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あの日見た青木宏之先生の凄さを僕達はまだ知らない・・・

 ほびっと村特別講座で青木宏之先生をお招きして、10月18日は対談をやらせていただきました。

 宣伝が遅くなったので人数が集まるか心配だったんですが、まずまずの参加者が集まり、青木先生を囲んでの和やかなお話ができました。

 今回、対談とは書いていますが、私はなるべく自己主張しないで青木先生のお話しを引き出すことに徹しようと思っていました。

 なぜなら、今、青木先生から聞いておかないと判らなくなってしまう貴重な情報が沢山あるからです。

 青木先生も著書はいくつも出されていますが、御自分から書くのは憚られる体験談も多く、私はいつも直接うかがっているのですが、「これは、もっと多くの人に知らせたいな~? もったいないよな~?」と思っていました。

 それで、映画出演の相談に事務所をおうかがいした時に、ほびっと村での対談もお願いしてみた次第でした。

 もちろん、青木先生はいろんな場所で講演もされていますし、イベントで対談されることも少なくはないでしょう。

 しかし、武道にしろ精神世界にしろ前衛芸術にしろ宗教哲学にしろ、本音で参加者とやり取りするような機会があるだろうか?と考えると、難しいと思うんですね?

 青木先生のように多彩な領域に渡って異能を発揮してきた人物に対して、一面的な話題で終始してしまうのでは、結果的に誤解しか残らないように思えるのです。

 本当は松田隆智先生だったら凄い深い内容のお話ができたに違いないと思うのですが、松田先生亡き今となっては、実現しようもありません。

 私では役不足でしょうが、辛うじて青木先生の体験談を引き出すことはできるかな~?と思った次第でした。

 内容に関してはネットに動画で出す予定ですから触れませんけれど、青木先生の人脈の広さには仰天させられましたね?

 ソニーの井深さん、京セラの稲盛さんといった日本の経済界のトップの人や、前衛舞踏の土方巽(ひじかたたつみ)、大野一雄・・・といった方々のことは聞いていましたが、超能力研究で有名な本山博、ニューサイエンスの旗手だったアラン・ワッツ、ケン・ウィルバー、デビッド・ボーム、そしてそして、若き日の大川隆法や、深見東州(お友達?なのだとか)・・・といった人物のことは私も初めて聞きました。

 まだまだ、次から次に知る人ぞ知る!という人名が出てくるのですが、参加者の皆さんで全員解った人は恐らくいなかったと思いますね?

 例えば、江上茂や井上方軒、鹿島神流の国井善弥って名前は、武道によほど詳しい人しか知らないでしょう?

 私の本やブログ読んでる人なら名前くらい知ってるでしょうけど、どんな人かまで知る人は、ほとんどいないでしょうからね?

 その上、エサレン研究所や、西田幾太郎、和辻哲郎、湯浅(あっ、名前忘れた!)といった現代思想家や、仏教やキリスト(ユダヤ)教の宗教理論の話をされるのだから、ほびっと村(日本のニューエイジ・ムーブメントの拠点だから前衛的知識人が集まっていた)でなかったら誰も話についていけなかったでしょう。

 しかし、話は難解な面もありましたが、青木先生のざっくばらんな裏表の無い人柄には、参加者全員が感銘を受けた様子で、大幅に時間超過していました。

 終わってから、「この後、行くところがあるので・・・」とのこと。

 お引き止めして申し訳なかったです。主に、うちの会員が技かけてもらったりしていたので・・・(苦笑)。

 ここ最近、世の中の沈滞ムードに、ほびっと村も晒されている印象があったんですが、久々にお祭り的な陽気な空間になったと思いますね?

 やっぱり、青木先生は凄いですわ~。凄い人だと思ってはいたけど、青木先生が本当の意味で活躍するのは、これからのような気がしますね?

 それは、これまでは青木先生だけが突出して孤高の存在になってしまって“伝説の武道家”とされていたのに対して、21世紀も十数年が経過して青木先生に時代が追いついてきた?ということではないか・・・と思うのです。


 講座が終わった後、参加していたうちの会員6人から喫茶店で感想を聞きました。

 まず、皆、青木先生の気さくさに一番、感銘を受けている様子でした。技をかけてもらった会員に聞いたら、私の技と感触が似ていたそうです。

 そりゃあ、そうでしょう。私が青木先生の本を目を皿のようにして熟読して工夫した技なんだから、似てないと困るんですよ・・・。

「游心流の人はみんな(身体操作が)柔らかいね~」と、青木先生からも言っていただけたので、私は鼻が高かったです。

「堅い」と言われたら「ダメ」ってことですからね。

 そういえば、ある武道家(仮にUさんとしておきましょうか?)に習ったことのある人が、私がそのUさんの技をできないのに批判していると思っていたらしいですね?

 青木先生と付き合ってるお陰で私も敏感になり過ぎて、対談の最中、邪気を感じて仕方がなくて、そっぽ向いていたんですが・・・(苦笑)。

 いや~、あんまり謙遜するもんじゃないな~?と痛感しました。

 私が特定の武道家の技を批判する場合、基本的にその技を分析して再現し、実験して欠点を確認した上で批判しています。

 その人と少し話すと、「習っているその場ではできるけど(後から再現できない)」と言っていましたが、同様に言う人が多いですね?

 タネ明かしすると、Uさんのパフォーマンスは具体的な技ではなくて催眠暗示を使ってるからですよ。だから、その場ではできるけど、そうでないとできなくなる訳です。

「これが気の技だ!」って言われたら、まあ、嘘じゃないかもね(苦笑)?

 私は大体の極意技と呼ばれるような技は体得してますよ。口先だけで悪口言うような勘違いした素人と同じだと思ってもらっちゃ~困る。

 もちろん、できない技もあります。まだ、手裏剣は三間(約5.4m)くらいまでしか刺せませんし、その場回転受け身もできません。アクロバチックな技は苦手です。

 でも、実戦向けの武術の技は、正直、そこいらの武術家名乗ってる連中に遅れは取らないと思ってます。そうでなかったら、デカイこと言えないでしょう?

「じゃあ、フルコン空手のチャンピオンにも勝つ自信があるのか?」って聞かれるなら、「その人達が“読み”を知らなかったら勝てます」と答えます。

 Uさんがフルコンタクト空手の有名なチャンピオンを手玉に取って見せた?というのも、“読み”を知ってるかどうかで、それだけの圧倒的な差ができるという証明なんですよ。

 これは実力の問題ではありません。“読み”ができるかどうか?で、実力差とは無関係に圧倒的に有利になるというだけの話です。

 相手が攻撃しようと動く前に発勁打ち込めれば勝つのが当然でしょう? どんな凄い実力の持ち主でも技を出す前にやられたら素人と変わらないじゃないですか?

 だから、どんな実力者であろうが、“読み”を知らない相手を手玉に取って見せても、そんなのが自慢になるのか?と私は思う訳ですよ。

 私が青木先生を心底尊敬しているのも、“読み”のレベルが自分より圧倒的に上だからですよ。Uさんよりざっと十倍以上、青木先生が上だと断言できます。

 仮にパワーやスピード、テクニックがUさんの方が上だったとしても、青木先生には勝てないと思いますよ。

 いや、もっとはっきり書きますと、私程度でもUさんの技は通用しないと思います。

 それは、“読み”のレベルが私の方が、ほんのちょっとだけ彼より上だから・・・(苦笑)。でも、うちの会員には私より“読み”のレベルが高い人間もいますからね~。

 武術の真価は“読み”です。技の威力やテクニックやスピードというのは二の次、三の次なんです。

 理解できない人は、自分が“読み”を知らないから真価が解らないのです。

「あの先生とあの先生はどっちが強いかな~?」と、よく、そんなことばっかり考えてる人がうちの会員にもいるんですが、武術習っても、ものにならないでしょうね? このレベルに留まっている限りは・・・。

“読み”ができれば、そんな強さの比較なんて意味がないことが解るからです。

“読み”は、“洞察力”と言い換えてもいいでしょうかね~?

 11月3日の特別講習会で「5時間で達人を作る!」と私が明言できるのも、実は、この“読み”のやり方を詳しく教えるつもりだからなんですよ。

 よほどボンクラでなければ、5時間でUさんの技が通じないくらいになれますよ。

“達人”を尊敬するのはいいです。しかし、崇めるのは修行者のやることじゃない!

 武術を修行するなら、まず、自分が達人の境地に立つことを目標にしなければなりません。できないヤツがどんな立派なゴタクを並べても偽物は偽物です。

 率直に申しますが、私は、どんなに尊敬する先生であっても、いつか必ず超えるべき対象であると認識してきました。そうでないと自分が向上しないでしょう?

「俺は、こんな凄い先生に習っているんだ」とか、「俺の習ってる何々派こそが本物の技を伝えているんだ」とか、いい年こいてほざいているような“クソ馬鹿”は、一生、ヘッポコのままなんですよ!

 私は自分が達人だとも強いとも全然、思ってません! しかし、武術という文化を敬愛し、生涯、向上心を持ち続けていく情熱にかけては自分が世界一だと自負しています。

 だからこそ、逆に武道家だの武術家だのと自分ではおこがましくって言えないんです!

「自分ごときが、そんなことを名乗ってはいかん!」という畏れがあるからです。

 洞察力も何もない周囲の人達からチヤホヤされて天下無双の大名人みたいに自惚れ果てるバカが武術の世界にはザラにいます。本当に、こっちが恥ずかしい!

 そして、そんなバカが自分の権威性を確立するために人を利用しようとするようになったら、もうダメですね(大概はダメになっていくんだけど・・・)。

 青木先生はそうじゃないから尊敬できるんですよ。権威権力なんてものを振りかざすようになったら人間、腐るだけなんだから・・・(不思議なことに腕前も落ちていく)。

 今回の対談の様子は、近日中に動画で出しますから、心の目でしっかり観てください。

PS;そういえば、Uさんが出刃包丁で突いてくるのを捌くパフォーマンスやってましたね? 私もやるか~? でも、出刃包丁じゃつまんね~な~・・・。

PS;突然ですが、昨年出した『重心力を極める・武術のコツ』が増刷されて今月末に出るそうです。昨年、「買いそびれた」という声が多かったのですが、この機会に是非、どうぞ! DVD付き第二弾は、来月末に出る予定です(七月発売から予定が大分、伸びたな~?)。この本は“命かけましたから”・・・いや、マジで・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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