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練習項目について

 游心流は、現在、本部道場(相模原市淵野辺)、相模原千代田メイプルホール、相模原橋本支部東京支部横浜支部と、健身法の研究団体である体道塾と、関連団体である幸手支部(詠春拳・美体操・その他)があり、三カ月に一回、西荻窪ほびっと村学校で講座をやっています。

 私(長野)が教えているのは、本部メイプルホールほびっと村の三つで、各支部は支部長に任せています。

 会員で支部活動をやりたい人は、私に申告してもらえば、大体、勝手にやってもらっても大丈夫です。上納金も取ってませんから、同好会的にやりたい方は御相談ください。

 ただ、やはり、游心流を名乗って戴く以上は、まともな社会常識を持ち併せていてくれないと困るので、以前、何人かは断ったことがあります。

 断った人達は仲間を集めてやっていたそうですが、その後、一人減り二人減りして解散してしまったらしいです。

 これは技の問題ではなくて、社会常識から外れた考え方だったからだろうと思います。

 特に気功系の訓練をしていてそうなる場合がありますから、そうなりそうな人には許可しないようにしています。

 それと、会員で私の知ってる技を全て教えた人はいません。

 どうしてか?というと、武術の技だけでなく周辺領域の知識も必要になるからです。

 私はオタクで、しかも40年も続けてきていろんな経験をしているので、経験の無い人に伝えるのは問題があるか?と考えて教えなかったものも少なくありません。

 斯界の第一人者とされる先生方には大抵会っていますが、武術全般の知識と見識に関しては私以上に精通している方はおられませんでした。無論、実力では遠く及ばないのですが・・・。

 私は運に恵まれたのだと思っています。出会った方の多くが、自分から探して会いに行ったのではなく、たまたま出会っているからです。

 こういう“引き寄せの原理”みたいなものは事実、あるとしか言えません。

 例えば、数年前に青木宏之先生の事務所で松葉国正刀匠が試し斬り用に作った刀を見せてもらった時に、何故か、「あっ、この刀は、いずれ俺のところに来るな・・・」と、直感的に思ったのです。

 が、その後、本当に青木先生からプレゼントしてもらって、「やっぱりな~」と思ったものでした。

 弟子以外で青木先生から刀をプレゼントされたのは、多分、私くらいなのではないか?と思っていますが、そのお気持ちを裏切るような真似だけはするまいと思っています。

 武道の世界で刀を贈るということは、戦国武将が刀を授けるのと同様の意味があると私は思っています。

 それこそ特別な意味があるのです。

 青木先生にはその後も小烏丸作り(切っ先両刃作り)の刀をプレゼントしてもらいました。この刀も試し斬りに使ってみたら恐ろしい斬れ味で驚きました。

 やっぱり、見た目より斬れ味を求めてしまいますよね~。切れない日本刀なんて見せかけだけの武術みたいなものですから・・・。


 さて、「游心流で学ぶ内容はどんなものか?」と、よく質問されるので、かい摘まんで解説してみます。

 まず、基礎錬体。これが最も重要です。

 スワイショウ、立禅、三元試力、丹田歩法、這い、練り、揺身歩、蛟竜歩、走圏。

 これらは一人で地道に練習してもらうことで、「脱力し、身体を骨盤から動かして全身を協調連動させる」という身体の動きの基本を作り上げてもらうものです。

 筋トレをやらない代わりに、この基礎錬体をみっちりやってもらえば、ずっと大きな力を生み出せるようになります。必要十分な筋トレも賄えますから、筋トレやるくらいなら、基礎錬体をやった方が、ずっと効果的です。

 特に、立禅は体幹部の筋トレになりますし、這いは足腰を異常に強靭にします。無論、どちらも30分以上やればの話ですが・・・。

 次に対錬です。これは二人組んでの約束一本組手です。

 これは、読みと交叉法の訓練なので、個々の型を覚えることには意味がありません。将来的には変える可能性があります。

 しかし、基本的な戦闘法の理合を学ぶには大切な練習法です。

 初級は無構え、中級は太気拳か形意拳の三体式で構えてやります。

 上級の対錬は居合術で“独己九剣”という特殊な組み太刀の型にしていますが、無刀取り、素手での体術拳法、その他の武器術でも応用できる汎用性の高い型です。ある意味、これが游心流のエッセンスのオリジナル型です。

 ただし、理合は素手と同じで、一番目と二番目の“左剣”と“右剣”さえ、しっかりできれば、後は応用発展形に過ぎません。

 この型は、強いて言えば、鹿島神流の抜刀型から工夫していますが、無構えから体捌きしながら抜刀し抜き付ける・・・という点が特徴で、一般の居合剣術とは大きく意味が異なっています。

 やはり、型の所作にはあまり意味がなく、読みと交叉法の理合に“抜刀”と“体捌き”を組み入れたもので、その意味では初級、中級の素手の対錬型と本質的には変わりありません。

 極論すれば、独己九剣の形式で手裏剣やピストルのクイックドローもできるのです。

 居合術の型が、そのまま無刀取りの技になる・・・というのが“売り”なんですが、本来の日本剣術はそういうものなのではないかな~?と思っていたから、作ったんですね。

 ところが、この推論は間違っていなかったようで、新陰流転会の渡邊忠成先生が、まったく同様に剣術の型の応用で無刀取りを見せておられて、非常に感動したものでした。

 自分が剣の理想として考えていたことを実際に演じてみせられたのですから・・・。

 いやはや、やはり日本の武術は剣を知らねば解らない・・・という私の考えは間違っていませんでした。ただ、渡邊先生以外にそれをできる方がおられるのかどうかは判りませんが・・・。

 この独己九剣に関しては、北島師範がよく体得してくれました。


 基本的には、ここまでが一般のカリキュラムです。

 補助的なものとしては、圧腿・真向法・独脚法・肩甲骨の柔軟法・刀の素振り・刀の抜き納め・差し手・推手があります。サンドバッグトレーニングや木人トレーニングもやる予定です。

 武術の型練習は、空手(ナイハンチ・サンチン)、太極拳、形意拳、八卦掌、詠春拳などをやりますが、太極拳と八卦掌以外は個人練習の範疇です。

 武器術は、棒手裏剣と真剣でのマキワラ試し斬りをやります。真剣は私の所蔵している刀でやります。

 その他には、半棒、杖、槍、薙刀、中国剣、中国刀、釵、トンファー、ヌンチャク、三節棍、八斬刀、九節鞭、子母鴛鴦鉞、鎖鎌、万力鎖、手鉤、南蛮千鳥鉄、峨嵋刺、カリスティック、カランビットナイフ、バリソングナイフ、ダガー、鉄扇などの扱い方を学びます。

 また、現代戦闘では避けて通れない銃の操作法も学びます。これはガスガンや電動エアガンなどが本物と遜色の無いトレーニングガンとして実際の特殊部隊の訓練でも使われているくらいなので、これを利用して基本的使い方を覚え、有志で年一回程度はグァム島に射撃ツアーに行きたいと思っています。

 リボルバー、セミオートピストル、ポンプ式ショットガン、ボルトアクションライフル、レバーアクションライフル、サブマシンガン、アサルトライフルくらいが使えれば、大丈夫でしょう。

 それから、現代日本で最もリアリティーがある護身術という点で、身の回りの物を咄嗟に利用する術も指導します。意外に、これが一番、役立つと思いますね。

 そして、今年から力を入れていくのは、“健身法”です。

 健身法は予防医学と伝統的な本治療法を組み合わせて体道塾仁平師範が研究を進めています。

 彼は、あまりにも年齢が若過ぎるので、これまで実名を出さないように配慮してきましたが、成人もしたし、既に武術の技量は私を越え、将来的に日本の武道界の大改革者になれる資質を持っていると認定し、数年後には游心流の宗家を譲るつもりでいます。

 その後は、私は一研究家に戻り、また、作家として活躍できるよう現在、修行中という次第です。

 私は本当に人の縁に恵まれたと思っています。良き師、良き後輩に恵まれたという点では武術の世界随一だと誇れます。

 変な人にも随分会いましたが、「光が差せば闇が生じる」と松田隆智先生も言われていましたから、これはまあ、しょうがないのでしょう。試練の無い縁では御都合主義に陥ってしまうでしょうから、結果的には良かったのだと思います。

 お陰でストーリー考える時のキャラ設定には全然、困らないし・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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