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親が遺した財産

 どうせ、もう田舎には帰ることはあるまいと思ったので、去年夏に死んだ母親の名義になっていた土地も「俺は要らん。兄貴と弟で分けてくれ」と言っていたんですが、兄貴の方から「せめて土地を売って金を分けようか?」と言ってくれて、取り敢えず120坪程もある田舎の土地を一つ貰ったんですね。

 で、「売れるんだったら売って金にしてもよかね?」と言ってくれていたんですが、何しろ天草の中でも中心地から外れた田圃の中なので、大した額にはならないだろうと思っていたんです。

 貰った土地は、私が小さい頃にちょっとだけ住んでいて、覚えているのは階段からおっこちて大泣きしたのと、庭の桜の木に毛虫がいてビックリした・・・ということぐらい。

 その後、親父が格安(月額5000円!)で人に貸したりしていましたがシロアリに食われているということで家は潰してさら地にし、その後は長く、そのままです。

 私が幼稚園に入る頃の家は天草の中心地の住宅街にあって、ここが自分の家という認識でした。猫飼っていた小学生の頃が一番、いい時代でしたかね~?

 が、親が学校の先生だと転勤があるので、ちょくちょく引っ越ししていたんですね。中学時代は親父の勤める高校の住宅に住んで地元の学校に通い、土日はこの家に戻ってくるという生活でした。

 ちなみに私が猫好きなのも、一週間毎に帰ってきた時に猫がダッシュで迎えに来てくれるので、「犬は三日飼えば一生忘れないけど猫は長年飼っても三日で忘れる」と言われていたのを、普通の猫はそうかもしれないけど、うちの猫は赤ちゃんの頃から飼ってたので非常に義理堅かったですね~?

 私は本当は引っ越しとか旅行とかあんまり好きじゃなくて定住インドア派なんですが、何故か、やたらに引っ越ししまくる人生でしたね。

 それでも、この家はずっとありました。父親が退職した時に建て替えましたが、場所は同じ。

 もっとも、兄貴が相続したので売るかどうかするだろうと思います。自営業で金が要るでしょうから。

 つまり、もう田舎に帰っても帰る家はない訳です。

 弟は熊本市内に母親が退職した時に買った家を貰っていますが、私は「土地だけ貰ってもしょうがないし、金に替えるのもアリかな~?」という気持ちにもなりかかっていました。

 で、兄貴から電話がかかってきて「土地が売れるけど、どうする?」ということでしたが、予想を遥かに下回る額で、「ハァァ~?」って言っちゃいましたよ。

 いくら辺鄙な田舎だといっても、山林とかじゃなく普通の平たい土地で120坪もある訳ですよ。相模原で120坪もあったら道場付きの豪邸建てられますよね?

 何か財産を子供に遺そうとしてくれた親に対して、申し訳なくて哀しくなってしまってですね~。売らないことにして断りました。

 正直、田舎に帰る気持ちはありません。何でか?というと、世の中の流れから切り離されて家族と隣近所のことだけ考えて生きるような狭い生き方には耐えられないからです。

 田舎に住んでいるとそうなりがちなんですよ。刺激が無いから・・・。

 住んでる時は不満も疑問も無かったですけど、上京してきてから、特別に私はいろんな業界の前衛的な人と出会って影響受けまくったので、自分の生活空間だけ考えて生きるようなのは耐えられないんですよ。

 けれども、田中泯さんと出会ってから、少し考えが変わりましたね。田舎でもやろうと思えば世界中の人と繋がれる。場所は関係ない。

 もちろん、それは泯さんが世界的なダンサーという芸術家だからだとは思うんですよ。

 だったら、私も今後、日本を代表する武術文化の研究家とか、作家として全国的に知られるくらいになれば、田舎に戻っても何のマイナスもないだろうと思ったんですね。

 しかし、まだまだ時期尚早です。この土地も、いずれ有効に活用しようと思います。

『キッズリターン』のセリフじゃないけど、「まだ始まってもいね~よ」って感じ。

 中学の時の同級生から、「長野君は何か、普通の人間とは違う人みたいな気がする。何か将来、凄い有名になるんじゃないかな~?」と言われたことがありました。

 大学の同級生からも、「長野は何か普通じゃない気がする」と言われましたし、映画研究部の後輩からは「先輩みたいな奇人には会ったことがない」と言われました。まあ、誉め言葉だと受け止めています。

 親父からも、「父ちゃんにはわからんが、お前は何か大きな仕事をするような気がする」と言われました。

 自分でも薄々、俺は普通じゃないんじゃないかな~?という漠然とした“普通の人”“普通の幸せ”“普通の人生”に対する違和感のようなものがずぅ~っと有りました。

 単なる自意識過剰と言えばそれまでなんですが、今は「あ~、やっぱり俺は何か普通に生きちゃいかん人間だったんだな~?」と思ってますね。

 武術をずぅ~っと続けてきたのが、その証拠ですね。

 率直に言うと、「これはやらされてるんだ!」と思ってる訳です。つまり、天命みたいなものがあると感じるんですよ。

 こういうのは才能とは無関係なのかもしれません。

 才能が全然ないのに第一人者としてやっている人というのも、いろんな業界に結構いるからです。むしろ、本当に才能がある人というのは“知る人ぞ知る存在”として影に隠れて一般的には知られていない場合が多いですね。

 特に武術の業界はそうです。

 私なんか及びもつかない人がいくらでもいます。だから、武術家なんて畏れ多くて名乗れないんですよ。

 ただ、どの業界でも口の達者な人というのは前衛にいます。いわゆる宣伝部長ですね。

 これは、知識があって屁理屈こねる能力があれば誰でもできます。ただし、ある程度の社会性がないと“奇人変人”なのがバレて干されますけどね~? 単なるオタクが一時的には持て囃されても第一人者にまで成り上がれないというのも、この最低限の社会性の有無が関係しています。

 まああれですよ。営業トーク能力ですね?

 それと自己演出能力!

 従って、演技性人格障害や空想虚言症の人って、割りと有名人に多いみたいですよ。

“平気で嘘つける人”ですね・・・。

 こういう人は作家とか芸能人とか、ちょっと特殊な業界でないと生きていけないとは思いますけどね。

 武術の世界も多いけどな~・・・。

“ナチュラルボーン詐欺師”が・・・。

 こういう人って、第三者から見れば胡散臭いんですけど、信者もできたりするんですよね。「ちょっと毒に当たるくらいがおいしいんだ」って、毒キノコ愛好家が言っていましたけど、そういうもんかもしれませんね?



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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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