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アクションアワード2015

 今年も、アクション映画を表彰する“愛すべきアクションバカの祭典?”アクションアワードが開催されました。

 場所は四ッ谷区民ホール。

 去年は行けず、今年も小説講座があったんですが、やっぱり、年一回だから見たいよね~?ということで、今年は小塚師範にチケット買っといてもらって行きましたよ。

 今年も、すっかりお馴染みになった飯干景子さん(物凄い上手くて毎回、感心してしまう)と高瀬先生の司会で、やや進行が遅れていたそうですが、アットホームな雰囲気で非常に楽しく拝見しました。

 まずは、高瀬道場とキッズアクションのエキシビションの模範演技があり、高瀬道場の加賀谷先生のトンファー!(『拳精』のジャッキーを思い出した)と、森先生の剣! 高度な技が次々に出てくるので、目を皿のようにして凝視してしまいました。

 キッズアクションも、良かったですね~。

 いずれも、カラミ役のリアクションによって芯が引き立つ・・・というアクションの基本を見せてくれます。

 武道や武術では、やられた側がリアクションを見せるのはNGで、やられても「痛くないも~ん」「やられてないも~ん」と、スッとぼけて見せるのが心得とされますから、アクションとして表現する場合に、一番、苦労するところですね。

 でも、演技としての格闘アクションでは、“やられ方”が技の凄さを表現する訳で、派手にふっ飛んだり、身体をくの字に折り曲げてつっぷすとか、身体を回転させて倒れるとか・・・いろいろな表現法があります。

 一見、地味で注目されないのですが、プロの視点からは、“やられた時の演じ方”の方が評価の大きさになるのでしょうね。

 あの有名な、“五万回斬られた男”福本清三さんが注目されたのも、彼の極端に蝦反って後頭部から倒れる、“地味なのに危険な倒れ方”が注目されたからでした。

 やっぱり、プロの方は、派手な技より地味で目立たない渋い技に高い評価をするものでしょう。

 真似できない凄い技は、「スゲー!」で終わりなんですが、「アレなら真似すればできるかも?」と思えるような技に人は惹かれるのです・・・。

 ジャッキー・チェンの酔拳、蛇拳や特訓シーン・・・アレですよ、アレ!

 私は、アレを見なければ、武術を続けていなかったかもしれません・・・。ついでに言えば、ユエン・シャオティエン! あの「小汚い爺さんが強い!」というのはカルチャーショックでした。

 それまで、カッコイイ男が強い!というイメージが定着していたので、見た目とギャップがある人間の何と、カッコイイことか?と、私は憧れた次第でしたね。

 そういえば、ウルトラマンレオに出てきたセブンガー! あれも帰ってきたウルトラマンをボコボコにした強敵怪獣アシュランを、地面をゴロゴロ転がりながら一方的にボコボコにしてしまった・・・。

 見た目は中年太りの冴えないオッサンのような風貌のカッコ悪いロボットで、登場した瞬間、こりゃアカンと思ったのに、単なる怪力だけでメチャクチャ強い!

 しかし、1分しか戦えなかったから、すぐ引っ込んでしまい、竜隊長のナレーション?で、「惜しかったね~。もうちょっとで倒せたのに・・・」という声に、全国の視聴者も同意したことでしょう・・・。

 おっと、脱線・・・。

 式典は、アクション女優賞の表彰が一番、良かったですね~。

 武井咲、秋元才加、清野菜名、土屋太鳳と、『太秦トワイライト』のヒロイン(名前、ド忘れした。済みません)が選ばれていました。

 いや、それにしても秋元才加のオーラの凄さに驚きました。魔戒法師、美空で選ばれていたんですが、あのキャラクターが乗り移っていたのか?と思えましたよ。

 清野さんは、ウロボロスでもアクションばりばりで活躍してましたが、武井咲と土屋太鳳(撮影中につきビデオレターで登場。アクション愛を熱く語ってくれました)の『るろうに剣心』組が、やっぱり圧倒的に強かったですね~。

 質量共に、日本のアクション映画史に残りますからね。

 男優賞は、ほとんど本人が来れていなかったので、寂しくなってしまいましたが、その後がエライことでしたよ!

「やっぱ、アクションアワードなんだから、ただ表彰しただけじゃつまんないでしょ?」という主催者側の危険なサービス精神が発動!

「一分間で何人、おっこちられるか?」という階段落ちギネス挑戦を始めたのです!

 つくづく、「この人達って、本当に本物のアクションバカなんだ」と、思いました。

 特に谷垣さんなんて、今では「るろ剣の谷垣」としてアジア圏で畏怖をもって語られる生けるレジェンドになってるアクション監督なのに・・・何、この軽さ?

 もしかして、みんな、舞台裏でハッパ吸ってラリッちゃってるの? 正気の人達がやるこっちゃないでしょ?

 しかも、ただ、転がり落ちるだけでも危険なのに、谷垣さんはイチイチ、違うバージョンで痛さを表現しようとするジャッキーが憑依したかのようなムチャな飛び込み方・・・案の定と言うか、当然と言うべきか・・・怪我して血が出たみたいです。

 それでも、有り余るファンサービス精神で、観客に要らぬ心配をさせまいと、額をハンカチで押さえたまま苦笑いしたまま舞台上をトテテテテーッと行ったり来たり・・・あ~、骨の髄まで香港アクションが染み込んでいる人なんだ?と、ちょっと、ジーンとした。

 後で「大丈夫?」ってメールしようかな~?と思ったんですが、多分、膨大にメール貰ってウンザリしてるだろうな~?と思って、やめておきました。

 だって、アクションクリエイターにとっての怪我は勲章そのものですからね。

 今年も、楽しく拝見しました!

 個人的には、樋口監督や雨宮監督といった特撮系の方を生で見れたのが嬉しいです。

 多分、学生時代は単なる自主映画マニアだったりしたんだろうと思うと、私も目指すべき目標が明瞭になります。

 非常に楽しかったです!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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