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映画撮影ケイゾク中

 52歳で初のアクション俳優挑戦中なんですが・・・予想はしていたけど、予想以上に難しいっス!

 武術の方が比較にならないくらい簡単!

 何が難しいか?というと、「動きを大きくして、カッコ良く止める」という見栄えを重視した動き方をしないといけない点が、一番、難しいかな~?

 武術だと、「動きは小さく、流れを止めない」のが理想です。つまり、真逆にしなければいけないのです。

 私は武術的な動きを表現したかったんですが、まったく映像的に映えないことに気づいて諦めました。アクション映画として面白くなくなってしまっては意味がないからです。

 せめて、武術の技を見せようと思ったんですが、これも秋雨前線の影響で撮影時間がどんどん削減されてしまったために、ほぼ、思ったことはできませんでした。

 参ってしまったのは、雨で湿って鞘から竹光の刀が抜きにくくなってしまい、アクションのキレが悪くなってしまったことですかね~? 時間の余裕もないので撮り直しできなかったのが残念無念・・・。

 ただし、「それができたら映画として面白くなるのか?」というと、どうも、違うように思えてきました。

 カメラのフレームの中にどう映るか?というのが大切なので、無駄な動きをやっても意味がない訳です。

 だから、例えば、駅前を歩いているサムライ(現代にタイムスリップしてきたサーチ・アンド・デストロイな剣豪)に職質したミニスカポリスが刀の柄を握ったことに腹をたてて抜き斬りにしてしまうシーンでは、予定していた殺陣の動きがよく見えないので、逆手抜きで斬る技に変えました。

 でも、逆手抜きにしたのは誰も気づいてくれてませんでした。

 武術の技をきちんと見せようと思ったら、ドキュメンタリーでやるしか方法がないように思えますね。

 あるいは、香港アクションみたいに膨大な量を撮って編集するしかなく、日本の映画製作の状況(アクションに金も時間もかけない)では無理ではないか?と、今回、痛感しました。

 それよりも、やはり、つばさプロジェクトにお願いして良かったです!

 やっぱり、餅は餅屋ですね? アクションの構成や見せ方に関してプロは違うな~?と、改めて思いました。

 お任せして安心できます。むしろ、私が足引っ張ってしまいましたよ~(哀)。

 今度、やる機会があったら、走り込みとかしてないと無理ですね~。要は、体力勝負だということです。

 それでも、初挑戦した映画プロデューサーですが、撮れた映像を見ると、予想以上に面白い仕上がりが期待できそうで、楽しみです。

 特に、ヒロインのアクションを演じてくれたつばプロの岩下さんは素晴らしい! しばらく離れていたらしいのですが、復帰してくれて感謝です。

 やる気スイッチが入ったのでしょう。ヒロイン役の鶴巻さんも「あたしがやってみます! やらせてください!」と自らアクションに挑戦する気合の入り方で、今後の女優活動に対する向上心が感じられました。

 率直にいって、今回のアクションはかなり危険な面もある(クライマックスのアクションシーンは砂利だらけの場所で足場が悪くて危険だった)ので本人にはやらせたくないのがプロデューサーとしての本音なんですよ。

 アイドル事務所に所属しているのだから疵が残るような怪我でもされては一大事だからです。

 アクションは日頃の鍛練が現れますから、専門に何年もやってきた人に任せるのが正解だと思うんですね。

 例えば、私は北島師範以外の人を相手に演武するのは不安です。受けがきちんと取れないとか呼吸が合わないからです。

 今回、女性を相手にアクションやるので怪我させないように・・・と、かなり注意してやっていて、それが無意識に動きをセーブし過ぎてしまったようにも思います。

 余裕がなくて事前の練習がまったくできなかったのが悔やまれるところですが。

 それでも、武術研究家として役だったこともあります!

 小道具の刀の木製ダミー刀身を作れたこと・アップ用の合金刀身との取り替えを素早くできること・・・です!

 撮影用の竹光は一本一万円するんだそうですが、私は自作したので千円もかかっていません。自分が使う大小二振と、ヒロインが持っている“おそらく造り”の短刀のダミーも自作しました。

 特にヒロインの短刀は、白鞘の模擬刀で買ったのを拵えも自分で作っていたので、要するに、竹光刀身にするとオール・ハンドメイドになる訳ですよ。

 竹光作れる職人さんも絶滅寸前らしいので、腕を磨いて本職になろうかな~? ひょっとして、それで生活できるかも?

 何はともあれ、九月中にクランクアップ予定で頑張っておりますので、御期待くださいませ~。


 さて、9月13日の月例セミナーは、「型の分解」です!

 武術の型に秘められた意味は、“分解組手”によって初めて明らかになります。

 この時に重要なのは、その流派の戦闘理論に沿って分解解釈することです!

 現代の武道や格闘技の修行者が武術を誤解してしまう最大の原因が、戦闘理論を知らない点にあります。

 フルコン空手家が「中国武術の技を使おうとしたけど、うまくいかなかった」と言っているのを聞いたことありますが、戦闘理論が違うまま使おうとしても使える道理がないのです。

 例えば、空手の形の中にもある“両拳で同時に突く技”は、通常の骨盤の横回転を動力源にしては威力が出せません。

 これは、骨盤を縦回転して突くことによって、初めて真の威力が出せるのです。

 ところが、横回転でも使えない訳ではありません。この場合、同時に突くのではなく時間差で二連突きにするのですが、この場合、突き腕を引かずに延ばしたまま突くのが秘訣です。

 往々にして、一つの原理ですべてを解釈してしまいがちですが、術の原理は複数ありますから、使い分けをできなければなりません。

 合気に関しても、術理としては私は三つに大別していて、細かく分類したらキリがなくなります。「これが合気だ!」と言ってる人は、恐らく、勘違いしているのでは?

 そういえば、私の造語の“重心力”という言葉を早速、使ってる人がいました?

 まあ、別にいいですけど、間違いを広めないでくれればいいな~と思いますね。

 それと、甲野氏が研究書を出していたので参考のために久々に買いました。こういう文化的学術的に価値のある仕事に徹して、武術として使えない妄想技の発表はやめたらいいと思います。

 介護やスポーツに役立ったのは良いんですが、肝心の武術として役立たないんじゃ、シャレにならんでしょう?

 本当に、真面目にやっている修行者を惑わさないで欲しいですよ。

 それでなくても、“武術はインチキ”というイメージが格闘技愛好者には定着してしまっているんですから・・・(私には、「武術なんかインチキなんでしょ?」って言葉が、「殺してください」って聞こえるんですけど、幻聴かな~?)。

PS;『続・合気の応用』『発勁と当身』のセット割引セールは終了致しました。ありがとうございます。御注文いただいた方には順次、発送しております。(セミナー参加者には半額でお売り致しております)

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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