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久しぶりに帰省

 急遽、映画のプロデューサーやることになってテンテコ舞いしている最中に、母親が死んだという連絡が入り、数年振りに田舎に帰りました。

 片道分しか金がなかったんですが、弟が貸してくれたんで飛行機で帰りました。が、数年前に新幹線とバス乗り継いで帰った時の約二倍で、「これならグアム島に行った方がずっと安いぞ?」と、かなりビビりました。

 いつの間に、こんなにバカ高くなっていたのか? これじゃあ、おいそれとは帰れないな~?と・・・。

 朝一で電車乗り継いで羽田空港に行き、30分しかなかったので大慌てでチケット買って福岡へ・・・。

 福岡空港で天草行きの飛行機に乗り継ぐつもりが、満席?

「キャンセルがあるかもしれないので45分(出発15分前)にまた来てください」とのことで待っていたんですが、これで乗れなかったら葬式には間に合わない。せっかく弟が金貸してくれて帰ってこれたのにな~・・・と、ちょっと、ガックリ・・・。

 しかし、43分くらいにキャンセルがあったということで乗れましたよ~。ラッキー!

 天草行きの飛行機は、最近、ちょくちょくTVで採り上げられる天草エアライン。小型機で大丈夫かな?という気もするんですが、そこがいいんじゃない?という感じで、家族連れが飛行機と記念写真撮ってたりして微笑ましかったですね。

『料理の鉄人』や映画『おくりびと』で有名な天草出身の放送作家、小山薫堂さんが郷里の復興のためにいろいろアイデアを出して盛り上げているらしいですね。

 何とか帰り着いたので弟に迎えに来てもらって葬儀場へ。親父の葬儀の時と同じ場所でした。


 私、親父は尊敬してたんだけど、母親とはすっごく相性悪くて、だから、死んだら悲しくなるのかな~?と思っていたんですが、兄貴や弟と違って、まったく何も感じませんでした。

 電話でも本当に毎度毎度、人の人格を否定し生き方を否定することばっかり言うので、本当に愛情も何も無くなりましたよ。

「老い先短いから、俺が聖人君子のフリをして優しく聞き流していればいいか~?」とか思って我慢して聞いていたんですが、調子に乗って高機動説教マシーンと化してベラベラベラベラ喋りまくるから、大体、60パーは“怒鳴って切る”というパターンでした。

 やっぱり、家族だからそうなる・・・? いや~、家族といえども、踏み込んでいい領域とそうでない領域というのは有ると思うんですよね?

 普通、親が死んだら、感謝の気持ちばっかり並べて「有り難う!」って叫ぶとかするもんでしょう?

 私もそういう具合に書きたいのはヤマヤマなんですけど、感謝してない訳じゃないんだけど(こんな極道息子を見捨てないで世話してくれたんで・・・)、それよりも人格・人生を否定する侮辱発言の数々を謝らずに逝った恨みの念の方が勝ってしまうんですよね。

 一言、謝ってくれていたら全然、違っていたでしょうけど、オタメごかしの言葉書く気にはなれないんですね。本心と違う綺麗事書くのって偽善的でやりたくないんですよ。

 まあ、母親として見たら文句ばっかりだけど、学校の先生としては優秀だったり、女学校や大学、短歌の友達とかからは好かれていたらしいので、別に悪い人じゃなかったと思いますけどね。

 例えば、今、私が死んでも、こんなにお葬式に集まってくれる人はいないだろうな~?と思うし(父親の時と同じくらい多くてビックリした)、それだけの生き方をした人だったんだな~?と、他人事みたいに思ってはいました。

 兄貴が私を庇っていろいろ言ってくれていたらしいので、死ぬ前には悪かったと言ってくれていたそうなんで、それが本当だったら、救われた気はします。

 そうそう、弟と兄貴の方が親しいんだけど、同級生のO君(名前思い出せなかったけど、顔は見覚えがあるな~?と・・・でも、道でパッとすれ違った程度だったらわからなかったと思う)が来てくれていて、2~3年前の高校の同窓会で私が贈ったDVDを上映?してくれていたと知って、非常に有り難かったです。

 多分、同級生には「そういえば、長野君は休み時間に蛇拳とかしよったな~?」と、笑って戴けたかな~?と・・・(苦笑)。

 まあ、久しぶりに帰って、親類にも会えたし、「母ちゃん、ありがとう」と書いておきますか・・・(もう遅い?)。

 そういえば・・・実家の庭はジャングル状態になっていましたが、猫が木登りしていて、もしかすると、昔飼ってたうちの猫の子孫かも?と思いました。犬や猫は文句言わずに無条件に甘えてくるから可愛いですけどね。エサさえやっていれば・・・。

 隠居してから田舎に帰って猫飼って暮らすというのもアリかな~? 都会で暮らすのあくせくして疲れるしな~(主に人間関係で)? でも、ベストセラー作家とかならないと無理か~?


 話は変わって、仕事で、つばさ基地でマッスルミュージカル等でも活躍されていたニューハーフ忍者、妃羽理さんの演武を見せて戴いたんですが、十字手裏剣や苦無の隠剣術(手の内に隠して使う術)や、九節鞭の操法を導入した鎖鎌の演武など、絶技の一語!

 うちの会員が絶賛していましたが、確かに、これだけの武術スキルを持つ人は滅多にいないでしょうね~? まさに、「聞きしに勝る腕前」というヤツですよ!

 私のイメージだと『笑傲江湖』の武林最強の武術家、東方不敗みたい・・・と言ったら、喜んで戴けたみたいです。

 とかく、武道の世界は芸能活動やっている人を見下す傾向がありますが、インチキな経歴を振りかざしてエバるような阿呆ばっかりの武道の世界より、磨き抜いた絶技を武器に芸能の世界で表現者として孤高に生きている人達の方が、私はずっと憧れますね~。

 そもそも、宮本武蔵が活躍した時代までは、武芸者というと武術の腕前を売って身を立てる人達のことで、“芸者”という言葉も元々は“武芸者”を指していたのだそうです。

 だから、決闘もプロモーション活動なんですよ。

 今の武道だって大会、トーナメントで優勝した経歴とかをウリにするじゃないですか?

 もっとも、今の武術の世界って、ピンキリの差が激し過ぎるでしょう? 凄い人は超人みたいだけど、ダメな人って、素人のケンカ慣れした人にすら一発で負けちゃうくらいでしょう?

 おまけにダメな人に限って自分の実力を勘違いして、達人気分でしゃしゃり出るから、勘弁してくれよ~って思う訳ですよ。

 格闘技と武術をごちゃ混ぜにして論じるのも、もういい加減にして欲しいんですよね。

 前者は競技であり競い合い。後者は自己防衛術。

 いい加減に理解してくれよ~と思いますよ。


 それに、秋本さんが小太刀を構えて見せてくれた瞬間、あまりの見事さに笑っちゃうしかなかったですよ。本当にスゴイな~・・・と。いくらプロでも、ダメな人もいますからね~?

 この身体技能の高さは、単に一つの型を延々と練習して出てくるものではなく、ありとあらゆる身体運動を経過した中から瞬間に出てくる形であり、多様に変化し得る静中に動を秘めた構え・・・つまり、武術で理想とされる達人の境地と同じなんですよ。

 武道武術だけに専念していても、このレベルに到達できる人は極めて稀です。

 何故かと言うと、固める訓練を延々と続けてしまうからです。武道オンリーの人って、決まって身体が凄い固いんですね。

 よく、読者の方やたまに練習に来る程度の会員から、「この先生が凄いと思うんですけど、どうですか?」って質問が来たりすることがあるんですが、スピードとか力強さ、動きの激しさを「凄い!」と、思う人が多いと思うんですけど、私は、もう、そこを評価する視点は無くなってるんですね。

 誰もが凄いと思うような動きは、実は武術的には予備動作や気配が丸見えで、非常に遅い動きだったりするからです。先を読んで攻防する戦闘理論が身につくと、こういう不自然に必要以上の力感や熱量を感じさせる動きというのは、バレバレに読まれてしまう訳なんですよ。

 特に空手出身の人はこの理論が理解できない人が多いみたいです。戦気や闘気を微塵も発散させないままで技を繰り出せるようにならなくては武術としては下の下です。

 若くて力があり余ってる人が楽しくやる分には注意はしませんが、40、50を過ぎた大人がいつまでもそんなヘボい技をやっているようでは恥さらしにしかなりません。

 武術を駆使するということは、平常心のままで非情な技を無心に繰り出せないとダメです。

 私が目指しているのは、そういうものなので、威圧的な顔をしているだけでもうアウトですよ。でも、大抵、そういう顔をしているから、武道や武術をやっているのが顔見たらすぐ判ってしまうんですよね~? 

 一般に、背筋がピンと伸びて胸をグッと出した姿勢が正しいのだと考えている人が多いですが、こういう“いかにも”な姿勢をしていると一瞬でやられてしまいます。

 不必要に筋肉を力ませて骨格を固定していると、身体そのものを居着かせていることになるからです。

 軽く構えていないと重さを駆使することができないのです。

 重さを駆使できないと敵を倒す威力が出ません。俗にいう「ただ力を抜けばいいというものではない!」という言葉の真の意味が、ここにあります。

 力を抜くのは重さを自在に駆使できるようにするために必要だからなんです。

 一撃で相手を身体ごとふっ飛ばしたり潰したりできるのも、重心力を駆使できればこそなんです。これを筋力で行おうとしたら、ものすごく大変なことになりますよ。

 重心力なら素人がコツを掴めば一瞬で体得できますからね・・・。

 合気だとピンとこない人でも当て技を受ければ理解できるでしょう。私も前回のセミナーで久しぶりにキックミットに普通の打撃を入れてみて、持ってる相手がビクともしないのに驚きましたよ。結構、力入れて打ったんだけどね。

 でも、分勁(ほとんど接触したところから打ち込む技)に切り替えたらバーンとふっ飛びますから、重心移動による打撃力の質の違いには改めて驚きます。

「あ~、こんなに違うものなんだ?」って・・・。

 この威力を暗勁にして打ち込んだら無事では済まないでしょう。

 この当て技のセミナーの回もDVD化します。武術の技がハッタリではないと証明したいので。だけど、これを体得したら、本当に危険過ぎるので試したりなさらないことをお勧めしますね?

 新入会員で「後遺症残らない程度に打ってみて欲しい」と言う人がいたので、馬形拳(形意十二形拳の一つ)でスキンタッチして打つ寸前までやってみたら、直感的に「危ない!」と気づいてくれたみたいでした(顔色がガラッと変わった)。

 馬形拳をまともに打つと肋骨グチャグチャに折れて肺に刺さって助からない・・・という具合になってしまうと思います。

 小塚師範が、「武術の当て技って、威力もそうですけど、狙う箇所がいちいち人体の急所になっているんですね~」と、苦笑いしていました。

 中国武術は本当の使い方を知ったら危険過ぎて怖くて使えないですよ。殺人淫楽症みたいに発狂する人間が出てしまう理由も解ります。強い弱いの次元じゃないもん・・・。

 うちのセミナー常連の人達は解ってくれていると思いますが、中国政府が武術を新体操的な表演武術にして普及したのも納得できます。

 けれども、表演武術の超人的身体技能を持つ人であれば、さささ~っと使い方教えれば、あっという間に超武術家に変身するのではないか?と、思いますけどね・・・(笑)。

 ちょっと、試してみたいかなぁ~?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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