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火繩銃持った!

 知人に預かっている小刀の鑑定に、霜剣堂帝国ホテル店に行ってきました。

 途中、小竹向原のアクション・アクロバットスタジオつばさ基地に、監督から預かった『セーラー服忍者』のポスターを持っていきました。

 平日昼間でしたが、秋本先生自らクラスの指導中でした。ヒマがあったら、次回作とか打ち合わせもできれば?と思っていたんですが、お忙しい様子でしたし、帝国ホテルがある内幸町までちと遠いので、そそくさと帰りました。

 が、流石、秋本先生! 「ちょっと待ってくださ~い・・・」と、お土産を持ってきてくださいました。

 帰り道、喉が渇いたので缶コーヒーを買って飲み、地下鉄小竹向原駅から内幸町駅まで切符を買って地下鉄に乗り込みました。

 市ケ谷で乗り換え、神保町でまた乗り換え、内幸町で降りました。

 ちと久しぶりだったので、帝国ホテルはどこかな~?とスマホのグーグルマップで確認します・・・(便利になったな~?)。

 すると、内幸町駅より日比谷駅の方が近かった・・・。

 事前確認は重要ですね? スマホにまだ慣れてないので使いこなせない機能も多い。

 ともあれ、無事、到着したので地下の商店街に行き、ウロ覚えで歩いて店に到着しました。

 確か、『セーラー服忍者』の撮影場所の交渉に来たのが前回でしたから、一年ぶりに近いですね?

 原宿の本店を紹介して戴いて、無事に撮影することができたんですが、今回は小刀の鑑定をしてもらいに来たので、早速、ブツをお見せしました。

 私の考えでは、明治の廃刀令で需要が無くなって生活に困った刀職人が土産物として作ったミニチュアの日本刀工芸品だろうと思ったものでしたが、やはり専門家の鑑定でなくてはいかんと思って、持参した訳でした。

 明治維新は、日本の伝統文化の危機でもありました。ここで多くの伝統武術が失われてしまいましたし、日本刀職人も食うに困って野鍛冶(鍬や鎌、鉈、包丁などを作る鍛冶屋さん)や工芸品の職人に転向したりしたという話を聞いていたからです。

 元来、日本刀の鍛冶は鍛冶職人の中でも別格の存在として憧れられていましたから、普通の野鍛冶をやるのは屈辱的に感じた人が多かっただろうと思います。

 現在も、刀匠で食える人はほんの一握りで、普段は包丁を作ったりしている人も少なくありませんが、「腕が落ちる」と批判される傾向があったりします。

 困ったもんです・・・。

 さてさて、話を戻すと、結果は私の思った通りのものという鑑定でした。

 目貫、柄糸、頭が紛失して刀身も錆びていましたが、これは補修しても構わないだろう?ということでした。

 尾崎正栄という新々刀期の名のある人の銘なのですが、土産物としての工芸品なので、素人の私が手を加えても価値が極端に落ちるというものでもない・・・というか、本人の作品なのかどうかも不明なので、現物の形を復元するだけに留めるのはアリ?かと。

 もっとも、ミニチュアなので既製の部品はサイズが合いません。

 どうしようか?と思って、町田の東急ハンズで使えそうなものを買ってきたりしたんですが、問題は柄糸でした。革巻きにしようと思ったんですが、革紐はブ厚くて柄に巻くのは無理がありました。

 バックスキンをグラインダーで削ろうか?とも考えたんですが、下手して千切れるとマズイ・・・。

 どうしようか?と思って、日曜日の稽古に行った時、サンドバッグの残り紐のサイズが合いそうだったので、直感的にこれが使えるかも?と思って持って帰って合わせてみたら、バッチリでした!

 こういうのって、地味にミラクルですよ!

 目貫は小さめのを問屋さんから買えばいいかな~?と・・・。

 頭(カシラと読む)は硬木とブラックのアクリル板を接着して削り出そうかと思っています。ミニチュアだから金属製でなくても強度的には問題ないでしょう。飾っておく代物だし・・・。

 ついでに問屋さんに切羽の予備と栗型、鐺、縁頭金具とかも注文しておこうかと思います。脇差二振の拵えも作ろうかと思って・・・。

 本当に私はこういう作業をやるのが大好きなんですよね~? 若かったら刀匠を目指したでしょうね? 田舎には土地あるから鍛冶場も作れるし・・・。

 もう、50過ぎだし、作家として売れっ子目指すしか人生の成功は望めませんがね?

 ちなみに、お店で居合をやりたい女性が来店されたことから、いろいろ質問を受けたりして予定よりかなり長居してしまいました。

 作家修行のために火繩銃も欲しいという話をしたら二丁、持たせてもらいました。

 思っていたより細身で軽く、狙い易かったんですが、「え~? これが軽いんですか?」と驚かれてしまいました。

 いや、本当にエアガンのゴツイのと比べれば、全然軽かったですよ。

 操作法は資料で調べていたのと、基本、Gunマニアですから、問題なかったですね。

 火繩銃は整備したら撃てる訳ですが、射撃するには免許が必要なので、勝手には撃てません。でも、空砲はいいらしいです。鉛の弾を飛ばす訳ではないから?

 火繩銃とはいえ、日本製は仕上げが素晴らしく、美術品と認められる理由が解ります。

 肩当ての無い、銃把を握った右手に頬を付け、先台を左手で支えて狙う二点射法が日本の火繩銃の特徴ですが、照準をつける照星と照門は見やすかったですね。

 堺筒とか国友鉄砲とか産地はいくつかありますが、もし日本の鉄砲生産が規制されずに発展していたら、どれほど銃が進化しただろう?と思わずにはいられませんでした。

 村田、南部、有坂・・・日本の銃の開発者は実は非常に優秀だったという評価があることも忘れてはいけないでしょう。

 やっぱり、精密な工芸品といえば、日本、ドイツ、スイスが世界でも最前衛でしょう。


追伸;ツッコミがあるとマズイので、書いておきますが、日本で銃の所持免許を持っていない者は銃を持ってはいけないことになっています。しかし、火繩銃は美術骨董品としての登録証が添付されているので、登録証が付いているものを持つのは違法ではありません。日本刀も美術品登録証が付いているものは誰でも所有できます。ただし、意味なく持ち歩いて他人に不安や恐怖を催させる行為をすれば処罰対象になりますので、充分、御注意ください。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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