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時代劇は好きですか?

 現在、作家デビュー目前と言ってもいいかな?というところまでは漕ぎ着けています。

 時代小説なんですが、当然、時代劇アクション活劇しか私は書けませんから、そういうものを書いているんです。

 でもね~。正直言って、私の世代で時代小説読む人はあんまり居ないですし、デビューしても売れるのかな~?という不安もあります。

 自分では面白いと思うんですけど、それが売れるかはわかりませんからね。

 古い読者の方は読んだことあると思いますが、時代劇小説はいくつか書いてて、自分でも楽しく書けるから好きなジャンルだし武芸考証も何度もやっているんですけれど、本格的にプロとして書くのとは話が別ですからね。

 私が時代劇好きになったのは、実は映画なんですね~。

 TV放送された『用心棒』『椿三十郎』と、時代劇スペシャルと銘打った時代劇の二時間スペシャルドラマ枠が70年代後半くらいにあって、それまでTVで何となく祖母や親父が見ていた時代劇とは異質なリアルな殺陣にほれ込んでしまったんです。

 ブルース・リーに始まるカンフーやカラテの映画は好きでしたが、それまでのTV時代劇の殺陣はリアルに見えなかったので興味が湧かなかったんですよ。

 けれども、『用心棒』『椿三十郎』の殺陣は非常にリアルで武術的に見えたので、様式的なチャンバラの中に時々出てくるリアルな剣戟に興味が出てきた訳です。

 中学時代に少し剣道やったのも無関係ではなかったと思いますが、剣術に非常に興味をひかれたんですね。

 親父が好きで読んでいた柴田錬三郎や山田風太郎の時代小説も本棚にいっぱい並んでいたので、これも全部読みましたね。

 ケレン味のある殺陣演出が有名だった五社英雄監督の『雲霧仁左衛門』『闇の狩人』は映画館で観ました。

 これで時代劇好きが決定的になって、TVの時代劇ドラマも好んで観るようになりました。

 萬屋錦之介の『破れ傘刀舟・悪人狩り』『破れ奉行』『破れ新九郎』『長崎犯科帖』『柳生新陰流』『それからの武蔵』『子連れ狼』『鬼平犯科帳』、若山富三郎先生の『唖侍鬼一法眼』『賞金稼ぎ』、勝新太郎の『座頭市』シリーズ、丹波哲郎の『鬼平犯科帳』、三船敏郎の『人魚亭異聞・無法街の素浪人』、中村敦夫の『木枯らし紋次郎』『おしどり右京捕物車』『水滸伝』『翔べ!必殺うらごろし』、天知茂の『雲霧仁左衛門』『江戸の牙』、千葉真一の『柳生一族の陰謀』『影の軍団』シリーズ『柳生あばれ旅』『柳生十兵衛あばれ旅』、田村正和の『眠狂四郎』『若様侍捕物帖』『鳴門秘帖』、渡哲也の『忍法かげろう斬り』、近藤正臣の『斬り抜ける』・・・etc.

 もっとも、定番の時代劇『水戸黄門』とか『暴れん坊将軍』とか『長七郎江戸日記』とか『三匹が斬る』とか『江戸の朝焼け』とか、そういう作品はあんまり積極的には観なかったんですよ。『大江戸捜査網』は好きだったけど・・・。

 やっぱり、必殺仕掛人とかのシリーズみたいな、ちょっとダークな感じのが好きで単純な勧善懲悪物って、何か受け付けなくてですね~。

 人を殺すのに明るく楽しくってのは、子供ながら何か違和感があって、斬る側もニヒリズムに浸ってて常に死を覚悟しているようなのが無いと、抵抗感がありました。

 つまり、主人公が正義というパターンは納得できなかったんですよ。

 ウルトラマンでもジャミラの回とか、ウルトラセブンでも『ノンマルトの使者』とかギエロン星獣の回とか、帰ってきたウルトラマンでもメイツ星人とムルチの回とかありますでしょう?・・・って、特撮ファンしか、わかんないか?

 私はアクション映画好きですが、戦争映画だけは好きじゃないんです。単なる破壊と殺戮にカタルシスは感じられないですよ。

 それはそれとして、映画で『戦国自衛隊』『魔界転生』『伊賀忍法帳』『里見八犬伝』を観てから、『忍者武芸帖・百地三太夫』を観て、完全に時代劇をアクション映画として観るようになりましたね。

 こういう作品って、今やっても人気が出ると思うんだけどな~?

 私はアクションが目当てなんで、近年の殺陣を描かないような時代劇はさっぱり観てません。ワサビ抜きの寿司、辛くないカレーみたいに感じるからです。

 意外と拾い物だと思ったのは、小塚師範お薦めの『超高速参勤交代!』。コメディなのに殺陣アクションの見せ場が結構あって、なかなか面白かった。割りとヒットしてましたよね?

 本格的にマニアになったのは学生時代。レンタルビデオ屋が出てきてから昔の映画の時代劇をよく観るようになって、『魔界転生』で注目していた若山富三郎先生が主演した『子連れ狼・死に風に向かう乳母車』を観て、“若ヤマニア”になっちゃった訳ですよ。

 そのうち、“殺陣”という日本の芸道に関して武術から派生した武道とはまた違った伝統文化として認識するようになり、殺陣評論家みたいな感じになってきた訳ですね。

 本当に武術の専門家は殺陣を一段低く見るようなところがありますが、私はそうは思いませんね~。武術を身体表現の芸術として高めた面があると思いますし、アクション俳優や殺陣師の先生は技能という観点では、その辺の武術家より実力が上の人がざらに居ますよ。

 まともに戦っても強いと思うけどな~? フツーに・・・。

 何しろ、最近の自称武術家には喧嘩すら一度もやったことないような人がゴロゴロしてるでしょう?

 武術を海外で呼ぶところのマーシャルアーツという言葉に最も相応しいのは、殺陣ではないかな~?と私なんかは思う訳です。

 何故なら、武術には表現の場が無いんですよ。戦って敵を殺す(制圧する)ことにしか意味が無いからです。

 それでは社会性が無い、というより単に犯罪にしかなりませんよね?

 では、試合が表現の場か?

 いや、試合をやるには武術の技が制限され過ぎて真価を発揮できません。

 残る手段は、“演武”という形式しかありません。

 が、型を演武しても部外者には意味がわかりません。

 だからこそ、殺陣の表現方法に注目するのです。

 時代劇ではクライマックスが殺陣で描かれるのがセオリーです。そのクライマックスを劇的に表現するためのドラマがあってもいいと私は思うんです。

 それが、アクション映画、“活劇”の醍醐味だと思います。

 小説書いている時に、私の頭の中では一本の映画が上映されています。それを文字で表現していく・・・私の書き方はそういうものですね。

 理想を言えば、小説を書く、ヒットする、映画化される・・・これが目標ですね~。

 出版不況の中でも時代小説は唯一売れている・・・と言われていますが、私は楽観していません。

 今のままだと、後、5年か10年で時代小説はガクンと売れなくなると思います。

 高齢者しか購読していないからです。視力が衰えて小説を読めなくなったりしたら、当然、買わなくなりますからね。

 その次の世代が買うかどうかは、時代劇というジャンルが下の世代にどれだけアピールできるか?にかかっているでしょう。

 私より若い世代も好んで読むようにするには、時代小説というより時代“活劇”小説を書いていくべきではないか?と思っています。

 柴田錬三郎や山田風太郎は今読んでも面白いですからね。

 そのためには、もっと映像化されないとダメだと思うし、『るろうに剣心』が大成功したみたいに漫画的表現を見直すべきではないか?と私は思います。

 どんな時代劇が読みたいか? 御意見を聞かせてください!


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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