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また相模原で大事件が・・・

 私が住む相模原市は全国的に比較しても事件が多い地区だと聞き、意識して新聞もチェックするようになっていました。

 確かに、やたら事件が多いような気がしていました。

 しかし、まさか、戦後最大の大量殺傷事件が起こるとは、夢にも思いませんでした。

 甲野氏から火がついた介護古武術のブームで、私のところにも「介護に役立てたい」と言う介護の仕事をしているという人が結構訪ねてきました。

 けれども、私は介護技術に武術を役立てるというブームには疑問しか感じません。

 何故なら、武術の目的には、護身と共に、“他人の世話にならずとも独りで一生を健やかに生きていく健身の目標”があるからです。

 障害者の世話をする技術?というのは、何やら偽善的なものを感じられてなりませんでした。

 技術よりも、コツであり、根本には他者をいたわる優しさが無ければ意味がありませんし、何だか人間を荷物扱いしているようで嫌な感じを受けました。

 流派を名乗る以前から教えていたHさんは、精神障害のある人の施設で働いていますが、「おとなしくしてくれる人は少ないですし、あんな介護技術は役に立ちませんよ。現実を知らないですよ」と批判していました。

 類似のことを言う介護士の方にも数回、会いました。

 また、私が会った介護の仕事を志す人の中には、到底、他の仕事が勤まらないようなトンチンカンな人が何人かいました。

 Hさん曰く、彼の仕事場にも尊大で人格に問題があるような人が働いているそうでした。

 そもそも、一般社会の大抵の仕事では「お客様は神様です」という具合に自分がへりくだっていなければなりません。

 政治家だって選挙となるとペコペコしまくります。

 これはヤクザだって同じですよ。親分や若頭、兄貴にペコペコして怒らせたら指をつめさせられたりする訳です。

 まあまあ、威張っていられるのは教師とか医者とか弁護士とか、「先生」と呼ばれる人達ですが、これはかなり限られます。

 思うに、介護士をやる人の中には、弱い立場の人達を助けてやっている俺様!という自己崇拝観念を持つ人が結構な割合でいるのではないか?

 こういうタイプはナルチシストで、本来、傲慢な自己愛者なのではないか?

 人を救うとか助けるとか言う人は、本当は自分の英雄的行為を世の中から認められたいだけなのではないか?

 そういう承認欲求が肥大化していった果てに、今回の相模原の大量殺傷犯人が生まれるのではないか?

 ちょっと前に、老人介護の仕事をしている人間が事故に見せかけて入居者を殺した事件がありました。

 心理メカニズムとして今回の犯人とも共通しているように思えます。

 ただ、今回の事件はオウムの地下鉄テロ事件にも共通する思想的狂気が感じられます。

 自己正当化の詭弁に過ぎないものの、大義名分を立てることによって、人間は陰惨無慈悲な行為をも、鼻歌でも歌いながらやってのけてしまう・・・という事実を示した事件でした。

 AKBの大島ゆうこさんだったか?が、「この映画は嫌いです!」と言った、『悪の教典』を思い出しました。

 それほど、作り話のような怪事件でした。

 余談ながら、犯人が書いた手紙・・・似たような手紙を受け取ったことがありました。

 30を過ぎていながら小学生三年生並みの間違いだらけの作文みたいで、赤字で直して本人に渡し、こんこんと説教して帰したことがあります。

 武術をやりたがる人には社会不適応者が結構いるものです。

 この犯人も格闘技好きだったのだとか?

 岡部先生と電話で話した時も、精神的に問題のある人が習いに来ることがあると言っていました。そんな人に教える場合、教える側にも重大な責任が伴います。

 キチガイに刃物を与えるようなことをしてはならないし、教える以上は、その人が間違った道に走らないよう教導するのも義務だと思うんですね。

 私はそんな柄じゃないと思って、なるべく説教的なことは言わないように注意していましたし、“こいつはおかしいな”と思った人はそもそも入会を断っていました。

 それでも、やっているうちに舞い上がっておかしくなる人もいるんですね?

 特に瞑想系の訓練をしていると、いわゆる禅病に陥って舞い上がってしまう人も出易いのです。

 これは脳幹の訓練によって本能が刺激され理性が働かなくなるからのようです。

 この犯人の場合も、脱法ドラッグや大麻をやるようになって脳のバランスがおかしくなり、もともと持っていたナルチシズムが過剰になって神的全能感になってしまったのでしょう。

 そうでなければ、抵抗することのできない重度障害者を次々に45人も殺傷できる道理がありません。

 選挙戦とかぶったので、そこまで話題にはなりませんでしたが、この事件はオウムの地下鉄サリン事件に匹敵するような重大な事件です。

 改めて、考えてみたいと思っています。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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