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『カンフージャングル』観よ!

 新宿武蔵野館で上映中のドニー・イェン主演のバリバリカンフー映画『カンフージャングル』を東京支部の小塚師範と一緒に観に行ってきました!
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 これだよ、これ! 私が観たいアクション映画はこれなんですよっ!

 私は『プロジェクトA』以降のジャッキー・チェン作品より初期のコテコテのカンフー映画(酔拳・蛇拳・笑拳・少林寺木人拳・拳精・ヤングマスター)の方が好きです。

 もちろん、ブルース・リー作品も大好きです。

 何故か?

 武術が好きだから・・・。

 だから、東映のカラテ映画も好きだし、サモハンの燃えよデブゴン・シリーズも好きなんですね~。

 尊敬するアクション監督はラウ・カーリョン

 何でか?というと、実際に洪家拳の伝承者だから・・・(あの有名なウォン・フェイフォンの系統)。

 で、この『カンフージャングル』ですが、現代劇なんですが、武術界最強を目指す男が武術界最強だった男に挑戦する・・・という『笑傲江湖』みたいな話なのです。

 拳法の遣い手、蹴り技の遣い手、武器の遣い手、擒拿(チンナ)の遣い手を次々に惨殺し、次は内家拳(多分、太極拳?)の遣い手を狙う?という時に、ドニーさんと対決。

 それぞれの対決シーンが非常にシャープで緩みが無い。一瞬でも気を抜いたら殺されるという緊迫感に満ちていて、これまでのカンフーアクションには無いバイオレンスな雰囲気が漂っています。

 拳法の遣い手との対決シーンは無く、冒頭、いきなり惨殺死体で登場するんですが、対戦相手を誤って死なせてしまって刑務所に入っていたドニーさんがTVで事件を知って、「捜査協力するから出してくれ」と・・・というちょっとミステリーの要素も入っていて、特にカンフー好きでなくても楽しめます。

 しかし、カンフー好きにとっては蹴り技の遣い手との対決シーンから楽しめます。これがテコンドー的な蹴り技の応酬ではなく、戳脚という北派武術の門派の技とか遣ってるところがマニアック!

 テコンドーやムエタイの蹴り技を見慣れた目には驚かされます。

 剣対剣、剣対棍の対決もスリリングです。最後はカッターナイフを遣って棍の間合を縮めて首を斬るえげつなさ・・・。

 擒拿術の対戦は、鷹爪拳を遣った対決ですが、点穴技法と分筋錯骨法を駆使した筋骨をクラッシュする残忍な技。実に痛そうです。

 私は杜式擒拿術の手ほどき受けた程度ですが、関節技の概念が変わるでしょうね? 固めるんじゃなくて捩り折るんだから・・・。

 このカンフーを遣う犯人は、武術に熱心なあまり頭がおかしくなってしまってる訳ですね。

 私も、こうなっちゃった人を何人も見てます。古武術や中国武術の道場に行けば、大抵、一人か二人はその類いの社会生活きちんとできなそうな“あぶなそ~な人間”がいます。

 実際に殺し合いをしていた昔の武術家にも大勢いたと思いますよ。

 私だって、「この野郎、なめ腐りやがって、ぶち殺したろうか?」って思ったこと、何度もあります。はい、本当にあります。

 でも、もちろん、そんなことしません。

 だって、そんなことしたら一生刑務所に入るか死刑になるかでしょう? 家族だって「人殺しの家族」と周囲から後ろ指さされて生きることになるんです。

 絶対的不幸になるのが判っていて、やれます? やれるのは超絶的にIQの低い馬鹿だけでしょう。

 そもそも、一時の感情で「殺してやろうか?」と思った程度の感情がずっと続く道理がありません。人間はそんなに人を恨み続けることはできないですよ。

 しかし、快楽殺人者という類いの人間は、このような考えができなくなって、人を殺すことを快楽に感じてしまうのだそうです。

 私は、この感情は全然理解できませんね。

 作中、犯人も、あろうことかドニーさんまでも、「武術は人殺しの技だ!」と言いますが、それは現象的には事実そのものなので否定できない訳です。

 私だって同意しますもん。事実は事実だから。

 でも、現象的には事実でも、武術の精神はあくまでも専守防衛の自己防衛術です。他人と技量を競うことは目的ではありません。比武(試合)も、修行上の一つの過程でしかなく目的ではないのです。

 ところが、この犯人は比武を殺し合いで決めようとするのです。

 何しろ、犯人はドニーさんを激怒させて本気で戦わせることが最初からの目的であったというのですから、イッちゃってます。

 つまり、この犯人は、最も尊敬する武術界最強のドニーさんを精神的師匠として崇めていた訳です。そして、師匠を倒してこそ自分が武術界最強となれるのだ!と勝手に思い込んでつけねらっていたストーカー野郎だった訳ですよ。

 いや~、身につまされるな~? 他人事だと思えなかったですよ。ブログ・トップ見てもらえば解ると思いますから、書きませんけどね・・・。

 本当に武術の世界ってクルクルパアの巣窟だったりするから、私はどことも関わりたくないんですね~。本当に押し付けがましい裸の王様ばっかりだから・・・。

 私が付き合えている先生というのは、自分の考えを押し付けない人格者に限られます。

 私自身も、そういう先生方をお手本にしたいと思っていますし、教えた会員にもそういう弱きを助けて強きをくじくカッコイイ人になってもらいたいんですよ。

 そういえば、最近は来ていませんが、うちの会員中、最も礼儀を弁えていなかったKさんという人も、一種のコミュ障みたいだったのに、ある時、都心から小田急急行で帰る時、黙ってシルバーシートで席を譲ったんですね~。

 当たり前のことかもしれませんが、そんな風に周囲に配慮できる人間じゃなかったんですよ。それが、こんなに変わったのか?と、私は内心でジーンとしましたよ。

 もともと頭も良かったから、真面目に取り組んだらびっくりするくらい腕前も上がっていたし、初段もあげたから、仕事を頑張ってやっていてくれればいいな~?と思っています。

 彼に限らず、今の会員は皆、人柄も良過ぎるくらい良い人ばっかりです。このくらい善人でないと武術やってたらおかしくなるのかもしれません・・・。


 で、作中のクライマックスで犯人と対決したドニーさんは、このイカれたストーカー野郎を激闘の果てにボコボコにするのですが、殴り殺す寸前で妹弟子との約束を思い出して手を止めるのですが・・・。

 最後は、アレです。『隠し剣鬼の爪』と同じです。

 どんな武術の達人になっても銃には敵わないんだよな~・・・という空しさ。

 でも、Gunマニアの私は、「やっぱ、現代の武術は銃も遣えなくっちゃ~ダメだよな?」って思っちゃいましたけど・・・。

 クライマックスの対決シーンで、おやっ?と思ったのは、棍対棍のシーンで犯人は槍の操法を遣っていたり、ドニーさんがシュワイジャオの投げ技を遣ったりしていたところ。

 殺伐としたSPL風の戦いをカンフーで演じたところが良かった。

 以前はジェットの影に隠れたイメージでしたが、『イップマン』以降、カンフー映画の第一人者といえばドニーさんというイメージが定着した感がありますね。ようやく日本でもそうなるか?


 ラストのクレジットタイトルでは、これまで香港カンフーアクションを支えてきた方々を列挙して感謝を捧げているか?と思いきや、「名前を挙げられなかった皆さん、すいません」とお詫びしているのが微笑ましかったですね。

 つまり、それほど多くの香港カンフーアクションに関わっている人達がいるという香港映画人としての矜持がのぞいていたんだと思います。


 さて、こんな凄い映画を見たからには、11月3日の特別講習会は、発勁(太極拳・通背拳・形意拳・八卦掌・詠春拳・八極拳などのやり方)、0インチパンチ、化勁、抖勁(身体のどこからでも打つ。肩とか腹とか太ももとか背中とかお尻とかでも打てます!)、合気(大東流・合気道・八光流・円天流道術などのやり方と合気の破り方)、縮地法(新体道・鹿島神流・和道流などのやり方)、無刀捕り、続飯付け、居合の抜き付け(一調子で抜くのと体捌きを利用する)、読み(目付けと聴勁で相手の動きの先を取る)、試し斬り(袈裟斬り・逆袈裟斬り・片手逆手斬り・寸勁斬りなど)、拳銃の撃ち方、拳銃の奪い方、ナイフ術(ヤクザ式・シチリアンマフィア式・拳法術式・シラット式などのやり方)、対ナイフ護身具(タオル・扇子・カバンなど)、棒杖術とか、五時間で怒涛のようにお教えしますよ!

 どうですか? 五時間で戦闘力が数倍どころか数百倍になる人もいるかもしれない?

 もちろん、「そんなベラボーに教えたって体得できる訳ないじゃん?」と疑問に思われるでしょうね?

 私も不安が無いと言えば嘘になりますが、これまで20年以上教えてきて、あっという間に体得させられるメソッドを確立できたと自負していますから、自信はあります。

 納得いかない人にはお金返してもいいですよ!(あ~、言っちゃった・・・)

 まあ、これだけ地道に体得しようと思ったら2000万払っても足りませんよ。

 そもそも、これだけ体得している人間がいるのか?って思われるでしょうけど、原理が解れば、技の数なんか問題になりません。私は原理を教えているんですよ。

 例えば、私、試し斬りやったことなかったのに、初めてやったらスパスパスパーッ!て斬れましたし、陳式太極拳習ったことないのに、内家拳の先生が私の震脚見て、「陳式は一体、誰に習ったんですか?」としつこく聞かれたりしました。

 こういうことがしょっちゅうあるんですが、「長野さんはオタクで器用なんだ」と一笑に伏す人もいるんだとか? でも、単なる物真似でそういう風になります?

 物真似名人と言われる人達なんて、物凄いトレーニングの果てに芸を体得しているんですよ。単なる器用さで体得できるような底の浅いものなんですか? 武術の技は?

 要は、原理が解ってるからできるんですよ! 私が技の本質を洞察する眼力を長年磨いてきてるからできるんですよ。

 私の友人のGunマニアは、新機構のガスガンを見せたら、その場でサクサクサクッと分解してしまい、(おいおい、ちゃんと組み立てられんのかよ~?)って思ってたら、また、サクサクサクッと組み立ててしまいました。もちろん、作動も問題無し。

 銃の基本メカニズムを熟知しているから、新しい機構のものでも応用して考えられるんですね~。流石に驚いたけど・・・(「お前は次元大介か?」って感じ)。

 ちゃんと原理が解れば、一つの技から無数に応用変化技を生み出せるのです。

 戸隠流の初見先生が「同じ技を二回できない。毎回毎回、新しい技をアドリブでやって見せられる」というのも、原理を理解されている証拠です。

「それじゃあ、長野は初見先生と自分が同格だとでも言いたいのか?」と言いたい方もいるでしょうが、年期が違うから同格にはなりようもないですが、同じ道を歩いているという感触はありますよ。いつか、あの境地まで行けるかもしれない・・・。

 でも、それは私だからできるのではなく、誰でも歩ける道なんです。

 それに気づくかどうか? それが大切!

 だけど、それを今度の講習会では教えるつもりです。だから、参加した人は自然成長的に達人化していけると思います。一年後か十年後か、そこまでは私にも解りませんが。

 11月3日は、奇跡は起こるべくして起こるのだ・・・と納得していただきたいと思っています。まだまだ余裕ありますから(遠慮してるのかな?)、迷っている方も、是非、どうぞ! 期待は裏切りませんよ!


PS;今週日曜の青木先生との対談は予約制ですので、ほびっと村に直接お申し込みくださいませ!(私に言っても意味ない)

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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