最近見た時代劇
時代劇はお好きですか?
私は、かなり好きです。しかし、殺陣が無い時代劇は見ません。
つまり、殺陣が好きなんですね。時代劇というよりは・・・。
今夏に映画で殺陣を演じてみて、想像より遥かに難しいことを痛感して、余計に殺陣に関心が強くなりましたね。
「この人達は、こんな難しいことをやっていたのか?」と・・・。
そういう観点から時代劇を見る視点もかなり多角的になったような気がしますよ。
3週連続でTV放送された『るろうに剣心』も、やっとスピードに慣れて、どう動いていたのか?が、割りとはっきり判り、そうすると「げげぇ~、一体、何手使ってんだ?」と、あまりに膨大な殺陣の手数を使っていて、益々、面白いと思うようになりました。
佐藤健の身体能力の高さにも驚きますよ。もう目一杯、身体動かしてるでしょう?
一回目の時はスピードが早過ぎて確認できないところが迫力があって良かった訳ですが、二、三回見て目が慣れて“何をやっているのか確認できた”時点で尚、面白さが感じられるというのは、谷垣監督が一気にアジア圏でトップレベルのアクション監督として評価されたのも納得できますね。
さて、それでは昔の時代劇は古臭くて面白く感じられないのでしょうか?
いや~、私はそうは思わないですね。
作品それぞれの魅力というものが時代劇の魅力で、それは新しいとか古いとかは関係ないと思います。
例えば、『それからの武蔵』の萬屋錦之介は、宮本武蔵が憑依したような見事さで、殺陣も完璧だと思います。もう、神のように上手い!
正直、私は錦之介がそんなに殺陣が上手いとは思っていないんですが、この『それからの武蔵』は別格に上手い! まさに完成形だと思います。
この作品に比べると、『子連れ狼』や『破れ傘刀舟』とかは殺陣が粗い印象を受けますね。『柳生新陰流』の柳生宗矩は、かなり良かったけど(これも12月に時代劇専門チャンネルで放送するみたい)、ちょこっとだけ新陰流を習った今見たら、どう感じるか?
上手い!ということでは、異論はあるでしょうが、私は田村正和は非常に上手いと思います。
特に、『乾いて候』は正和サマの最高傑作だと思います。
それも時代劇スペシャルの第一弾の殺陣は実に見事です。改めて見直して、尚更、そう思いました。
斜めに躱し、低く拝み斬りにしたり、片手でグルリと後ろに刀を振る動作の滑らかさは八卦掌の演武のようによどみが無い。
ちょこっと半身にした上体をゆらさずにタタタタターッと走る様子は人間離れしていますが、特に瓦屋根の上での運足や、立ち回りしながら石の階段をサササーッと駆け上がる様子とかは、自然に演じていて派手さは感じませんが、物凄く高度な技術ですよ。
これを着物で演じるというのは、物凄く難しいと思うんです。私も『セーラー服忍者』で本当に痛感しましたから・・・。正和サマは、本当に殺陣の名手ですよ!
それから、BSプレミアムで始まった『子連れ信兵衛』は、私が小学六年の頃(40年くらい前)に放送していた高橋英樹の『ぶらり信兵衛道場破り』と同じ、山本周五郎の『人情裏長屋』を原作にしていますが、確か時代劇スペシャルでも高橋英樹が演じていたかな~?と記憶しています。
今回は高橋克典が主人公の浪人、松村信兵衛を演じていますが、この人って、何か無頼なヒーローやらせると異様に似合うな~(笑)と・・・。
正月のTV東京の時代劇『大江戸捜査網』では殺陣もまだこなれてない感じでしたが、生来のアクション派ならでは、今回はかなり堂々とした感じで頼もしいヒーローっぷりです。
恐らくライバル役であろう加藤雅也は斬心塾出身ですから、期待できますね。ただ、あんまり着物が似合わない(苦笑)。
それにしても、BS・CSで、見たかった昔の作品の大半は見ることができましたが、一つだけ見たい作品が見れない・・・。
それは、『新十郎捕り物帖・快刀乱麻』です。
時代劇としては珍しく、殺陣がほとんどない推理ミステリー物で、明治時代のドラマなんですが、非常に変わった演出で面白かったのを覚えています。殺陣がないのに楽しかった時代劇って、これだけです。
確か、横尾忠則のシュールな絵に非常に美しいテーマ曲が被さっていて、歌詞がまたちょっとシュールな感じだったんですよ。およそ時代劇らしくないんです。
主演は若林豪だったと思います。勝海舟と推理合戦をして、毎回、惜しいところで海舟が負ける・・・というパターンでした。
毎週楽しみに見ていたんですが、最終回だけ見逃してしまったのが未だに心残りなんですね~。
もしかすると、もうフィルムもビデオテープも残っていないのかもしれませんが、最終回だけでも見てみたいものですね~・・・。
あっ、そういえば、正和サマ主演のNHK時代劇『鳴門秘帖』も、もう一回見てみたいな~? ビデオテープが残ってないのかもしれないけどな~? 私の好きな小林麻美も出演してたんですよね~。
私は、かなり好きです。しかし、殺陣が無い時代劇は見ません。
つまり、殺陣が好きなんですね。時代劇というよりは・・・。
今夏に映画で殺陣を演じてみて、想像より遥かに難しいことを痛感して、余計に殺陣に関心が強くなりましたね。
「この人達は、こんな難しいことをやっていたのか?」と・・・。
そういう観点から時代劇を見る視点もかなり多角的になったような気がしますよ。
3週連続でTV放送された『るろうに剣心』も、やっとスピードに慣れて、どう動いていたのか?が、割りとはっきり判り、そうすると「げげぇ~、一体、何手使ってんだ?」と、あまりに膨大な殺陣の手数を使っていて、益々、面白いと思うようになりました。
佐藤健の身体能力の高さにも驚きますよ。もう目一杯、身体動かしてるでしょう?
一回目の時はスピードが早過ぎて確認できないところが迫力があって良かった訳ですが、二、三回見て目が慣れて“何をやっているのか確認できた”時点で尚、面白さが感じられるというのは、谷垣監督が一気にアジア圏でトップレベルのアクション監督として評価されたのも納得できますね。
さて、それでは昔の時代劇は古臭くて面白く感じられないのでしょうか?
いや~、私はそうは思わないですね。
作品それぞれの魅力というものが時代劇の魅力で、それは新しいとか古いとかは関係ないと思います。
例えば、『それからの武蔵』の萬屋錦之介は、宮本武蔵が憑依したような見事さで、殺陣も完璧だと思います。もう、神のように上手い!
正直、私は錦之介がそんなに殺陣が上手いとは思っていないんですが、この『それからの武蔵』は別格に上手い! まさに完成形だと思います。
この作品に比べると、『子連れ狼』や『破れ傘刀舟』とかは殺陣が粗い印象を受けますね。『柳生新陰流』の柳生宗矩は、かなり良かったけど(これも12月に時代劇専門チャンネルで放送するみたい)、ちょこっとだけ新陰流を習った今見たら、どう感じるか?
上手い!ということでは、異論はあるでしょうが、私は田村正和は非常に上手いと思います。
特に、『乾いて候』は正和サマの最高傑作だと思います。
それも時代劇スペシャルの第一弾の殺陣は実に見事です。改めて見直して、尚更、そう思いました。
斜めに躱し、低く拝み斬りにしたり、片手でグルリと後ろに刀を振る動作の滑らかさは八卦掌の演武のようによどみが無い。
ちょこっと半身にした上体をゆらさずにタタタタターッと走る様子は人間離れしていますが、特に瓦屋根の上での運足や、立ち回りしながら石の階段をサササーッと駆け上がる様子とかは、自然に演じていて派手さは感じませんが、物凄く高度な技術ですよ。
これを着物で演じるというのは、物凄く難しいと思うんです。私も『セーラー服忍者』で本当に痛感しましたから・・・。正和サマは、本当に殺陣の名手ですよ!
それから、BSプレミアムで始まった『子連れ信兵衛』は、私が小学六年の頃(40年くらい前)に放送していた高橋英樹の『ぶらり信兵衛道場破り』と同じ、山本周五郎の『人情裏長屋』を原作にしていますが、確か時代劇スペシャルでも高橋英樹が演じていたかな~?と記憶しています。
今回は高橋克典が主人公の浪人、松村信兵衛を演じていますが、この人って、何か無頼なヒーローやらせると異様に似合うな~(笑)と・・・。
正月のTV東京の時代劇『大江戸捜査網』では殺陣もまだこなれてない感じでしたが、生来のアクション派ならでは、今回はかなり堂々とした感じで頼もしいヒーローっぷりです。
恐らくライバル役であろう加藤雅也は斬心塾出身ですから、期待できますね。ただ、あんまり着物が似合わない(苦笑)。
それにしても、BS・CSで、見たかった昔の作品の大半は見ることができましたが、一つだけ見たい作品が見れない・・・。
それは、『新十郎捕り物帖・快刀乱麻』です。
時代劇としては珍しく、殺陣がほとんどない推理ミステリー物で、明治時代のドラマなんですが、非常に変わった演出で面白かったのを覚えています。殺陣がないのに楽しかった時代劇って、これだけです。
確か、横尾忠則のシュールな絵に非常に美しいテーマ曲が被さっていて、歌詞がまたちょっとシュールな感じだったんですよ。およそ時代劇らしくないんです。
主演は若林豪だったと思います。勝海舟と推理合戦をして、毎回、惜しいところで海舟が負ける・・・というパターンでした。
毎週楽しみに見ていたんですが、最終回だけ見逃してしまったのが未だに心残りなんですね~。
もしかすると、もうフィルムもビデオテープも残っていないのかもしれませんが、最終回だけでも見てみたいものですね~・・・。
あっ、そういえば、正和サマ主演のNHK時代劇『鳴門秘帖』も、もう一回見てみたいな~? ビデオテープが残ってないのかもしれないけどな~? 私の好きな小林麻美も出演してたんですよね~。
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