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ほびっと村“沈身”講座

 まずは、一曲・・・。

『かえせ! 太陽を!』

 鳥も~、魚も~、どこへ行ったの~? トンボも蝶も、どこへ行ったの~?

 水銀、コバルト、カドミウム~、鉛、硫酸、オキシダン~。

 シアン、マンガン、バナジウム~、クロム、カリウム、ストロンチゥ~ム。

 汚れちまった、海~。汚れちまった、空~。生き物み~んないなくなって、野も山も黙っちまった~。

 地球の上に誰も~、誰もいなけりゃ、泣くこと~も、できない~。

 返せ(返せ)、返せ(返せ)、緑を青空を、返せ(返せ)、返せ(返せ)、青い空を返せ(返せ)、返せ(返せ)、命と太陽を、返せ(返せ)、返せ~・・・。


 はい、『ゴジラ対ヘドラ』のテーマ曲でした。

 久々に日本映画専門チャンネルのゴジラ特集で見て、うろ覚えのところを書き留めてみたんですよ。

 そうしたら、奇しくも福島原発事故に対する自民党政権の対応への批判にも、そのまま通じるような気がしたんで、書いてみました。

 この作品が出た当時の日本は、水俣病、イタイイタイ病、光化学スモッグなどの公害問題が社会問題視されていて、第二シリーズの『ゲゲゲの鬼太郎』『ドロロンえん魔くん』『帰ってきたウルトラマン』『宇宙猿人ゴリ』などに公害をモチーフにした妖怪や怪獣が出てきていました。

 ヘドラはその中でも極め付けでしたね。

 公害という言葉はその後、環境汚染という言葉に変わっていきましたが、無くなってしまった訳ではありません。

 むしろ、当たり前になって目に見えない形で浸透してしまったような気がします。

 原発だって夢の未来エネルギーで科学技術の最先端みたいに喧伝されていたのに、こんなにも脆く杜撰で始末におえない代物だったとは・・・?

 目先の合理性、目先の経済性ばかりを追い求めて、「小さなことに拘泥するな!」と男らしく突き進んできた日本の経済戦士たちが作り上げた繁栄の陰に生まれた毒の花。

 失敗に学ぶから失敗は価値がある訳です。失敗に学ばず、なおも同じやり方を続けようとする連中をリーダーに置き続ける日本国民もまた、同罪でしょう・・・。



 さてさて、20日は西荻窪ほびっと村での三カ月に一回の講座でした。小塚師範以外の主要な会員が都合で来れなかったので、いつもよりは少な目の人数でしたが、初参加の方もいて楽しくやれました。

 沈身がテーマなんで、重心を沈めることが技の威力と質にどう変化を及ぼすか?ということを説明しながら指導しました。

 この技術は日本人に最も向いているやり方で、韓国人や中国人などの同じモンゴロイド系の人種が重心が腰高なのと比べても日本人が体型的に向いているんですね。

 以前、在日コリアンと噂される人の内家拳演武を見た時、身体の外側だけ動かしていて内家拳の神髄である“内功”の働きはありませんでした。

 見る人が見れば一目瞭然で、「やっぱり体質的な向き不向きというのはあるもんだな~?」と思いました。

 良いとか悪いとか言ってるんじゃありません。人種による適性というのがあるという意味で、それは個性を尊重することに繋がっていくべきだと思います。

 香港映画で活躍する蹴り技の名手は、実はコリアン系の人が多かったりします。タン・トウリャン、ブルース・リャン、ウォン・チェンリー、ウォン・インシック、カサノバ・ウォンもそうだったっけ?

 蹴りが得意な人は総じて重心が高いです。日本武術に蹴りがあまり無い(空手は琉球だからね)のは、重心が低い点も関係あるでしょう。

 例えば、私は手足が短く、ずん胴体型の昔の日本人風なんで、長拳とかテコンドーは向かない。居合や合気に惹かれるのも体質的なものでしょう。本来は打撃系そのものが向いていないのかもしれません。

 だから、打撃は寸勁を使うように工夫したのも、無意識的に自分の体型に合うやり方を自然に求めたんでしょうね?

 今回は、空手、太気拳をやっている方が参加されて、私が書いてきていることが本当なのかどうか?を自分で受けてみて確かめたかったと言って来られていました。

 直に手を合わせてみれば、技の威力と質、戦闘法の違いくらいは判るでしょう。


 話は変わりますが、講座が終わって帰ると、過日、陽明学の林田明大先生の御紹介で宇城氏のことについて聞きに来られた方から電話が入っていました。

 私、疲れて爆睡して気づかずにいて、深夜に確認したので、翌日の昼に電話して話を聞いてみました。

 何でも、宇城塾を辞めたそうでした。

 遠方から通って熱心にやっていたそうなので、お金も相当に使っていた様子ですし、決心もいったでしょう。でも、私の提示した宇城塾の問題点について彼なりに考えて、結論を出したそうです。

 林田先生と一緒に会った時点では、まだ、そこまでは決めていなかったし、単純に私に話を聞きたいということでした。

「本当のことが知りたい」ということだったので、「私の言ってることを信じる必要はありません。ただ、私は武術業界でいろんな人から聞いた話をそのまま話すだけですから、嘘か本当かは(先方に)聞いてみたらどうですか?」と、ことわっておいて話しました。

 信じる信じないという感情の問題にしたくなかったからです。

 その日は宇城塾に参加する日だったそうで、時間が余っていたので、事務所で技術論をしました。ちょっと実演解説したら、ビックリ仰天されていました。

「宇城氏しかできない神業なんだ」と思い込んでいたのでしょう。原理が判らなければ神業と思い込んでも無理はありませんが、私が、あまりに簡単に実演解説してしまったので、「こんな簡単なことなんですか・・・」と、呆然とされていました。

 これは大抵の人が同じ反応をしますね。武術は、論より証拠です。どれだけ私を嫌っている人であっても、私の武術の技を分析し再現し、第三者に体得させられる能力に関しては否定できない・・・というのが斯界の間で噂されているそうです。

 もし、私が口先だけだったら、とっくの昔に潰されてるでしょう。匿名で嫌がらせしている人達も心の底では私が言ってることが事実なんだと認めているのでしょう。感情的に否定したいだけだから、まともな手段で反論しないんですよ。

 私を嫌っている人が最も熱心に私の本を読んでいるというパラドックス・・・ストーカーの心理ですね。

 それはそれとして、彼は自分のフェイスブックで宇城塾に対する疑問を書いたみたいですね。真っ当な批判を掲げて、堂々と反論し真実を示してくれることを期待したのでしょう。そうでなければ、書けませんよ。

 私は彼の気持ちが凄くよく解ります。昔の自分がそうだったから・・・。

 ところが、宇城塾の事務管理をしているK女史から電話がかかってきて「今後、宇城塾について一切、書かないように」「塾で出会った人達と接触しないように」と、脅し?めいたことを言われたそうで、「誰から(塾の内部事情について)聞いたのか?としつこく聞かれたので、長野先生のことを喋ってしまいました。あの様子だと長野先生の方にも御迷惑がかかるかもしれないので・・・」と、責任を感じて一報してくれた様子でした。

 私の名前を聞いて、“あ~、あのトラブルメイカーか?”みたいな嘲笑する声が電話の周囲で聞こえたそうで、スタッフが揃ってる中でK女史が代表で電話したのでしょう。

 彼は私に対して申し訳ないことをしてしまった・・・と思ってくれたらしいのですが、彼に話す時に、「これは俺から聞いたと喋っちゃって構わないからね。俺は陰口たたくの嫌いだし、宇城さんのやり方は問題があると思ってるから、誰かが指摘しないとダメでしょう?」と言っていたので、「気にしないでね」と言っておきました。

 それにしても、K女史には二十年近く前になりますか? まだスタンレー・プラニンさんがトップで合気ニュース社だった頃に2~3度、会ってるんですが、非常にほんわかした可愛らしい印象の人で、とても、脅し文句を吐くような人には思えません。

 甲野氏の件で揉めてたから喧嘩別れの形にはなりましたが、私個人の印象として、「信じ込みやすいタイプなんだろうな~?」とは思うものの、そんなに悪い印象は持っていないんですよ。なので、ちょっと驚きました。スタンレーさんが離れた理由も想像がつきますね。

 甲野氏を切り捨てた時(いきなり誌面から本やDVDの広告が無くなってビックリ! 宇城氏の悪口言って激怒させたそうな・・・)は、「ほ~れ、見ろ。俺の言った通りになったじゃ~ん」と、してやったりの気分でしたが、都合の悪いことは隠せばいいと思っているのでしょうか?

 隠せば隠す程、憶測が広がってしまうという読みが何故、できないのか?

 私が、何故、そんな裏事情を知っているのか?ということを、ちょっと考えてみたら、“それだけ業界に噂が広がっている”という証明でしょう? 人の口に戸は建てられないというものです・・・。

 武道の業界は狭いですから、あっちこっちから色んな噂を聞きました。面と向かって言う人はいないでしょうが、「あそこはカルトだよ」と笑って言っていた人もいます。自覚しておくべきだと思いますね。

 いやはや・・・しかしま~、電話で事情を聞いていて、これは私が想像していた以上だな~?と思いました。

 彼が指摘している内容が嘘・間違いであれば、「それは違いますよ。本当のことはこうです。貴方は長野に騙されているんです!」と、K女史から真相?を告げてあげればいいだけの話でしょう? 何で、そうしないのか?

 そこは否定しないまま、「男らしくない」とか「人間が小さい」とか人格攻撃しかできない。それでは認めているのと同然ではないでしょうか?

 また、自分じゃなくてK女史から言わせている宇城氏の方が、遥かに男らしくないし、人間が小さいように思うのは私だけでしょうか?

 先日、セミナーの後で、数見先生が刀禅の小用茂夫先生に学んでいるということを知って、「あ~、良かった。小用先生なら数見先生を利用して自分を売ろうとするようなゲスな真似はしないよ」と言っていたんですよ。

 どんな綺麗言を並べたところで、今現在の宇城氏のやってることには疑問しか感じられません。真っ当な修行者なら、そう思うでしょう。

「真摯な武の修行を志す人間ではなくなってしまった」と、哀しい顔で去っていったお弟子さん方や、「宇城くんは、あのままではいかんな~」と心配したまま亡くなられた座波先生の気持ちを察する謙虚な心を失ってしまっている。

 よくある話ですが、あれだけの実力を持ちながら、もったいない話ですね?

 こういう事情を話してくれた彼は、最後に私に習いたいと申し出ました。「宇城先生に勝てる実力になりたい!」と・・・。

 やっぱり、悔しかったんだろうな~?

 彼は昔はヤンチャしていたそうで、柔道やボクシングにも打ち込んでいたそうです。が、武術という未知の技術を使われたら勝てないでしょう。

 まあ、武術の世界は、実力がものを言う世界ですからね。「いくら正論を言っても宇城氏に勝てないのでは負け犬の遠吠えにしかならない」と考える訳でしょう。

 彼の名誉のために書いておきますが、林田先生が推薦するだけあって、正義感と気骨のある男です。今時、珍しい傑物だと思います。

 彼は、決して宇城氏を裏切った訳ではなく、勇気を以て是非を質したんですよ。その真摯な態度を受け止めようとしない宇城氏には、確かにもう、他者の意見に耳を傾ける謙虚さは無くなってしまっているのかもしれません。

 だとするなら、もう何を期待しても無駄でしょう。

 所詮、修行は他人の手を借りることはできません。離れるべき時期だったのでしょう。

 彼は、何年か先には、きっと世に名を成すでしょう。

 私は武術と駄文書く以外に能の無いダメ人間ですけど、一寸の虫にも五分の魂はあります! 

「よし! 任せろ。勝てるように教えてやる!」と、答えておきました。


 余談ですが、「達人に習えば自動的に自分も高いレベルになれる」と考える人が多いですが、そういうのは見たことありません。達人の弟子は師匠の半分もできるようになればマシ・・・という程度で終わるのが圧倒的に多い。

 心酔しているうちは、絶対、その人には及びません。無意識のうちにストップかけてしまうからでしょう・・・。絶対、追い越してやる!という執念が大切です。

 この論理からいくと、「名人に習えて幸せ~」・・・みたいな連中は百万年修行したってものになりません! 依頼心の強い小判鮫みたいな人間は、独り立ちできない。

 宇城氏を世に出した甲野氏が一つだけ宇城氏に勝てるのは、甲野氏が自分の帝国を築こうとせず弟子をどんどん独立させている点でしょうね。支配欲が無いだけ害が少ない。

 人間だから、パーフェクトな訳はないんですよ。生涯無敗と言われた国井先生や佐川先生にだって負けた秘話はあるんです。

 武術業界は玉石混淆です。それも、大抵は“石”です。有名だから名人なんだと思うのは大きな誤解です。

 選ぶのなら、自分の負けた話を平然とできるような先生を選ぶのが賢明ですね。負けた話を隠さずできる人は現実をちゃんと見てるし、捨て身になってる証拠で、実際、本当に強い人はこういうタイプです。

 自分を大きく見せようとする人間は、器が小さいんですよ。

 亡くなられた松田隆智先生が嘆かれていました。「専門雑誌が、次々に持ち上げて紹介するから舞い上がって自分を見失ってしまうんだ」と・・・。


PS;『游心流武術健身法外伝 武術秘伝セミナーDVD先行予約販売開始します! 読み(目付け)・寸勁・打撃秘訣・多人数崩しの原理・空中合気の原理・縮地法の原理・詠春拳暗腿法・・・等(宇城氏の神業の仕組みも解説)を収録し、二枚組の予定です。2万5千円(税込み)です。今回は限定販売とします。100組まで達したら販売を打ち切りますので、御希望の方はお早めにお願いします。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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