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青木先生80歳パーティー

 6日に青木宏之先生の80歳の記念パーティーが信濃町であったので、後は会員に任せて稽古途中で抜けて行ってきました。

 そういえば・・・私、最初に青木先生にお会いしてから20年は経過するんですが、一度も嫌な思いをしたことがありません。

 これって武道武術の関係者では奇跡のように例外的なことです。

 もちろん、付き合いが浅ければトラブルは避けられますが、恐らく、青木先生が現在付き合いのある外部の武術関係者の中では私が一番、深いお付き合いをさせてもらっているのではないかな~?と思います(武術に限っての話です)から、尚更、奇跡的なことなんですね?

 私はハラに秘めて黙っているということが絶対的に苦手なので、親しく付き合ってても必ず衝突してしまうんですよね。

 だから、40過ぎてからは、極力、武道武術関係者とは関わらないように注意しています。

 やっぱり武道武術で一家をなしている人は圧倒的に我が強くて独善的で押し付けがましい性格だったりするので、必ずケンカになっちゃうんですよね~?(「長野さんは自分がそうじゃない?」って青木先生に笑われてしまいました。テヘペロッ)

 君子の交わりは水のごとし・・・というタイプの先生じゃないと、私は付き合えない。

 今でこそ私もだいぶん、タヌキになりましたが、本質的にはハリネズミなんで、カンに障ること言われるとグワッと怒ったりすることもあります。

 で、九州人なんで、怒ると相手が誰だろうと捨て身で殺気出てしまう訳です。

 私、外見は全然、暴力的じゃないんですけど、内側に物凄い怨念を抱えて生きてきてますから(多分、DNAに入ってる)、怒るとそれが噴出してしまう訳です。それが普通だと思ってたんですが、どうも、違うみたい。

 一回、言われたことあるのが、「長野さんは凄く優しそうだし、実際、優しいんだけど、怒ると別人のように凶暴になって攻撃的になるから、あまりのギャップの激しさに皆、面食らうんですよ」とのことで、「あ~、なるほど、そのせいで不気味がられるんだろうな~?」と、自分でも思いましたね。

 文章が過激なのも武道の世界では異質過ぎるから怖がられるらしいです。厭味なくらい馬鹿丁寧で、気持ち悪いくらい謙虚な文章書くのが不問律になっていますからね?

 そういう意味では裏表無く思ったまま言う人のほうが好感を感じますが・・・。

 でも、私の文章は“芸風”ですから、一種のシャレで書いてるだけで、本気で怒るような読解力の欠如した人は私の文章は読まないほうがいいですよね?

 アスペクトさんから本出しはじめた頃に、毎回、律義にアンケート返してくる人がいたんですが、一回目が「人の悪口はやめなさい」、二回目が「やめなさいと言っているだろう」、三回目が「いい加減にしろ!」と・・・。

 毒舌漫才に「真面目にやれ!」って言うようなものでしょう? よっぽど頭のコチンコチンな宗教家みたいな人だったのかもしれませんが、「お前、何様のつもりだよ?」って手紙返してやりたかったんですが、この手のタイプは反論されると発狂したように攻撃してくる実例を何度も経験していたので無視しました。

「どうぞ、お上品な人生をまっとうしてくださいませ~」みたいな皮肉言ってやりたかったんですが・・・。

 もしかすると武道の高段者の名のある師範だったのかもしれませんが、そんなもん、私とは何の関係も無いですからね?

 昔、通ってた道場の若い生徒さんからも「長野さんも~~さん(有名なスポーツ系作家)みたいな文章を書けばいいですよ」とか言うから、「うるさいな~? 嫌なら読まなきゃ~いいだろ?」って睨みつけてやったら、「何で、怒るんですか~?」ってビビッた顔していましたけど、私だって自分はプロだというプライドはある訳ですから、有名作家みたいな文章を書けばいいだとか無礼なこと言われたら怒りますよ。

 どうも、失礼なことを相手に言っているのに気づかない人っていますよね?

 鈍感と言うか、馬鹿と言うか・・・言われた相手がどう感じるか?という想像力が無いのかもしれませんが、多分、無神経なだけでしょうね?

 私が滅多に怒らないから試そうとするヤツもいるからね~? ピンポンダッシュみたいに人を怒らせて本気にさせてみようとする・・・。会員にもいました。

 それで破門にした人間も何人もいる訳で、北島師範みたいに私が怒ると別人格に変わって、物凄く冷酷になれる人間だと知ってると、すごく気を使ってくれるんですけどね?

 DVD見た人の感想で、「あんなゆっくりした攻撃を捌いて技かけても強いかどうかわからない」って言うヤツもいるんですが、速く攻撃したら私も速くなってしまうので、怪我する危険性があるのを北島師範は解っているので、どうしてもゆっくりになってしまう訳ですよ。

 それに本式のスピードだと全然見えなくて映像作品にならない訳で、それでは教材DVDにならんでしょうが?

 私が伝統空手の寸止めで突き蹴りを止める人達を凄い!と思うのも、私は本気で突き出して寸前で止めるなんて芸当はできないからです。本気で打ったら当ててしまうから、スピード落とすしかないんですよ。

 もちろん、怒ったら、そんな加減もできなくなります。つまり、「こうなったら、刺し違えてもこいつをぶち殺してやるっ!」って、一瞬で意識を変えられる人間な訳です。

 こういう性格だと普通の人生送るの大変なんですよ? よく、今まで道を踏み外さないでこれたな~?と、自分を誉めてあげたいくらいです。

 青木先生はそういう危なっかしい私の本性も見抜いてると思うんですね。見抜いてて長所を伸ばしてやろうとしてくださったんだと思います。

 人間はやっぱり、認めてくれる人がいるから頑張れるものですよ。もし青木先生と出会わなかったら、どうなっていたことか?と思うと、怖いですね。

 甲野氏も青木先生と出会わなかったら、あれだけ世間に受け入れられていなかったと思いますよ。自惚れ屋の要素が肥大しちゃったのは副作用だと思いますが・・・。

 人の本性が見える先生は滅多にいませんよ。私が出会った中では友寄先生松田先生くらいかな~?

 今はもう青木先生しかいません。ありがたいと同時に、元気で長生きしていただきたいな~と思うばかりです。

 もっとも、青木先生も裏切られたり誤解されたりして辛い思いをしたことがあったと聞いてます。だからこそ、他人に優しくなれるのではないか?と・・・。

 辛い経験をした人は思いやりを持てるように思います。屈折する人もいるけど、本質的には優しい人になるんじゃないか?と思います。苦労知らずでヌクヌク育った人って、どうも無神経な感じがするんですけどね~?

 パーティー会場には多くの人が来られていましたが、ほとんどの人が青木先生の優しさを愛して集まってきているのだと思いました。

 打算的な人は青木先生とは長く付き合えないような気がします。

 青木先生はパッと見たらその人の本性が見抜ける筈なんで、私なんかは、「よく辛くならないで周囲の人達に愛情を保ち続けていられるな~?」と思うんですね~。

 宗教家だからなのかもしれませんが、いくら悟っても、人間は人間ですから、わき出る感情は有るでしょう?

 武道に関しては、瞬間的に鬼のように非情になれる先生なのも分かってますから、会場に来ているほとんどの人が思っている青木先生のイメージとは私は違う印象を持っています。

 松田隆智先生は流石だな~?と思ったんですが、青木先生のその非情な部分も見抜いていたと思うんですよ。その上で、「う~ん・・・凄い大きな人だな~・・・」と唸っていました。

 やっぱり、武術に本気で取り組んでいる人間にとっては、青木先生の本当の凄さに気づかない筈がないと思うんですよね。田中光四郎先生も、そんじょそこらの武道家なんか眼中に無いでしょうけれど、青木先生は別格と見てらっしゃる様子でした。

 その意味では青木先生に直接学んだ人達でも何人がそこまで見えていたのか?とは思います。

 優しい人は侮られやすい面がありますからね。でも、侮られることを気にしないというのは凄い器の大きな人ですよ。

 パーティー会場には青木先生の書や写真、これまでの歩んできた経歴に関しての解説が壁に張られていました。

 改めて、それを見れば、青木先生が単なる武道家ではなく芸術家であり思想家であり修行者であり社会活動家であるという歴史に名が残るだけの偉大な業績をあげた人だということが解ります。

 けれども、青木先生自身はそれらを本質的に無であると解っていながら、でも敢えてやってきた・・・。なぜなら、周囲の人達を喜ばせたいからであり、人間が幸福に生きる術を創りたかったからだと思います。

 普通は、口ではそう言っても現実には自己の欲望を満足させることしか人間は考えられないものです。多くの宗教家や慈善事業家、政治家、思想家が、結局は自分の名声や金銭欲、権力を求めることにしか関心が無くなる・・・。

 社会性の方向が逆転してしまうんです。

 つまり、社会を平等で協調したものとしたかった筈なのに、独裁になってしまう。

 その言い訳として、「民衆が愚かだからだ」と言い出す。だから制度的に統制するしかないし、法がすべてだという考え方になってしまう。

 けれども、それなら民衆が賢くなればいいじゃないですか?

 となれば、必要なのは教育ですね? 学校教育のように固まって洗脳紛いになったものではなく、個々の人間が自分自身で成長し続けていける教育システムがあればいい。

 青木先生が創造したのはそれだと私は思っています。心身の教育システム。しかも自己組織化し続けていく進化系のシステム・・・。

 青木先生は新体道というシステムを最初に創造し、そこから発展して剣武天真流や天真書法、瞑想法を創造していっています。

 私は、その過程を傍観していただけですが、多大なインスピレーションを得て武術全般を研究し直すことで青木メソッドのコンセプトを流用させてもらおうとしていたのかもしれません・・・。

 まあ、小難しいことよりも、バースデイケーキを真剣?で切っちゃうチャイルディッシュなシャレッ気を八十歳になっても失わないところが一番、カッコイイな~?と個人的には思ってますけどね・・・(笑)。

 人間、権力に胡座をかいてはオシマイですよ・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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