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時代劇こそセンス・オブ・ワンダーが必要では?

 TVから時代劇ドラマがほとんど消滅して、今ではNHKだけが作っている感じですが、時代小説の世界も、何だかワンパターンの度が過ぎる気がしますね。

 そもそも、時代劇って、もっと空想的な世界観が通用する分野だったと思うのですが、現在の時代小説は、ほとんどが江戸時代の日常的な平均的庶民や武士を描いた作品ばかりのような気がします。

 妖怪がらみの作品もありますが、ほのぼの系のものが多くて、私はちょっと読む気がしないんですね~。

 私自身が、山田風太郎の忍法帳物とか柴田錬三郎の剣豪小説くらいしか時代小説を読んでないのですが、江戸時代の日常生活を描いて何が面白いのかな?と疑問に思うだけなんですよ。

 時代小説というのはそういう具合に書かないとダメなんだという出版社の取り決めとかあるんですかね~?

 昔の時代小説って、もっとSFファンタジー色が強かったような気がするんですよ。

『南総里見八犬伝』にしろ、『神州天魔峡』とか『紅孔雀』とかありますよね?

『水戸黄門』だって古い映画だと猿人とか出てくるんですよ。

 源頼光の『大江山酒呑童子』なんて妖怪退治物だし、怪談物や大映の妖怪三部作に大魔神シリーズなんて時代劇として非常に良くできています。

 東映の『怪竜大決戦』なんて面白かったし、この作品の着ぐるみ(怪竜と大蝦蟇)流用した『仮面の忍者・赤影』も実に楽しい作品です。

 特撮系では、『快傑ライオン丸』『風雲ライオン丸』『変身忍者・嵐』がありますが、それ以外にも『白獅子仮面』とか『魔人ハンター・ミツルギ』というのがありました。

 横溝正史だったか?も、『髑髏検行』という作品を書いていますが、これって元ネタがドラキュラなんですよね? 時代劇スペシャルで田村正和サマが演じていたのでヒーローっぽくなってましたが。

 原作読んでなくて、ムーに載ってた作品解説みたいなので読んだ記憶があるだけなんですが、横溝ミステリーも私は今ひとつ好みじゃないんですよ。推理小説って現実的過ぎて面白いと思えないんですよね? たかが人間が考えつく程度のトリックに翻弄される話って、スケールが小さ過ぎる。

 先日も小説の師匠と次回作の打ち合わせしていて、「長野さんは普通のミステリーは書きませんか?」と聞かれたので、「いいえ、ぜんっぜん、興味ありません。トリック考えるのに苦労しそうだし、戦闘シーンが書きたいだけなんで活劇しか書けません」と応えました。

 ほら、TVの二時間物の西村京太郎サスペンスとかあるでしょう? ああいう一般メジャー向けのものを書いたらいいのでは?と言われたんですが、私はバトルがメインでないと書けない(書く気がない?)んですよね~?

 夢枕獏とか菊地秀行の朝日ソノラマや角川ノベルズの世代だから・・・。

 そういえば、菊地秀行の『血鬼の国』という柳生十兵衛が吸血鬼と対決する作品を読みました。

 あとがきで菊地さん本人も不完全燃焼だったみたいな感想を書いていますが、確かにクライマックスが燃料切れっぽくあっさり終わってしまうところが往年の菊地作品と比べると、ちと物足りないかな~?という気もしました。

 それでも、菊地秀行が書いているんだからつまらない筈がない! 日常系時代小説に飽きがきていたので、実に楽しくサクサクッと読めました。

 先日、友人が電話で夢枕獏の『大帝の剣』を一気読みしたらアクションシーンが面白いから参考のために読んでみたら?と言ってきました。

 私、アクション描写は自分なりに新しいスタイルを確立したいんで、敢えて読まないでおこうかな~?と思っていますね。ただでさえ、似てると言われてしまうので。

 映画で殺陣やってみて思ったんですが、見せ方の工夫というのは映像でも文章でも共通する面があると思いますね。

 売れっ子作家の作品はどうか?と思って、宮部みゆきの『荒神』を中古で買って読みましたが、「時代劇で怪獣物やるには、こうだろうな~?」と私が考えていた案(陰陽道の式神で巨大山椒魚風の怪物出すという話)と似ていたので、「しまった! 先にやられてしまった」と思いましたが、流石は宮部みゆき!という完成度でした。

 宮部さんの作品は映像化されてる作品も多いし、時代劇でも現代劇でも何でも達者に書ける人だから、そりゃあ売れっ子になるよな~?と改めて思いましたね。

 私は頭の中に映像が浮かんで、それを描写するようにしていますが、それだと無駄に書き過ぎてしまうらしく、頃合いを探るのが難しい。所詮、万人向けに書くのは不可能だと認識したので、いろいろ実験してみようと思っています。

 とか何とか言っていたら、デビュー作を手伝ってもらっているH先生から重大なミスを指摘されました!

 何と、江戸時代の特殊部隊で設定した中の副隊長格が、設定した年だと12歳なのだとか?

 てっきりオッサンだとばっかり思っていて、ろくに調べないまま選んだ実在キャラだったんですが、昔の時代劇ドラマはいい加減だな~?と思いましたよ(いやいや、ちゃんと調べない俺がいい加減?)。

 味のあるキャラで残念だったんですが、幸い、設定している隊長の副官にピッタリの27歳くらいの実在キャラがいたので、その人物に取っ代えてもらいました。

 は~、焦った~・・・。

 でも、代理キャラながら、この人物も実に深みのあるムチャクチャな人生を送った(殿様を砲撃しようとして失敗し、江戸に逃げて名前を変えて道場やってたけどバレて打ち首獄門になった)人なので、面白くなりそうです・・・。

 やっぱり、作品のキャラクターってむちゃくちゃな人物の方が面白いじゃないですか?

 実際の人物で付き合いがあると困るけど・・・。

 けれども、武術の世界って、そういうムチャクチャな人が結構いるから面白い。キャラクター考えるのに苦労しません。

 やっぱり、普通の人生送ってる人と話しても全然つまんないし・・・。

 話は変わりますが、今、『トーキョウトライブ』観ながら書いてるんですけど、清野菜名さんがパンチラで激闘している“いつもの園しおん監督節”とはまったく違って、TVKで『まかない荘』というドラマに主演されていて、ちょいコメディーっぽい普通の役柄を演じられています。稲吉先生がダンス教えていたというのもビックリしたんですけど、清野さんは常に体当たり演技だな~?と、最近、感心しています。アクションの師匠が坂口拓さんだから?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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