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ハーデスト・ナイト

 いや~、疲れました・・・。

 某シナリオ大賞への応募原稿を書こうと決めて、シノプシスを纏めて小説講座に提出したら、「これはありきたり過ぎてダメ。主人公の祖父が満州で活躍していた頃の話にしたら?」との先生の提案に従って、満州について調べ始めたら、いろいろなことが判明してきてビックリ仰天!

 何年か前から漠然と考えていた「武術家が活躍する帝都物語」みたいな話を、満州を舞台にしたら書けるじゃないの?と、欣喜雀躍(きんきじゃくやく。大喜びしている様子)した次第・・・。

 ところが、あまりにも話が巨大化し過ぎてしまって、30分のアニメドラマのシナリオにするには話のスケールが“デカ過ぎる”のです。

 悪戦苦闘して書いてみたものの、講座仲間に読んでもらっても、あまり芳しい感想が返って来ない。

 どうしても説明的なセリフばっかりになってしまうので、物語のテンポが停滞してしまうのは、我ながら、これじゃあダメだよな~?と、解ってはいるんですが、説明をはしょると何が何だか解らなくなるだろうしな~?と・・・。

 いや、「そもそも、シナリオの体裁になっていない」と指摘され、改めて、アニメのシナリオの書き方本を何冊か買ってきて勉強し直すところから始めましたよ。

 けれども、アニメの面白さは、躍動感のあるアクションだと思っている私にしては、史実に捕らわれ過ぎてしまったかな~?という思いが残り、いっそ、思いっきりファンタジーにしようか?とも思ったんですが、リアリティーが無くなると設定の面白さも失われてしまいそうだし、本当に難しかったですね~。

 けれども、別の話を書こうと思っても、あの厳しい小説講座の先生が絶賛してくれただけあって、この話以上に面白いものは考えつきません。

「せめて、一時間物だったらな~?」と思いましたが、締め切りも迫ってるから、とにかく、やれるだけやって出してみよう!と思いました。

 もっとも、ワープロの行数の設定を変えていたのを忘れていて、分量を数えてみたらかなり多い? 削れるだけ削った後だったので、困り果てました。

 今回は諦めるか?とも思いましたが、ここまで頑張ったんだから、とにかく出そうと思って、後半のアクションの山場をごっそり削りました。

 見せ場のアクションは減りましたが、ストーリー的にはこの方がスッキリする。

 シナリオの大賞に応募するのは30年ぶりくらいだから、まあ、ダメで元々だし、小説化の練習になったと思えばいい訳です。

 万が一、受賞できたら金も入るし、仕事も増えて助かるけどな~?と思いつつ、人生、甘いことを考えていてはいけません!

 やるだけやったら、さっぱり忘れて、次の作品に全力投球するのがプロってものです。

 それに、満州について色々調べていたら、かなり面白いことが判ってきましたから、そのネタを使って何冊も本が書けそうですよ。

 やっぱり、私の両親共に満州出身で、子供の頃から満州の話を聞かされて育ったから、刷り込みされてるのかもしれませんね?

 20年くらい前に大連から来られた宮宝田派の乾化八卦拳を伝承されている黄志誠老師の24式連環掌の講習会を受けた時も、「うちの母親は大連に住んでいました」と御挨拶したら、微笑んでくださいました。

 だけど、満州国って、日本が作った傀儡国家で、清朝のラストエンペラー溥儀を皇帝に据えて、実際は関東軍が牛耳っていた・・・なんてことは全然、知らなかったので、漢民族らしい黄老師からしたら、不愉快に感じられていたかもしれません。

 満州というのも女真族のことで、それが満州族となり、五族(満州族・漢族・蒙古族・朝鮮族・日本族)が協和する国家という大東亜共栄圏思想(アジアは一つとする思想)に従って建国が図られたのですが、実際は大日本帝国が支配する領土として覇権主義の象徴でしかなかった訳です。

 思想を唱えている側にしたら英雄的な正義の行動でしょうが、支配される側からしたらどうでしょうね?

 現在の中国や韓国の日本憎しの感情の根深さは、つい数十年前まで民族的な尊厳を踏みにじられたという記憶にあるんじゃないでしょうか?

 でも、日本の軍の関与を除けば、満蒙開拓団や大陸浪人の中には本気で大東亜共栄圏思想に従っていた人達も少なくなかったでしょう。

 それは、日本や中国、朝鮮の秘密結社的な連携があったことにも関係しています。

 歴史の表には出てこない話なんですが、特に武道に関する人脈については、知られざる事実が判ってきましたね~。

 私は、明治維新の原動力となったのは、志士を鍛えた剣術にあると思っているのですが、戦後の日本武道界の礎になった人達が、大陸で軍事探偵(特務機関員)をやっていたという事実に突き当たり、それで物語を考えた訳ですよ。

「満州国が無かったら、今の日本の繁栄は無かった」と言っても過言にはならないでしょうね?

 今、一気に企画を何本も出しているので、それらが形になったら、「なるほど、そういうことだったのか?」と、納得して戴けるでしょう。

 ブログで書くと真似するヤツが出るから、当面は、書きません。


 それはそうと、日貿出版から『琉球王家秘伝本部流御殿武術入門』という大著が出ていました。著者は、クエストからDVDも出されている池田守利先生です。

 日貿出版といえば、武道の専門書を出していることで、マニアには定評のある出版社です。

 後書きを読むと、クエストの営業社員Iさんが紹介したらしいです。

 本当に彼は、いろんな武道家が活躍する切っ掛けを作っていて、かくいう私がクエストさんやアスペクトさんで仕事を頂戴できているのも、Iさんの紹介だったんですね~。

 私は彼に足向けて寝られないですよ!

 他にも、お世話になった人は無数に居ますからね。こっちが気づいていないところで世話になっている人だって居るでしょう。

 武道の先生には、そういう目立たない恩を忘れて自分の力で勝ち取ったみたいに考える人が少なくありませんが、私はそうならないようにしたいですね~(願望?)。


 話を戻して、この本ですが、教本として非常に良くできています。クエストのDVDと併せて読めば、独習すら可能でしょう。流石は、日貿出版だな~と、思いました。

 また、BABジャパンから『佐川幸義 神業の合気』という本も、非常に興味深く読めました。

『秘伝』に掲載された関連記事を纏めて再編集したものですが、一人の視点で書かれたものではないからこそ、よりリアリティーの有る内容になっているのではないでしょうか?

 松田隆智先生の見解も載っていますし、取材したライターの見解も興味深く読めます。

 私も技術分析なんかは負ける気がしませんが、純粋なライターとしての文章表現とかは、「う~ん、上手いな~」と唸ってしまう面もありました。

 私は文章にクセがあり過ぎるのでライターは向いてないんですよ。ライター講座受講した時に自覚しましたからね。はっきり言って、下手なのは自分でも自覚してますよ。

 でもね~。上手か下手かが評価の基準ではありません。『進撃の巨人』なんて、絵は圧倒的に下手で、キャラが男か女かすら判らなかったりします。

 けれども、それが味わいになっていくんですから、漫画って不思議ですよね~?

 絵が上手ければ売れるって訳じゃないし、下手でも個性が際立っていれば何物にも変え難い作風が確立する・・・。

 これは、孤高の漫画家で巨匠の域に達している諸星大二郎先生の存在が証明していますよね?

 私も、自分しか書けない文章スタイルを確立したいですね。もっとも、癖があり過ぎると真似しやすいらしくって、一時、2ちゃんねるに私の偽物が登場していっぱい書いてたらしいです。

 友人から電話かかってきて、「いや~、長野さん。いいこと言うな~」というので、「えっ、何すか?」と言うと、「君が2ちゃんに書いてたこと、良かったよ~」と言うので、「2ちゃんねるはほとんど見たことないし、書き込みなんかしたことない」と答えると、「いや~、たとえ、偽物でも、いいこと言ってたよ~」って・・・何、それ?って思いましたよ。

 偽物の方が本人より立派なこと書いてた?ってね~(苦笑)。


 私は、生前の佐川先生にはお会いする機会がありませんでした(大分、誘われたんですが、合気系武術の実戦性に疑問があったのと、月謝が高くて躊躇した)が、武術家として高いレベルに達していた方なのは間違いないと思います。

 嘘か本当かは不明ですが、佐川先生がボクシングジムに体験にいって顔を腫らして帰ってきた?という話を、ちょっと前に、耳にしました。

 嘘か本当か?という論議は別にして、有り得る話だとは思います。

 何故なら、佐川先生は「実戦は突き蹴りができなくてはダメだ」と言われて合気拳法を工夫されたそうですが、それは、突き蹴りの怖さを体験していなければ出てこない言葉だと思うからです。

 空手家やボクサーとの対戦経験の無い合気道や太極拳、古武術の修行者が、空手やボクシングを侮ったような言葉を平然と吐くことは、よく有ることです。

 やったことが無いから、怖さを知らないのです。

 やってみて、全然、対処できずに一方的に殴られて、キックボクシングに転向したという人の話も結構、聞きます。そういう人は、逆転して異常に武術嫌いになるものですね。

 でも、佐川先生ほどの武術家が、そんな低いレベルでものを言うでしょうか?

 当然、どう対応すれば勝てるか?と研究するに決まっていますし、今のようなネットで動画が見れる時代ではないのですから、空手道場やボクシングジムを見学に行かない限り、技の研究はできないでしょう?

 事実だったとすれば、ある程度、若い頃の研究の一環でのことだったでしょうし、顔を腫らしていたから負けたとは限りません。パンチを食らったけれども、投げ飛ばして勝ったかもしれません。

 むしろ、そういう事実が有った方が、私はより一層、佐川先生を尊敬しますね~!

 だって、道場の中で弟子を相手にどんな神業をやって見せても、実戦力がある証明にはならないでしょう?

 武術である以上、ルール無視のストリートファイトの戦績しか参考になりません。

 うちの会員で、タイと日本を行ったり来たりしてタイの合気道の先生に習っている人によれば、その先生は「ムエタイに敗れたら合気道の看板を降ろさなければならない」と決死の覚悟で教えられていて、突き蹴りを封じる工夫をされていたそうです。

 日本でも30年くらい前だったら、他流に敗れたら腹を斬る!くらいの覚悟の武道家はざらに居たと思うんですが、今はもう、ほとんど皆無に近いんじゃないでしょうかね?


PS;「殺陣の特集記事の時にアドバイスしてもらったので御礼です」と、『秘伝』の今月号をわざわざ贈ってくださいました。いや~、いつも裏話とか暴露してイジッてるから、ちょっと恐縮しちゃうな~? 印税入ったらDVD注文しようかな~?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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