこと細かく解説して実演してくれているので、これなら何回か見れば誰でも覚えられるでしょうし、前回の単換掌の武術的実用法も実演してくれているので、李先生の実戦力の高さがより明確に判ります。
これなら完全独修が可能でしょう。
八卦掌の套路は覚えにくくて忘れやすいんですが、これなら繰り返し見れば、明確に覚えて、ちゃんと練習できます。
ちゃんと練習できれば、ちゃんと成果が上がるでしょう。
次の巻で残り六掌全部やると言われていますし、この二巻でみっちり練習しておけば馬貴派八卦掌の基本が体得できるでしょう。
大推薦!
私は木人椿で練習しま~す!
『富田高久 肥田式強健術 実践編』クエスト
伝説の超人、肥田春充が遺した超健康術、肥田式強健術の最も正統なる伝承をしている富田高久先生による解説指導です。
これもまた日本の武道業界で密かに囁かれていた幻の訓練法であり、丹田開発法として最も科学的なトレーニング法を作り上げた点で、肥田春充の名は東洋体育の歴史で革命家として刻まれるでしょう。
まだ知らなかったという人も是非!
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