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小説講座特別対談

 私が通っている小説講座の特別対談があるというので、29日の日曜日に行ってきました。

 先生から「受講するとお金かかりますけど、ゲストやってくれたらタダでいいですよ」と言っていただいたので、「じゃあ、ゲストでお願いしまっす!」とお応えしておきました。

 もちろん、日曜日は稽古日なんで、最初の一時間だけ出て、後は栗原師範小塚師範に指導は任せて途中で抜けたんですが、三重からIさんが来ていて、ネットで買ったというマウザー(モーゼル)Kar98のモデルガンを持参して見せてくれたので、ちょっと楽しかったです!

 私、そんなに昔の軍用ライフルとかには興味がなかった(戦争嫌いだから)んですけど、単純に機能美という観点で「流石、ドイツの軍用銃はカッコイイな~?」と感動しましたね。

 軍用というのは、刀もそうなんですけど、頑丈さや威力が優先されるので、精度とか洗練されたスタイルとかとは縁遠いんですよ。

 逆に武器としての機能だけを追求して作られた物には一種の迫力もありますけどね。

 今でこそ肥後の同田貫とか、関の孫六兼元とかは名刀のイメージがありますが、美術刀剣としては二流と見なされていたんですよ。戦場刀として大量生産されていたから精緻な技巧とかは施されていないと考えられた訳です。

 名刀と言えば、正宗であり郷義弘、来、青江・・・といったものが相場で、妖刀で名高い村正でも二流扱いでしたから・・・。

 それでも、ドイツの銃は戦後に珍重されてアメリカに持ち帰られたりしたそうです。ルガーP08やワルサーP38もそうですが、マウザーKar98は、ボルトアクションの機関部だけ流用してハンティングライフルに仕立て直して未だに使っているハンターなんかもいるくらい、作動の信頼性が高いと聞きます。

 バヨネット(銃剣)も装着できて、いい感じです。

 ただ、昔のライフルなんで、ストック(銃床)の肩当て部分が金属なので反動で肩が痛くなるのが欠点なんだとか? ここはウレタンフォームのパッドとかに取り替えて改造すべきでしょうね。実用を考えれば。

 もっとIさんとおしゃべりしたかったんですが、一時間経って正午になったので、慌てて道場を出ました。


 対談場所は町田のカルチャーセンターなので、電車で二駅、徒歩時間含めて30分くらいですか?

 若干遅れて到着したので、既に始まっていました。

 壇上には平茂寛先生(朝日時代小説大賞でデビュー)、鳴神響一先生(角川春樹賞でデビュー)もいらっしゃいました。

 私もシレーッとした顔で鳴神先生の隣に着席! いつもの小説講座の仲間が???という顔で見てます・・・けど、私、一応、プロなんで、お二人よりも長く文筆業やってますしね~?

 集まっている受講生の皆さんは、ほぼ全員が、新人賞取ってデビューするのが目標の人達なので、必然的に新人賞を取る秘訣?についての質問が続きます。

 実は、私は「新人賞取っても一年後には九割が消えるのが現状で、いかにして作家として生き残っていくか?を考えないといけない」みたいな話をしようと思っていたんですけど、そこまで考えている人はほとんどいなかったので、やめておきました。

 どうしてか?というと、そんな話をして「そんなに作家の仕事が厳しいのなら、自分なんか到底ダメだな・・・」と諦めてしまう人が続出し、講座の受講生が減って先生の収入が減ってしまうだろうな~?と思ったからです。

 私自身が新人賞狙う気持ちがほとんど皆無なのも、下手に取ってしまってあれこれ規制がかかってしまうのが嫌なのと、私は“バトル物”なら時代劇でも現代劇でもファンタジー物でもホラー物でも何でも万能に書く自信があるし、リアリティーのあるアクション描写なら既存の作家の誰にも負けないと思っているからです。

 無論、それがどれだけ売れるかどうかは判りませんよ? 何しろ、小説家になろうと思ったことが全然無かったし、文芸修行もほとんどやってなかったですからね? シナリオ書いても、「長野さんはアイデアは面白いんだけどシナリオになってないよ」とプロに言われてしまうくらい文章の作法を知らなかったからです。

 でも、面白い作品を書く自信はあります。

 読者を楽しませたいというサービス精神も強い!

 恐らく、新人賞取ってデビューした作家が一年で消えてしまったりするのは、結局、自己満足で書いているからだと思うんですよ。

 この対談中で感じたのが、「この人達は誰一人、読者目線を持ってないな~?」というものでした。これはプロになったら致命傷になりますよ。読者目線が無いと売れる本が書けないからです・・・。


 今回は打ち上げにも参加しました。

 私は酒が弱いので、いつもは進んで打ち上げには参加しないんですが、上京してきた平茂先生や鳴神先生と話す機会は少ないので、多少、話しましたよ。

 受講生の女性の方とも何人か、お話しました。

 ひとり、昔の元カノに目の辺りがそっくりの人がいたので、ビックリして、スッゲ~、“ガン見”しちゃいましたよ~。まさか本人では?と錯覚するくらい似てたので・・・変に思われたかもしれん・・・。

 後半は、隣同士になったSさんとずっと話しました。

 Sさんは専門書を何冊も書かれていて、立場的には私と近いので、何やら、私と同じ感想を持っていたみたいでした。

 結構、厳しいことを言われていましたが、「おっしゃる通り」と言うしかありません。

 結局、プロ作家としてやっていく覚悟の無い人間に新人賞取らせても、一時のヌカ喜びさせるだけに終わってしまうのではないか? それだったら、下手な夢見させるのは罪作りなのかもしれない・・・?

 売れっ子の作家は自分のスタイルというものを確立しています。スタイルが確立できている時点で個性が出ます。

 例えば、時代小説を書いている人が時代劇が好きか?というと、全然、そんなことはありません。

 時代小説の方が新人賞取り易いから選んだだけという人が多いのです。

 時代小説の大家S氏も、もともと現代劇書いていたけど売れなくて、起死回生で時代劇書いたらバカ売れして時代小説しか書かせてもらえなくなった?という都市伝説があります。

 デビューするまでが大変、デビューして売れるまではもっと大変、でも、売れっ子を維持し続ける大変さもありますよね?

 いずれにしても大変なのは同じだということです。

 私の場合、小説家を目指していたのではなく、映画をやりたかった。映画をやるのに一番いいのは何か?と考えた時に、「原作者になること」だと思った訳です。

 小説か漫画、ラノベでベストセラー出せば、映画化の話も出てくるだろうと考えた訳ですね。

 だから、最初っから映像化前提で書きます。登場人物も実在の役者さんが演じているのをイメージしながら書きます。

 あるいはアニメで考えます。

 猫又侍を考えた時は、夜空の満月を背中にマントをなびかせて飛翔している猫顔(猫ヂル風)の侍が、殺到する手裏剣を刀でキンキンキンッと払いながら真っ向唐竹割りに画面に向かって迫ってくる映像が浮かんで、そこからストーリーを考えたんですよ。

 ゆるキャラが凄い武術の遣い手だったら面白いと思いませんか?

 やっぱり、キャラクターはギャップが無いとつまんないと思うんですよね?

 昔飼ってた猫のように、可愛いのに、一瞬で戦闘モードに切り変わるワイルドさが「カッコイイ~。うちの猫、最高!」と痺れましたね。

 だから、カンフー映画とか見ても、私は主人公より乞食の爺さんがカンフーの達人というのに憧れて、「達人になれるなら乞食でもいい」なんて思ったものでした。

 実際、私、見た目と性格のギャップあり過ぎて、「ブキミ」だとか「コワイ」とか言われるんですけどね~。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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