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小説デビュー作仕上がり

 時代小説のデビュー作が仕上がりまして、後は仲介してもらっている方に渡しました。

 私は映画やTVの時代劇は大量に見ているので、キャラクターやストーリーを考えるのは苦になりません。

 そして、武術に関する圧倒的な知識があるのが作家としての武器です。

 ただし、もともとが文芸修行をやっていないので、“文章が下手”“構成が苦手”という致命的な弱点があった訳です。

 しかし、小説講座に通って数年経ち、先生と共著をやったりしているので、多少は慣れたといいますか、いくらか自信がつきました。

 それに、勉強のためにかなり小説を読むようになったのですが、「文章の上手下手と売れる売れないは、ほとんど関係が無い?」ということを知りました。

 上手い文章を書く人は、要はレトリックが上手い訳ですが、それがくどくなると意味が判らなくなるんですね? だから疲れる。純文学と呼ばれるのがコレなんでしょう。

 むしろ、テンポ良くサクサク読めて、情景が映像として脳裏に浮かぶような作品が売れているという現実を知りました。

 例えば、ドラマ化もされている作品を読んでみると、「あれっ? このくらいでいいの?」と皮肉が言いたくなるくらい文章は下手で、「これくらいなら俺でも書けるよ」と、ちょっと自信がつきました。

 そもそも、私が小説を読むようになったのも、角川映画の原作とか朝日ソノラマのジュヴナイル小説を読むようになったのが切っ掛けでした。

 夢枕獏に菊地秀行、笠井潔、栗本薫、それから、大薮春彦はよく読みました。

 時代小説だと、柴田錬三郎と山田風太郎ばっかりでしたね。大衆娯楽小説ですよ。

 小難しい純文学はそもそも読みませんでした。いえ、一応は読んだんですが、ほとんど記憶に残っていません。もっぱらエンタメ小説オンリーだったのです。

 小難しいのは哲学の本で散々読んだので、小説には娯楽しか求めませんでしたね。

 今で言えばラノベ。漫画みたいにサクサク読めるものしか読んでいません。

 で、小説講座に通っている人達の多くは、「ラノベは小説じゃない」と一段も二段も低く見ているようで、そもそも話が合いませんでしたね。

 私は、売れなきゃ意味がないと思っています。プロとして作品を出す以上は・・・。

 ところが、作家デビューするには新人賞を取らなければならないと言われる。しかし、新人賞を取ってデビューした人の9割が1~2年のうちに消える・・・というのが今の出版業界の現実なのです。

 游心流の地方会員でミステリー小説を連作している吉田恭教さんは、相当に頑張っている部類でベストセラー作家になれる資質が有るのでしょう。

 小説講座に通っている人達に現実を知らせるとガビ~ンとした顔になりますよ。新人賞を取りさえすれば作家として生活していけると勘違いしている人が大半なんです。

 そうですね~? 相場として、各新人賞を受賞して単行本が出ても、まあ3000部くらいが関の山で、1000部も売れなかった・・・なんて場合もあります。

 無論、1000部も売れなかったら次の作品の依頼は来ないでしょうから、デビューと同時に作家廃業となってしまう人も少なくありません。

 ちなみに自費出版の会社での刷り部数が1000部で、しかも完売しても重版がかかるとは限りません。

 正直、一冊だけなら誰でも書けるんですよ。

 自分の体験を書けばいいからです。

 問題は、それが第三者が金を出してまで読みたいと思うかどうか?であり、プロを目指すのなら、次から次にストーリーを考え出す創作能力が必要です。

 一説に、新人賞を受賞するためにはオリジナリティーが第前提で、面白いかどうかは二の次なのだそうです。だから、受賞作品を徹底的に書き直して出すことも珍しくないのだとか?

 私も以前は自分に小説が書けるとは少しも思っていませんでした。

 ただ、ここ数年でストーリーを考えつくことに関しては自信がつきました。オタク気質が役立っているのです。TVっ子だったのが役立ちました。

 特撮とアクション(時代劇と刑事物)とアニメばっかりだけど・・・。

 その映像作品の蓄積があるから、キャラクターも設定も考えつくのに苦労しません。

 それと、武術の世界に長く居たのが良かった。

 善悪を超えた極端に癖の強い人ばかりが周囲にいたので、その人達をモデルにすればいいからです。

 普通の人は他人に暴力ふるうのに躊躇しますよね? でも、武術を本気でやっている人間は必要だと感じた瞬間に自動的に他人を殴れます。

 戦うことに対する葛藤がありませんから。動物と一緒。

 時代小説の場合だと、現在、架空の人物よりも現実に居た歴史上の人物を主人公に選んで書くのがブームになっています。

 ただ、これは本当に善し悪しですね?

 歴史上の史実に引きずられて、リアリティーは出せても面白くするのは難しくなるからです。

 ノンフィクションだと小説にはなりませんからね?

 この数年、何人かの作家の方のお手伝い(主に武芸考証)をしてきたんですが、この史実というヤツがくせ者なんですね~?

 もう、物凄く資料揃えて日頃から調べておかないと、付け焼き刃では続けて書いていくことはできません。

 だから、資料本の代金で毎月の出費が嵩むのが頭痛の種ですよ。

 ミステリーや時代劇だと銃や刀の知識も必要ですが、私の予想に反して、詳しい人は非常に少なく、基本的な知識も無い人が多いみたいです。

 まあ、これはもう、しょうがないのかもしれません。日本だと銃や刀は普通の人は一生、触れることもないからです。

 先日も講座の時に、“上下二連ライフル銃”と書いている受講生がいました。

 判ります?

 上下二連のライフル銃って無いんですよ。

 最初は散弾銃と書いていたらしいんですが、散弾で狙撃するシーンがあって、先生から指摘されてライフルに変えたのだそうなんですが、存在しないライフル銃を書いたら馬鹿丸出しになっちゃいますよね?

「水平二連の象撃ち用のダブルバレルライフルなら有るけれど、上下二連のライフル銃はありませんよ」と指摘しました。

 すると、「じゃあ、水平二連のライフルにします!」と言うので、あっちゃ~、根本的に銃の知識が無いんだ?と思いました。

 象撃ち用の水平二連ダブルライフルは、別名エレファントライフルと呼ばれる特別注文で作られる超強力なもので、日本ではまず所持できないと思います。

 弾丸も.375H&Hマグナムから.460ウエザビーマグナム、あるいは.700ニトロエクスプレスみたいなのを使う訳ですからね。

 普通は、水平であろうが上下であろうが二本銃身の銃は狩猟やクレー射撃に使われる散弾銃(ショットガン)です。

 小説講座の先生が「散弾だから狙い撃ちはできない」と指摘したそうですが、一般的な知識では間違いではありません。

 で、二発しか撃てないというところが謎解きにからんでいたらしいので、ライフル銃に変えたそうなんですが、実在しないライフル銃を使うのでは根本から間違いになってしまいます。

 そこで、「スラッグ弾を使えばいいでしょう。散弾銃用の大型獣を仕留めるのに使う一発弾ですから」と言っておきました。この弾は小説講座の先生も知らなかったようです。

「賞の選考員も知らないんじゃないか?」と言う受講生もいましたが、この程度のことは実際に狩猟免許もっている人なら誰でも知ってる筈です。大して専門的な知識ではありません。

 私は現代物でもファンタジーでも時代物でも基本的に活劇中心に書いていくつもりなので、武器の描写は正確にやりたいですが、関心のない作家の方はおざなりになるんでしょうね。

 あっ、そうそう。

 漫画の原作大賞に応募していたんですが、見事に落ちました~っ!(苦笑)

 事前にここに書いておいて、ネットストーカーに糞味噌にケチつけて書かれると審査のマイナスになるからと思って黙っていたんですが、もう関係なくなったから、是非、皆様、読んでみてくださいませ!

 小説投稿サイト“カクヨム”に『セーラー服忍者』『セブンブレード武侠学園』というのを出しております。

 ホームページに出していた『猫又』の話も出します。

 ここには、基本的に新人賞を狙って出しても当選しそうもないけれども、エンタメ小説としては自信がある・・・という作品をちょこちょこ出していこうかな~?と思っております。

 内輪に宣伝して読んでもらった限りでは、非常に面白いという意見ばかりでしたが、唯一、「長野さんの悪いところが全面に出ている!」と酷いこと言う人がいました。

 流石に頭にきて喧嘩になりましたよ。

 この人はプロなんですが、技術的な点で気に入らなかったんでしょう。

 が、プロの視点と普通の読者の視点がいかに違うものなのか?ということを知るいい機会でしたね。

 しかも、半分しか読んでなくてトリックの謎解きが無いとかケチつけるんだから参りましたよ。そういうのは普通、最後の方にあるでしょう? 実際、後半に書いていたんだから・・・。

 珍しく私が怒ったので、最後はゴメンと言ってくれましたが、もうこの人には読んでもらいたくないと思いましたね。親しき中にも礼儀は必要ですよ。

 いつも私が怒らないから平気だと思ったみたいなんですが、言い方ってものもありますよね?

 もちろん、こっちも駆け出しなんだから、意見は意見として参考にしたいと思いますが、作品じゃなくて人の才能を根本から否定するような言い方を平然としてしまうところは御自分の欠点だと自覚して欲しいと思ったので、しばらく連絡を取るのはやめて、「怒ってます」アピールをしておこうと思いました。

 気に入らないなら気に入らないでいいんですよ。面白いと思う人だけ読んでもらえればいいんです。なので、読んでみて「つまんない」と思った人はレビュー書かないでね?

 悪口書いた人は“呪います!(恨み念法で・・・)”

 プロの“批評家”が書くんだったら、しょうがないと思うけど、素人から偉そうに言われるとムカッ腹立ちますもん・・・。だって、物凄く苦労して調べたりして書いている訳だから。

 でも、私も毒舌過ぎるから注意しようと思いま~す!

 蛇足ですが、基本、漫画の原作にならないか?と思っておりますので、出版関係のプロの方、あるいはプロ漫画家志望の方のお声かけを期待しております!


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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