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甲野武術のカラクリ

 ほびっと村の講座の後、西荻窪の地元で有名な喫茶室こけし屋さんでおしゃべりするのが恒例なんですが、参加者の方がシステマをやっていたので、ミカエル先生が甲野氏相手に延々と無刀取りしている動画を見ながら問題点を分析しました。

 まず、ロシア剣術シャスカの講習会にもかかわらず、日本刀の模擬刀を使う甲野氏の態度が、そもそも挑発的で礼儀を失していると思います。

 ピンと来ない人もいるでしょうから、譬えてみますが、剣道場に行って「竹刀は嫌だから」とロングソード使うのと同じでしょ?

 はっきり言って、これって“セミナー荒らし”と変わりないですよ。私だったら、「他の参加者に迷惑だから帰れ」って言いますね。

 実際、二回くらい追い返したことありますよ。明らかに荒らす気で来ていたり、道場でいきなり“ゆる”を始めたので、「挑発してんのか? お前、帰れ!」って追い返しました。後者の時はキョトンとしていたので、悪気がなくてやっていたのかもしれませんが、私はこういう無神経な人間は大っ嫌いなんですね。

 腕試しがしたいんなら、教わるフリしていきなりやればいいんですよ。そうしたら、こっちも反射的にぶちのめせるから、その方が助かりますね。もっとも、そういう意識のある人は最初から判りますけどね・・・。

 もちろん、甲野氏は特別ゲスト扱いで呼んでいるのでしょうが、それならそれで講習会とは別に時間を作ってやるべきですね。

 お金払って習いに来ている人達の貴重な時間を奪っちゃダメでしょう?

 私が甲野氏を道場破りも辞さずのつもりで訪ねた時は講座が終わるまで待ちました。お金払って受講している人達に迷惑をかけたくなかったからです。

 もっとも、甲野氏の方から「今日は私をボロクソに批判している長野さんが来ていますから、何しに来たのか聞きましょう」と水向けられて、「終わるまで待ってますよ」って言ったんですが、「構いません。目的を言ってください」って言うので、「そうですか? なら言いますが・・・」と、「先生は、ある高校で真剣を生徒に突き付けた時に、壇上に一人あげたと本に書いていましたが、実際は三人上げましたよね?」って聞いてやったら、顔面蒼白で“やめてぇ~”って慌てふためいてました。

 大体、人を見くびってますよね? 自分のフィールドだから「一人の敵くらいどうにでも論破できる、皆が見ている前で吊るし上げてやろう」と思ったんでしょうけど、私がその辺のパンピーだとでも思ったんでしょうかね?

 事実を屁理屈で屈服させることはできませんよ。考え甘過ぎます。考えの甘い人間とばっかり付き合ってるから、世の中、ナメ腐ってるんでしょう。

 それはさておき、何回見ても、「酷い」の一語。ミカエル先生は終始、片手で模擬刀を奪い、刃を返して甲野氏の首筋に突き付けて見せて“わかりましたか?”とニコニコと合図しているのですが、何と! 甲野氏は全然気づかない?

 ありえないですよ。刀の刃を首筋に突き付けられて気づかないなんて?

 柄を掴まれているのに、しつこく握ったまま放さないで“死に体の体勢”を晒し続ける甲野氏は、素人よりダメ過ぎます。ミカエル先生は片手しか使っていないので、いつでもストライク(システマ独特の鉤突き)入れられる体勢なんですよ。

 本来、甲野氏は日本刀を持ち、ミカエル先生は素手なのですから、そこは圧倒的に有利な筈なのに、あまりにも拙劣・・・。

 こんな人物が日本武術の第一人者と思われたら日本武術は阿呆しかいないのか?と、名折れになってしまいますよ。何で、そこを考えないのか? 

「甲野先生はミカエル先生を立ててウケを取っていて偉い」と評した人もいたのだそうですが、何を見ているのでしょう? 目がおかしいのか、脳がおかしいのか?

 大体、ミカエル先生に対しても無礼ですよ。こういう発言は。甲野氏の面子が立つように配慮しまくってるじゃないですか?

 段々、不機嫌な顔になる甲野氏と、段々、ウンザリ顔になるミカエル先生の顔を見比べれば一目瞭然ではないですか?

 いやはや、とにかく酷過ぎて笑うに笑えませんでした。

 普通、あんなことやったら殴り倒されますよ。ミカエル先生の善良さと器の大きさに付け込んだとしか思えないですね?


 それから、甲野氏がフルコン空手の修行者らしい人に“無拍子打ち”を実演している動画も見ました。

 これは笑えました。

「まだ、こんな猿芝居続けているんだ?」と思うと、怒る気にもなりません。

 若い人は知らないと思いますが、甲野氏のこの技?は、もう30年近く前からやっている素人騙し芸なんですよ。

 成長がないにも程がありますね?

 まず、「おかしいな?」と思うのは、右側のフルコン空手の修行者らしき人は、アップライトに構えて身体を揺すって見せるものの、ジャブ一つ打とうとしないのです。

 そして、甲野氏が寸止めで打ちを出すのですが、これが全然払えない?という意味合いのことを表現したいのでしょう。

 つまり、「気配の出ない最速の突きである」ということを言いたい訳ですね?

 何でも、「長野もこの突きは払えないだろう」と評している人がいたそうなんですが、眼科で診てもらった方がいいよ。まともに戦っていて、こんな“遅い突き”食らうバカがいる訳ない。

 気配が出ない突きって、脱力してノーモーションで出せばいいだけなんですよ。私が教えたら誰でも数分で体得できます。

 ただし、空手系の力を溜めて打つ練習を延々とやっている人だと難しくなります。

 ですが、力のタメを排除してヒョイッと打てばいいだけなので、運動経験の無い人でもできます。もちろん、熟練度はありますが、原理は至って単純至極なんですよ。

 で、甲野氏のやり方は、「私が打つのを受けたり払ったりしてみてください」と言っておいてからノーモーションで打つ。

 相手は受けよう、払おうと待ち構えて筋肉が緊張してしまうから、どうしてもノーモーションの突きには遅れてしまう・・・というだけの話なんですよ。

 ちなみに、私は27歳の時に道場で甲野氏のこの技を受け止めて、ビンタ張り回してやりましたよ。今の1/10も実力が無い時分でしたが、顔面に何発も食らっているのに何もできない。“無拍子打ち”じゃなくって“無防備打ち”ですよ。

 こんなもんに結構な数の格闘家なんかも騙されてしまうのは何故か? 打撃技のプロを自覚している人だと、「こんな突きが払えない筈がないのに、何故だ?」と勘違いしてしまうからなんですね?

 気配が出ないと言っても完全に気配を消すことなんかできませんから、よく観察していれば判りますよ。

 この技?のカラクリをお教えしましょう。

 この動画を見ていて違和感が拭えないのは、右側のフルコン空手修行者らしき人は、出せば届く間合なのに自分からは攻撃しないんですよ。あり得ないでしょう?

“受けることだけに限定させている”から、相手は攻撃してこない。

 相手は攻撃してこないんだから、こんなラクな話はないですよ。自分はノーモーションで好きに打てばいいだけ。相手は受けることしか念頭にないから反応が遅れてしまう・・・という“仕掛け”です。

 この技?の破り方は実に簡単です。

 甲野氏の指示を無視して普通に自由組手やるつもりでビシビシバシバシ攻撃すればいいだけです。

 彼が主張する“状況設定”というのは、「自分が一方的に勝てる条件を相手に気づかせないでやるためのカラクリ」なんですね。

 自分ではわざわざ「ウケに優しくトリに厳しい状況設定」なんて言ってますが、大嘘です。実際は、相手の自由な攻防を制限させることで弱点を作り出す工夫なんです。おまけに自分は攻撃されないから安全。

「自由に攻撃していいですよ」って言えばいいのに、何故、そうしないのか?

 自由に攻撃してこられたらひとたまりもなくやられてしまうことを判っているからでしょうね?

 武術は戦術も含むから、こういう状況設定演武もダメとは言えないんですが、それしかできないのでは武術じゃなくて詐術ですよ。

 こういう素人騙しを延々と何十年も続けるような生まれついての詐術師は、本来は相手にしちゃ~いけないと思うんですけど、仕掛けを見抜けない人達が持て囃してメディアが乗っかってしまったから、今では一大ブランドになってしまった。

 第一人者として世間に定着してしまったから、批判したら自分の損にしかならないと、誰もが文句を言わない。それで甲野氏も調子づいてしまう・・・。

 そうとは知らずに彼を信じて御神輿担いでしまった人達も含めて、本当に罪作りな人だと思いますね。

 誰かが真相を知らせていかないと、またぞろ甲野“嘘”理論が広まって定着してしまうでしょうから、これから、私が厳しく目を光らせて、インチキを暴いて、迷妄を晴らしていくしかないですね?

 インチキやりたいヤツは、やってみなさい! 私が必ず暴いてみせますよ!


 さてさて、毎月一回個人指導に通っているIさんは、過去に某武道の地方支部長をやるほどだったそうですが、ウツ病を患って長く離れていたそうです。

 その後、私の本を読んで情熱が再燃して相模原まで尋ねてきたのが3年前でした。

 雪の降り積もった18日に道場に来た時、「ちょうど、先生にお会いした日も雪が降っていました」と、ちと感慨深かったみたいで、「私はもうすぐ51になるんですが、この3年間が人生の中で一番、充実して楽しいです」と言ってくれました。

 正直、武術ができても何の自慢にもなりはしません。甲野氏みたいな山師が持て囃されるくらいだから、世の中で評価されているジャンルじゃありませんからね。

 でも、素質や才能に関係なく、誰でも真剣に取り組めば答えが返ってくる学問でもあります。決して戦う技術だけじゃないんですよ。

 考え方を変えていくことで、基本的な自己意識を変えていけるんです。

 そして、困難に遭遇しても超然と達観して乗り越えていけるようになります。

 現実にウツ病を患った彼が、「人生で今が一番充実している」と言ってくれたのは、何よりも嬉しい報告でした。

 もちろん、私のところに来たって病気は治りませんよ。何故なら、そういう人は、武術に頼ろうとする意識が先にあるからで、現実逃避なんです。

 頼るんじゃなくて、捨て身になれることが大切なんですよ。

 よく、“0化”って言いますよね?

 無心になれって言われたりしますが、それは無理でしょう? でも、捨て身にはなれます。ハラ括って覚悟すればいいんです。

 武術の真の訓練は、毎回毎回、死ぬ練習をすることです。敵を殺して自分も死ぬ。相討ちになる訓練・・・それが本当の武術の訓練です。

 死を覚悟するのは、生命の重さを自覚する契機になります。

 だから、武術はスポーツにしちゃ~いかんのですよ。

 武術は生きるか死ぬかの戦闘を見つめるからこそ尊いのです。身体の動きが変わるとか、そんな目糞みたいな目的意識しか持たないのは、宝の山に入って、入り口でシルバーネックレス見つけて大喜びしている段階でしかありません。

PS;ベッキーとゲス乙女・川谷のLINEやり取りがまた露出してますけどね~。どこまで本当かわからないけど、本当に芸能人って大変だな~?と思います。最早、感想それしか浮かびません・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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