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独り練習

 最近、会員の上達が目覚ましいので、私が取り残されていてはシャレにならんと思って、道場のゴミ出しに明け方前に行って、一時間程度、試し斬りと手裏剣、杖術、居合抜きなんかを練習しています。

 27日の金曜は朝3時に道場へ行って、試し斬りに使ったマキワラの、まだ練習に使えそうな長さのものをライトスタンドに装着して、いろんな斬り方を試しました。

 佐原先生の教えに従って、とにかく数多く斬ってみることも重要だと思った訳ですね。

 ホームセンターで畳表のゴザ買って使ってる訳ですが、一畳分で千円近くするんで、ケチッて半畳に切断して使ってるんですが、最近は自分で練習するより会員に斬らせているんで、もっと藤岡先生や滝田先生みたいにザックザク斬って練習したいんですよね~?

 畳屋さんから古い畳表をタダで貰ってこれたらいいんですけど、車が無いと大量に運べないでしょう?

 それで、ホームセンターで二畳分買ってきて使ってる訳なんですけど、我ながら貧乏臭いな~と・・・。

 専門試に載っている写真や動画で見る試し斬りやっている団体の先生って、専用の刀使って専用の台使って、バンバン斬って見せたりしていますが、何かね~・・・斬ってる時の鬼のような形相とか見ると、「この先生とは付き合いたくないな~」とか思う訳です。

 私、武術研究の一環で手相や人相も研究したんですけど(プロの占い師に「プロになれますよ」と言われたことあります)、どうも、この方面の方は我の強さがオーラになって放射されてるんですよね~?

 技に関しても技巧より腕力で斬ってるみたいな人が多くて、そういうのは、私はパスしたいですね。

 やっぱり、青木先生のようにヘナヘナ~ッとしつつもスカーンッとぶっとい竹が斬れるとか、草刈りするみたいに普段着でヒョイヒョイ斬ってる直心影流の先生とか、そういうのがカッコイイんですよね~。

 まあ、そうは言いつつも、筋力以上の威力を出すには、やっぱり瞬間的に物凄い超高速で刀が走らないといけない訳で、そういう練習は万が一、刀がすっぽ抜けたり走り過ぎたりしたら危険なので、独り練習でしかやりません。

 なので、この時も、まだ一回くらい斬れそうな長さのマキワラを選んで、スタンドに差して練習しました。

 実は鞘からの抜き斬りの練習をしたかったんですが、一回やったら、マキワラが飛んでしまってダメでした。

 半分くらい切れ目が入っていましたが、やや間合いが遠かったようです。

 町井先生はこれで飛んでくるBB弾斬っちゃうんだから、とんでもない技量ですね?

 でも、もう斬れないので、この技は諦めて後は逆手斬りの練習をしました。

 もっとも、切れる範囲が狭いので片手で振ると外れてしまいますから、右手は逆手にして左手を普通に掴んで、寸勁斬りの間合で斬りました。

 これは上手くできました。

 寸勁斬りも大分、慣れてきましたね。北島師範小塚師範もできるし、游心流のお家芸にしておきましょう。

 調子に乗って斬っていたら、ザクッと、またもや芯棒に斬り込んでダメにしちゃいました。あ~、また、削り出さなきゃ~・・・。


 その後は、ワルサーPPK/Sの試し撃ちをやりました。5m離れて、ほぼ同じ箇所に当たるので、中々、性能が良いです。威力もそこそこあります。装弾数も22発もあるので、護身用に持ち歩けそうな感じですけど、まあね~・・・悪用するヤツの方が多いだろうから、持ち歩くのはお勧めできませんけどね。

 本物の銃は、こ~んな小さいのでも一発で人間の命を奪ってしまえるんだから、恐ろしいですよね~?

 武術なんか、長く修行しても、一発で暴漢を撃退できるだけの技量には、そうそうなれませんからね~。それ考えると空しいよね~?

 で、空しくなってきたので試射はすぐ止めて、手裏剣をやりました。

 わざと回転させて遠くの的に当てる・・・というのも、ちょっとやってみようと思って、三間離れて反転打法で打ってみました。

 すると、極細コンクリート針と畳針がうまくプスッと刺さって、ちょっとビックリしましたよ。

 でも、安定した軌道で飛ばすのは無理なので、二間で直打の練習に切り替えました。

 こういうのは普通に投げれば自然に回転してしまうものなので、回転を抑えて直打で打つというのは手の内とかフォームとかいろいろ注意しないといけないので、何か、面倒臭いです。

 人差し指に添わせてみたり、中指に添わせてみたり、端っこを摘まんでみたり、左足前、右足前で打ってみたり、いろいろ試してみましたが、どれが正解という訳でもないような気がします。

 ただ、私の場合、手刀で斬るようにして親指で押し出すように打った時に、手裏剣が安定して飛ぶような感じがしたので、これでしばらく打ってみましたが、意識的にビュッと腕の振りを速くしてみたら、非常にいい感じに刺さりました。

 そういえば、腕の振りが速い人が真っすぐ飛んでドスッと刺さっていたな~?と思い出したので、しばらく、これで研究してみようか?と思います。

 しかし・・・最近、ちょっと肩が痛くなったりしていて、私は肩痛は経験が無かったので、やっぱ歳かな~?と思ったんですが、よく考えたら“手裏剣やり過ぎただけ”でした。

 ふと時計を見ると、3時50分になっており、「はっ、今日の『めざましアクア』は長野美郷ちゃんだから、早く帰んなきゃ~」と、ちらばったマキワラのカスを掃除してゴミ袋に詰め、戸締まりして鍵かけて帰りました。

 途中でゴミ捨て場にゴミを捨てて、帰りついたら4時01分。グッドタイミングでした。

 さて、告知です。

 3月の月例セミナーは、『下丹田の開発と骨盤から動く』です!

 身体操作の根幹は、体幹から動くことですが、今回は自分から動くのではなく、相手から動かしてもらうやり方を解説してみようかと思います。

 意味がわかんないですか? 参加すればわかりますよ。

 要は、原理が解れば、やり方を逆にしても成立したりするもんなんですよ。実際。

 先日、青木先生にお誕生日おめでとうメールしておいたら、お電話頂戴して、ちょっと長話しました。

 青木先生は若い頃から物凄いハード・トレーニングを続けてきたから、79歳になっても止められないみたいなんですね。

 3.5kgの刀袋を400~500素振りして、熱海の山の急勾配の坂道を4kmばかり走ったら、心臓に違和感があったので病院で診てもらったら、医者から爆笑されたと。

 お断りしておきますが、青木先生は両膝故障してるし腰椎の手術もしているんですよ。

 普通の人間だと立って歩行できないと思いますよ。

「長野さ~ん、俺も79歳になっちゃって、日々、老いをヒシヒシと感じるんだよ~」と言われたってね~(笑)。

 私は52になったばかりですが、先日、拳立て伏せやろうとしたら一回もできませんでしたし、30秒くらいダッシュしたら死ぬかと思いましたよ。

 ちなみに私も研究用に買った3.5kgくらいの鉄の振り棒持ってるんですけど、たま~に、ゆっくり数回振るくらいしか使いません。これを少し使った後だと重い刀が凄く軽く感じるので・・・(脳を騙しているだけですが)。

 この重量だと剣道やってる人でも一回もまともに振れないでしょうね。筋トレのつもりでやってしまうと無駄に筋肉が肥大して武術的にはマイナスになってしまうんですが、逆に腕の力を抜いて骨盤に乗せるつもりでやると丹田トレーニングになるんですよ。

 直心影流の振り棒や天然理心流のぶっとい木刀も、筋トレじゃなくて、下丹田を精錬するために使っていたんでしょう(これはセミナーの時に解説します)。

 青木先生に限った話ではなく、ハードな訓練を続けている先生は、それが絶対に必要なんだと主張されます。

 が、私は疑問なんです。

 だから、わざと「青木先生、逆もまた真ですよ。全然、練習しないでも上達できることを証明してみせますよ~。フッフッフ」と、大言壮語しちゃいましたよ。

 私は理論的に効率良いやり方を考えているだけで、戦って勝つにはどうすればいいか?と年がら年中考えてる訳です。武術は、肉体に頼っていたら怪我したり病気したりした時にダメになっちゃうでしょ?

 でも、そういう最悪の状態の時こそ戦えないと意味がないじゃないですか?

 私はそう考えてるので、とても勝てないと思える条件で、いかにして勝つか?を研究してきた訳で、「強い方が勝つ」という考え方は捨ててしまいました。

 今のところの結論としては、「弱点探って、そこだけ攻める」。

 どうですか? 当たり前過ぎて逆に納得がいかないでしょう? 武道やってる人だと余計に認めたくないんですよ。こういう考えは。

「動いている人間の急所にそんなに簡単に当てられるものじゃない」って言い出すんですけど、それは大きな勘違いです。“動いた瞬間に急所ができる”からです・・・。

 じっと動かずに、カウンター狙ってる相手に当てる方がずっと難しいのです。

 ちょっと、説明しましょうか?

 パンチを出したら腋の下が開きますね? 腋の下は鍛えても筋肉が付かないので脆い。

 蹴りを出したら股間が開きますね? 股間が急所なのは言わずもがなだし、片足立ちになればバランスを保つのは難しく軸足そのものが弱点になります。

 ねっ? 動けば急所がガラ空きになるんです。こんなチャンス、狙わない手は無い!

「空手に先手無し」とか、「先に動いた方が負ける」と言われるのは、このことを言ってる訳で、観念的な話じゃないんですよ。非常に具体的な戦闘理論を教えている訳。

 私が「自分は全然、弱いですよ~」と一方で言いながら、「実戦で強いだの弱いだの関係無いよ」と平然と矛盾するようなことを言えるのも、このような攻防時の原理を研究しているからです。

 攻撃の瞬間に急所がガラ空きになると解っている私は、相手が攻撃してきてくれたら、「やった~!」という気持ちですよ。正当防衛も成立し易くなるでしょ?

 大体、強がってる人は、こういうことを全然、解っていません。考えたことすら無い。

 攻撃力が高ければ勝てると極めて単純に考えているだけです。おまけに、大した攻撃力も無かったりするんだからギャグみたいですよ。小学生が腕自慢してるみたいな自称武術家が現実に居ますからね~。

 以前、「ナイフ一本あれば、どんな格闘技の猛者にも勝つ自信がある」と書いたことありましたが、「ナイフ一本くらいでプロの格闘家に勝てる訳ないだろ」と反論するマニアがいました。

 最初からナイフを振りかざしていれば対処できるかも知れませんが、ナイフを持っていても持ってないフリをしたままの相手を素手だと思って通常の格闘技の技を仕掛けていったらどうなるでしょうか?

 空手家や柔道家が、この手に掛かって、あっさりと殺された事件もあります。

 急所を刺されなければ大丈夫だと考える人もいますが、太い動脈切られたら、病院に到着するまでに出血多量で死ぬ可能性も高いでしょう。

 武道やっている人間は特に、正々堂々と戦って勝ちたいと思う訳です。

「卑怯なセコイやり方で勝とうなんて考えてはいか~ん!」と青木先生も、お弟子さん達に指導したそうです。

 心意気は良し!としても、いかに青木先生と言えども、この点だけは、私はまったく賛成できないですね~。

 現実の戦いは、自分がやらない残酷で陰険なことも、相手はやる可能性がある・・・と考えて、“卑怯卑劣な騙し討ち”に備えておくのも武道家の心得だと思うからです。

 無住心剣術の伝書にも、多数に襲われたら刀に拘らないで殴ったり蹴ったりして逃れよ!って書いてありました(そういうのは畜生兵法だって否定してた流派の筈なのに?)。

 世の中で綺麗事だけでは対処できない出来事はいくらでもあります。自分が汚れ役となって戦略戦術を駆使して守らねばならない場合もあるでしょう。

 武術は、その必要悪としての暴力ではない“防衛力”を養成するものでしょう?

 私はそう思ってるので、洞察力の無い人達にどれだけ悪人扱いされたって、ちっとも気になりません。悪人、結構! 無能な善人よりずっといい!

 終始一貫して自分の真義を貫いてきたという自負があるので、他人の評価なんか関係ありませんよ。最後には、「結局、長野が言ってたことが真実だったんだ」と、誰もが認めるのが決定事項だと“読んでる”からです。

 そうでなかったら、自殺するか田舎に帰るかしてますよ~(苦笑)。

PS;3/1の日曜稽古会は私が寝過ごして慌てて道場に行ったら、幹部は急用で来れず、雨で寒かったせいか、他の会員も来ませんでした。それで独りで手裏剣やったり細竹の試し斬りやったりしたんですが、堅い竹を斬るのに、つい力んでしまって、アルミ合金のスタンドに思いっきりぶつけてしまい、刀が刃毀れしてしまいました。やっちゃった~と思って、持って帰って、ダイヤモンドヤスリでシャシャシャーッと研いで刃毀れした箇所を削り直して均しましたが、やっぱり新刀だとこうなるか~?と思いましたね。以前、同じようにぶつけた古刀はビクともしていなかったのですが・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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