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詠春拳の推手

 20日のほびっと村は、新刊発売記念と銘打ったんで、さぞや人がいっぱい?と思っていたら、最近では最も少なくて、呆気に取られてしまいました。

 人数が少ないとやる気が出ないんですが、今回は本格的にキックをやっているらしい人が参加されていたので、予定していた見せ芸ではなくて、脱力技法の沈身の原理を使った裏技ばっかりやりましたよ。

 何か、最近、安全な技には興味がなくなってきてたんですが、一応、合気揚げも今回はやりました。そうしたら、何か、その方は「面白~い」と喜んでいて、エッ?と思いましたけどね。

 ベチャッと潰す技よりも、フワッと浮かされる技の方が無重力感覚とでもいうか、体感覚として気持ちがいいのかもしれませんね?

 やっぱり、これはこれで追究するのもいいかも?

 ちなみに“ヘドラ投げ”を実演したら、カッコイイ~!と言われました。


 さて、27日の詠春拳セミナーでは、太極拳や意拳の推手、沖縄剛柔流のカキエーに相当するチーサウをやるそうです!

 クエストから出ている山田師範詠春拳DVDも絶賛発売中ですが、うちから出している自主製作版も、地方で詠春拳を学んでいる方からの注文が何度もあり、「用法がわかって良かった」という感想を戴いています。

 ところで、クエストDVDの中で、山田師範が“美体操”について解説している部分について、質問がありました。

「丸める反る・伸ばす縮めるって、これは伊藤昇先生の胴体力トレーニング法が元ネタじゃないのか?」とのことです。

 要するに、“パクッてんじゃないの?”という御質問なんですが、これは私も山田師範に聞いたんですね。

「僕も胴体力を見てビックリしたんです」とのこと・・・。

 山田師範が指導している美体操は、アメリカ在住時に学んだジャイロキネシスがベースだそうです。

 ジャイロキネシスはハリウッドセレブが実践していることで、最近、日本でも知られるようになってきました。カルチャースクールなんかでもチラホラと教えるところが出てきています。

 これは確認しておらず私の推測に過ぎないのですが、欧米のこの手のエクササイズは、フェルデンクライス身体訓練法の影響を受けたものが多いのですね。

 で、ジャイロキネシスがフェルデンクライスの影響を受けているとすれば、疑問は氷解します。

 何故なら、胴体力トレーニングの創始者である故・伊藤昇先生は、フェルデンクライス身体訓練法を熱心に学んでいたからです。

 伊藤先生が沖ヨガのインストラクターで、甲野善紀氏が高校生の頃に学んでいたというのも知る人ぞ知る事実ですが、このような事情は、現在、胴体力トレーニングを指導している伊藤先生のお弟子さん筋の方々には、どこまで知られているのか不明です。

 例えば、私が神秘学や精神世界やトランスパーソナル心理学、宗教哲学なんかに割りと詳しいということはうちの会員のほとんどが知りませんし、その方面の専門家とどの程度の付き合いがあるのか?というのも話していないので、誰も知らない筈です。

 そもそも武術の学問的知識に関しては講義らしいことをしたこともないので、会員のほとんどがその方面の知識がありません。せいぜい、本に書いている事柄くらいでしょう。

 でも、考えてみてください。そういう方面に詳しくなかったら、ほびっと村で講座開いたりしてませんよ。

 ほびっと村は日本の精神世界、ニューエイジ・ムーブメントの発信地として出発し、今もメッカだからです。

 先日、従兄弟と話していて、変性意識がどうこうと言い出したので、「アルタードステーツね・・・」と言うと、驚いた表情をして、「もしかしてオショーとか知ってる?」と聞くので、「あ~、オショー(バグワン・シュリ)・ラジニーシでしょ」と答えると、突然、尊敬の眼差しになりました。

 この従兄弟は宮台シンジ先生の熱烈ファンで思想的なことをよく口にしており、ちょっと世の中を斜めから見る癖があるんですが、どうやら、私がそんな前衛思想的なこととか知ってるとは思わなかった様子でした。

 私の学生時代はポストモダニズムの現代思想ブームがあった頃で、クリシュナムルティやラジニーシの翻訳本もわんさか出版され始めていました。

 ニューサイエンスの最盛期でもあり、宗教哲学と量子物理学が繋がりをもって語られるようになったりしていました。

 サイコセラピーやヒーリングも出始めた頃で、自己啓発セミナーやマルチ商法、新興宗教も活発でした。

 時代はバブルの絶頂期を迎えつつあったのです。

 ちなみに、この頃に新体道が絶頂期を迎えており、気で触れずに倒す武道が雨後の筍のように出始めていました。

『武術』や『合気道マガジン』が精神世界と武術の関連を特集し、気功が注目を浴びるようになりました。

 この時期に武術に目覚めた人が多かったのではないか?と思います。

 しかし、その後も続く問題点が定着してしまいました。

 要するに、現実逃避で武術に耽溺するファンタジー武術愛好家が増殖したのです。

 今日、武術が大きな誤解をされているのも、この時期に始めた人達の存在が大きく関わっていると思います。


 余談が過ぎましたが、27日の詠春拳・美体操・ベリーダンスエクササイズのセミナーを宜しく!・・・と書くつもりだったのに、えらい脱線しちゃいました。テヘッ・・・。


PS;『水軍の活躍がわかる本』(鷹橋忍著・KAWADE夢文庫)という文庫本を、ちょこっと手伝ってます。良かったら、是非、お買い求めください。私が書いたところを当てた方には粗品を進呈するかも?

PS2;日本映画専門チャンネルでやっているゴジラ特集を見ていて、いろいろ発見がありましたよ。例えば、ギレルモ・デル・トロ監督の大怪獣映画『パシフィック・リム』のタイトルが今いちピンと来なかったんですが、『キングコング対ゴジラ』に出てくるパシフィック製薬が元ネタだったのかも?とか・・・。『ゴジラファイナルウォーズ』でアンギラス・ラドン・キングシーサーが一緒にゴジラに襲いかかってくるシーンをよく考えてみたら、三匹ともゴジラの相棒となってキングギドラやガイガン、メカゴジラと戦った仲間じゃ~ん?とか・・・。25日にはギャレス・エドワース監督のゴジラがようやく公開されるんで、楽しみです!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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