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武術の根本戦闘法~交叉法

 諸事情ありまして、新作DVD緊急発売することにしました。

 合気や発勁に関してはDVDも多く出してきましたが、正直言って、私にとってはそれほど重要なものではありません。

 何故かというと、“技”だからです。どんな凄い必殺技でも相手が黙ってかけられてくれるなんてことはありません。

 相手の厳しい突き・蹴り・投げ・逆・絞め・武器の攻撃を凌いで、こちらの必殺技を百パーセント確実に極めるための“戦術”を知らないと意味がありません。

 ヤマトの波動砲や悟空の元気玉のような超強力必殺技も、発射するのに時間がかかり過ぎたり、当てるのに苦心したりするでしょう?

 松田隆智先生も「いかなる者も撃破する最強の当て身と、絶対に当てる招法が大事だ」と言われていました。

 誰もが勘違いしてしまうのは、特別な技さえ体得すれば無敵の強さを得られる?と思い込んでいる点で、“気のパワーで打つ発勁さえ体得すれば筋肉パワーを軽く凌駕できる”と思い込んでいるスカポンタンな人間が今でも多数、存在しているということです。

 いえいえ、白状してしまうと、私も20代まではそう思っていました。

 初めて発勁が打てるようになった時は、「これさえできれば、もう無敵だ!」と舞い上がったりしたものでした。

 もちろん、いくら打撃力が出せても、相手の攻撃を処理して当てることができなければ役に立ちません。

 それを理解するには格闘技の経験を積む必要がありました。やられてみないと解らない訳です。こっちの必殺発勁をぶちかましてやろうと思っても、相手のジャブやローキックが先にバンバン当たって、近寄れない?!・・・そんな経験を何度かやって、格闘技の練習もした訳です。

 で、「ダメだ~。俺、才能無いわ~」と、メゲてしまっていた訳ですね?

 それから、もうすぐ30年も経過しようとしていますが、随分、紆余曲折したものだな~?と思います。

 ちょうど、30になった頃、ある先生と出会って交叉法の存在を知りました。

 それで、ピンときて居合術に応用してみました。

 すると、今まで相手の斬りに“抜き即斬”で合わせるなんて到底できなかったのに、あっさりできるようになりました。

 無刀取りもできるようになりました。誰にも習っていません。自己流です。

 剣でできるということは、素手ならもっと簡単にできるのでは?と考えて、研究会を作って教えながら研究するようになりました。

 一方で、新体道の青木宏之先生の演武をたまたま見る機会があり、交叉法の観点で観たところ、とてつもない達人であることに気づきました。

 一般に新体道は気の武道と呼ばれて、気合で相手を倒す遠当てが有名でした。ビデオで見た時も、“怪しいカルト団体”としか思えませんでした。

 実際、普通の演武は訳がわかりませんでした。

 ですが、青木先生は別格も別格、相手の攻撃を完璧に見切り、呼吸の隙間に気合をかけて昏倒させたり、武術家というよりバビル二世?という感じの神業遣いでした。

 が、相手の突きが腹に当たった?という瞬間、腹がブルンッとうねって相手はふっ飛んでしまい、「げげっ! この人、本当に凄い!」と背筋が寒くなりました。

 それから何回も新体道を経験する機会がありましたが、気のパワーで云々というものではなく、徹底的に肉体を鍛錬しまくった後の心法技術こそが真骨頂であるということが解りました。

 で、新体道空手の練習に参加してみたところ、丸っきり交叉法の練習だったので驚きました。

 以後、様々な武術の大家の演武を実際に観たり映像で見たりしてきて、すべてが交叉法を駆使していることに気づきました。

 中でも、賢友流の友寄隆一郎先生は、「武術は読みと交叉。これ以外にない」と言明されていました。

 私に最初に交叉法の存在を示して教えてくださった先生には本当に感謝以外の何もありません。

 ただ、この先生は交叉法は弟子にも隠して教えないくらい大切にされていたので、勝手に理論化して公開している私を認められる道理もありません。結果的にはお別れせざるを得ませんでした。

 無論、公開している以上は、教わったそのままではなく、私の長年の研究を加えて理論体系化してきています。私が教わったのは簡単な目付けのやり方と体捌きくらいでしたが、その後、30倍以上のコツや練習法を工夫しました。

 そして、他流の人達との手合わせを重ねて、「交叉法こそ流儀を問わず、武術の戦闘理論の究極極意となり得るものだ」と確信するようになりました。

 交叉法を知るか知らないかで武術が遣えるか遣えないか?が決定的に差ができます。

 でかいこと言いますが、この理合(戦闘理論)を知らない相手なら、どれだけ実力があっても勝つ自信があります。

 知ってるかどうか?というだけで、大人と子供のような差が生じてしまうのです。

 例えば、沖縄空手の達人と評判だった某氏も、交叉法を遣っていました。ところが周囲の人間はそれを知らないので、「フルコンのチャンピオンでも翻弄された天下無双の大達人」だと御神輿担いで持て囃したので、本人もすっかりその気になって天下第一は俺だと言わんばかりになってしまい、非常に残念なことになりました。

 また、游心流を名乗ったごく初期の頃に甲野氏と揉めて、私の会員数人が甲野氏の稽古会に乗り込んで彼の演芸!をコテンコテンに打ち破ったのも、実は交叉法を知っていたからなんですよ。

 中には教えて三カ月しか経過していない会員(武道経験0)もいましたが、甲野氏を圧倒的に上回ってしまったみたいです。

 勝てるとは思ってましたが、流石にそこまで差がついているとは予想していなかったので、驚きましたよ。

 ある中国武術の達人とお会いした時に、「はは~、やっぱり交叉法を遣ってるな~」と思って、技の入り方について質問したんですが、それまで発勁や化勁について事細かく説明してくれていた達人が、急に黙ってしまい、話を逸らして関係ないことを説明しはじめました。

 似たようなことが何度かありました。

 私自身も、そうするようになりました。なるほど、これは“猫に小判、豚に真珠”で、もったいなくて部外者に教えたくありません。

 相手も交叉法を知ってしまえば、簡単に勝てなくなってしまうからです。隠すのも道理だと思いました。

 しかし、知ってしまえば、別に摩訶不思議な超能力でも何でもない。ちゃんと原理があり、法則性がある訳で、私が教えれば確実に体得できます。

 逆に交叉法を知ることによって、大抵の武術が突然、実戦対応可能になりますし、意味不明だった空手の形や中国拳法の套路の秘密が自然に理解できるようになっていきます。

 なので、空手や合気道、中国表演武術をやっていた人などは、型や套路の動作がいきなり実戦的な必殺技に変わるので、ビックラこいて入会・・・なんてことがありました。

 最近は、システマやクラブマガの経験者が、えらく喜んでくださったりします。「技の応用のさせ方がわからなかったので助かりました」・・・とか。

 つまり、交叉法は、武術の秘伝の箱を開ける鍵のようなものなのです。正直、自分でも、ここまでほとんどあらゆる武術に応用できる理合だとは驚きましたけどね~?

 私が、「誰でも達人になれる!」と断言しているのも、交叉法という理論的根拠があるからなんですね。

 もちろん、発勁、合気、縮地法や様々な秘伝技も重要です。が、交叉法を知らなければ、こうした秘伝技は真価を発揮できません。

 これを知らないと、身体の大きな現代武道やプロ格闘技、外国の軍隊格闘術の猛者には何もできずに粉砕されてしまうでしょう。

「そんなの当たり前だ」と思ってるでしょう?

 NON、NON! 東洋の伝統武術はそんな底の浅いものではありません!

 一撃必殺は本当に実在します! そして、その一撃を確実に命中させる招法が交叉法なのです!

 だからこそ、これを知らない現代の日本の武道家は、昔から練習してきていることなのに、その奥にある真価に気づかず、結果的に宝の持ち腐れになっているのです。

 ですが、その事情を知らずに、「秘伝技さえ体得できれば勝てるのだ」と未だに信じ込まされている哀れな武術愛好家がゴマンと居るのです。


 そろそろ公開するか?と、ここ数年は考えていまして、ちょこちょことDVDでも解説してきたんですが、どうも、重要性に気づいてくれる人は少ない・・・というか、全然、いないのかもしれません。

 直接、習いに来ている人でも理解しようとしない人もいます。そんな人には教えていません。

 やっぱり、確実に体得しているのは常連の会員に限られますね。

 これはしょうがないのか?とも思っていたんですが、どうも、世間的には甲野氏のおバカな身体操作理論ばかりが広まって、役に立たないことに夢中になっていたり、全然、戦えない人が実戦を語るようなトンチンカンな様相を呈してきて、「これはマズイぞ?」と思うようになりました。

 自惚れたおバカさんが痛い目を見るのは薬になるからいいんですが、何も知らない真面目に武術に取り組みたい人達が勘違いさせられていく現状は危険です。

 交叉法という日本剣術が生み出した優れた理合の真価を知らないまま、外国の武術を礼讚しているような現状では、武道の母国という日本の名声も地に落ちてしまう・・・。

 正直言って、私は「自分達だけ勝てればいいや~」と思っていたんですが、このままでは日本の武術文化は根腐れしていく・・・という危機感が強くなってきました。

・・・っつう次第で、突然、「よしっ、今度のDVDは交叉法で行くぞぉ~っ!」と、決めた訳です。

 21日に急遽、撮影しました。

 いや~、改めて、交叉法知ってたら無敵やな~?と、ちょっと思いましたよ~。空手、合気道、剣道、居合道、中国拳法の技が気持ちよ~く、バンバン遣えるんですよ。

 一滴の汗もかきませんでしたよ。そのくらい省エネで戦える。

 世に達人と絶賛されている先生方の神業が、すべて交叉法を駆使していると見抜いた私が天才だったのかな~(ナルシズムに浸ってスンマセン)。

 そういえば、ある海外の武術を習っている人が入会して交叉法の初歩を知っただけで、そこのトップレベルの実力になってしまったらしい・・・。

 発勁ができて交叉法知ってたら取り敢えず、大概の相手には勝てます。

 何しろ、熟練すれば、相手が攻撃しようとする前にバチコーンッて叩いて終わり!

 譬えるなら、ウルトラマンが登場すると同時にスペシウム光線かまして怪獣を爆殺するようなもんです。

 はた目には、不意打ちで一方的に叩いているようにしか見えないと思いますが、これが交叉法の真価です。

 つまり、“相手に技を出させないまま一方的に打ち倒す”訳です。

 これなら相手がどれだけ実力があろうと木偶人形と変わりません。

 相手が武器持って、こっちが素手でも同じ。

 何故なら、相手の武器を受けないで、隙間を狙うからです。剣術と無刀捕りを比較して実演しましたので、見てください。

 特に、今回、重視したのは“差し手”です。パンチに差すのはいつもやっていますが、今回は蹴りに差すやり方も撮影しました。

 蹴り脚を引っかけてヒョイッと挙げると、相手は面白いようにふっ飛びます。思いっきりやると放物線描いてピョ~ンと飛んでしまって危ないのですが、ケンカでやったら面白いですよ~?

 我々は基本的に発勁打てるので、これで交叉法遣うと冗談みたいに見えます。

 説明すると大して難しい訳ではないんですが、それこそコロンブスの卵みたいな発想の転換ですね?

 例えば、「澤井健一先生は何故、腰を引いて構えるのか?」ということも分析していますが、どんな姿勢や動きにも、ちゃんとした理由がある訳です。

「これが正しくて、それ以外は間違い」とする論理が、根本的に誤りであるということですよ。

 多分、このDVDが出てから、「これが真の交叉法である」とか、「これが交叉法を超える理合だ」とか言い出す売名武術屋が出てくると思うんですが、こういう連中は本質を理解していないから、そんな阿呆なことを言い出すんですよ。

 交叉法はあらゆる武術に内蔵されています。理合というのはそういうものです。言葉を知らなくとも同質のことをやっている先生は沢山おられます。

 私は流派を問わず、それを抽出して理論化する研究をしているに過ぎません。研究家ですからね?

 心ある日本の武道武術の修行者が、具体的に自身を変える切っ掛けになってくれればいいな~と思います。

 実際に撮ってみて、今回のDVDはあらゆる武術、武道をやって悩んでいる人への達人ロードの道しるべになるのでは?と、思います!

 サイヤ人がスーパーサイヤ人になる!くらいの変化が起こりますから。

「憧れていた達人に自分がなれる!」

 そんなDVDになるでしょう。発売記念に二月中に申し込み入金する方は割り引きセールしますので、是非、どうぞ!

 いや~、今回は久々にいい作品になったぞ~!



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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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