コンテントヘッダー

七月「合気と化勁」感想

 七月は合気と化勁についてやりました。

 が、定番中の定番、合気揚げは、今回はやりませんでした。

 いきなり、原理を教える実験から、そのまま応用技に入ったんですね。

 というのも、もう、いい加減に合気揚げ一辺倒のやり方を変えたかったですし、使えない技の“稽古のための稽古”をやるのは、無意味だと思ったからです。

 けれども、初参加の方や久しぶりの参加の方もいて、最後の質問時間で、合気揚げについて質問してこられたので、取り敢えずはやりました。

武術のコツ』では合気揚げもやっていますが、DVDを見ながら真似してもらえば簡単にできると思うので、そこはもう卒業して欲しいというのが本音です。

 映像でやっていることをセミナーでまでやっても時間の無駄だと思うからです。

 武術にあまり詳しくない人は、未だに合気揚げに対する過剰な幻想があるのかもしれません。

 しかし、その手の本や映像で示される合気や気で触れずに倒したり操ったりする技は、ほとんどが師匠と弟子の間の催眠暗示による過剰反応(条件反射)であり、むしろ、経験の無い人にはまったくかからなかったりするのです。

 下手をすれば、甲野氏のところみたいに、熟練すればする程、実用から離れてしまい、「自分が弱くなっているのに気づかない」という、実に困った事態に陥らないとも限りません(失礼だと思うかもしれませんが、事実ですよ)。

 例えば、私が木村達夫氏の合気揚げを封じた・・・と書いている点から、「長野先生は凄い!」と単純に思い込む方も何人もいらしたんですが、どんな高度な技でも原理が解ってしまえば封じる対策は簡単にたてられます。

 無論、当然ながら、木村氏もその後は対策を講じて技も格段に進歩されているだろう?と思いますから、今、やったら、どうなるか判りません。

 ですから、私の強さの証明でも何でもないのです。強いて言えば、木村氏が私をライター風情と侮って、何度も実演してみせたのが迂闊だった・・・とは言えると思います。

 専門雑誌や本に書かれていることなんか信じてはいけません! そこには、“宣伝”がからんでいるからです。「こんなもん、通じないよ」と言いながら、「凄い達人だ!」と書くのが常套手段なのだという点を、心しておかねばなりません。

「長野先生はどうして『秘伝』とか出ないんですか?」と聞く方もいますが、出ないんじゃなくて、出られないんですよ。

 私は本当のことを書いてしまうから、武道マスコミにとってはアンタッチャブルなんですよ。

 余談ですが、私は、実際に見れば、大概の技のメカニズムは読み解く自信があるので、即座に対策を講じることも可能です。

 セミナー中、「岡本正剛先生がこんな具合に技をかけていたんですが・・・」と、かけてみせてくれと言われたんですが、できませんでした。

 何故なら、私が見たことがないからです。見たことがあれば、ある程度はできるのではないか?とは思いますが、何とも言えません。

 ただ、岡本先生の演武を映像で見ると、確かに術理はしっかりしていてヤラセではありませんが、お弟子さんが過剰反応していて大袈裟にかかっているので、その分は差っ引いて見なくてはいけないと思います。

 このような過剰反応は合気武道や内家拳、気の武道の多くに見られます。これは精神作用なので、身体技法で解釈することは不可能です。

 大ざっぱに言うと催眠術にかかった状態です。

 だから、かかる人とかからない人に極端に分かれるのです。

 また、催眠暗示系の武道は多数の人で練習することで伝染していく傾向があります。

 伝染(ウツ)るんです。

 熱狂的なカルト団体で起こりやすい。私が最近、宇城氏を批判しているのも、このような集団催眠状態に陥っていると思うからです。


 今回、セミナー終了後に喫茶店で参加者とお喋りしていた時、私がブログで誉めて書いていたある団体の支部に入会した方が、指導者の人格に不審を感じて離れた旨のことを話してくださいました。

 私はその団体の代表師範と親しくさせて戴いていて人格的にも尊敬できる方なので、正直、ショックでした。

 その師範に直接学んでいたら、そんなこともないだろう?とは思うのですが、人格破綻者に支部を任せている時点で管理能力の欠陥を否定することはできないでしょう。

 少なくとも、私が「ここは良いですよ」と勧めた言葉を信じて入門し、嫌な思いをされたのは私にも大いに責任があると思います。

 今後は安易に他の道場を推薦することは慎もうと思います。

 申し訳ありませんでした!


・・・かと思えば、私が鳥居先生を誉めて書いていたのを読んで、鳥居先生のところに行って、喜ばれた方からの御礼のメールも頂戴しました・・・。

 う~ん・・・どうしたらいいかな~?

 取り敢えず、私の言葉を鵜呑みにすることなく、実際に道場を見学してみて自分に合うかどうかを考えて入門されることをお勧めします。



 さて・・・と。

武術のコツ』の感想をいくつか戴きました。それでDVDも注文くださる方もおられます。バカ高いなりの内容にしているつもりですので、満足しては戴けるかな~?と。

「今回、発売された「重心力を極める武術のコツ」も合理的でわかりやすく楽しく拝見できました。今回注文をしたDVDもとても楽しみにしております。今後とも先生の御活躍を御祈り申し上げます」M様

「(抜粋)長野先生の書籍は丹田、ヒケツ、シクミも持っておりますが、今回は何よりも実際の映像がついており非常に面白かったです。いやぁ、素晴らしい!の一言です。」F様。

「いや~、面白かったです。特にNさんは凄いですね~。でも、『秘伝神業』を先に見ていたから、ちょっともの足りなかったです。(当たり前じゃん。値段が全然違うんだから・・・)」Iさん(会員)


追伸,新道場、ただ今、個人指導でしか使っていませんが、近々、試斬りの会・武術整体の会・太極拳と八卦掌の会・詠春拳の会・新陰流稽古会を発足しようと思っています。うちの会員は他流のエキスパートも多いので、やろうと思えば、いろいろできますからね。


※※※ 事務局CM ※※※
ほびっと村講座『游心流武術』 7/20(日)13時から15時
・参加費 3,000円
・予約不要
関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

FC2カウンター
リンク
最新記事
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索