コンテントヘッダー

五月セミナー『剣体一致』

 五月の月例セミナーは、剣術と体術の関連について解説し、最終的には無刀捕りができるようにお教えします。

 まっ、こういう具合に書くとビビッてしまう人もいるかもしれませんが、無刀捕りには純然たるコツがあり、これを知っていれば、そんなに難しい技でもありません。

 無論、ブンブン振り回しているのを取り押さえろと言ったら達人でもできるかどうか?というくらい難しくなりますが、人間、最初から最後までブンブン振り回せる訳ではなく、振る直前と振った直後は動作が途切れる瞬間がある訳です。

 そのタイミングの捕らえ方が無刀捕りを練習する最大の意味であり、それが“読み”に直結している訳です。

 つまり、読みの訓練として無刀捕りは一つの完成形と考えることもできます。

 素手で刀を奪えるのなら、剣で剣を制するのはもっと簡単な筈ですし、刃渡り70cm前後の刀を奪えるのなら、ナイフや包丁なんか屁でもない?という具合に精神的余裕が生まれていく訳です。

 さらに言えば、日本刀を素手で奪えるくらいになれば、素手のパンチやキックは、すかしっ屁ほどにも感じない・・・という具合になるでしょう。

 私が武術に絶大の信頼を持つのは、“読み”を駆使するからであり、個別の技ではありません。

 相手の攻撃が読めれば、対処法はいくらでも工夫できます。

 何故、その点に言及する人がほとんどいないのか? 私は不思議で仕方がありません。

 恐らく、“読み”の習得法を知らないから感覚的にこなしているだけで、戦闘理論として明確に説明できないからなのでしょう。

 仮に、“読み”って何?と言っている人がいたら、その人は武術の本質をまるで解っていないと考えて間違いないでしょう。

 一時期、「武術とは身体操作法である」と勘違いする人が続出しました。

 今でも、そんなことを言っている人がいますが、“身体操作法”というのは百の流儀があれば百通りのやり方があるのであって、唯一絶対の正解がある訳ではありません。

 身体の使い方というと、あまりにも漠然とし過ぎています。

 一口に武術といっても多種多様な流儀があって、それぞれ特徴的な身体の使い方を伝えているのですから、そもそも何の理論的裏付けにもなりません。

 極論すれば一人一人全部違うのです。

 誰でも柔道と空手が全然、身体の使い方が違うことは判るでしょう。

 空手とボクシングだって違いますね?

 これは踊りで考えれば判りやすいかもしれませんね。

 バレエ、フラメンコ、パントマイム・・・、みんな違いますね?

 では、共通点は無いのか? もちろん、あります!

 それが今回のテーマである「剣体一致」です。

 外見上、まったくの別物に見える剣術と体術を原理的に一致させるものが何か?ということを、今回は解説指導するつもりなのです。

 それは人間の身体そのものであり、身体の機能性に着目した合理的な動きについて考えられたものが武術なのだ・・・ということを明らかにしたいと思っています。


PS;新作DVD、完成しました! 4時間近くの膨大な内容ですが、意外と退屈せずに見れると思います。特に数十人を崩す技?などが、気のパワーによるのではなく具体的な身体技術で簡単に体得できるものだ・・・という点は見物じゃないかと思います。

20140505_001.jpg
関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

FC2カウンター
リンク
最新記事
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索