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文化の日は特別稽古やります

 去年の文化の日は特別講習会をやりまして、「今年はやらないんですか?」という御質問もありました。

 あれはあれで大変なんですよね? 仕込みが・・・。

っつう訳で、今年はやりません。疲れるから・・・。

 とか思っていたんですが、メイプルホールの練習日と重なっていたんですね~?

「そうか~? 祝日か~? メイプルホールの練習も最近はほとんど人が来なくてもったいないからな~? 時間早めて何かやるかな~?」と、ふと思いつきまして、いつもだと夜7時から9時くらいまで隔週でやっているんですが、昼3時から5時に時間を早めて特別稽古をやることにしました!

 月例セミナー年間通して申し込んでいる人も、来れなかったりする回もあるので、月例セミナーの補習も兼ねて、いろいろやってみようか?と思っています。

 渕野辺の本部は30畳くらいで天井もあまり高くないんですが、メイプルホールだと倍くらいあるし天井も高いので、剣術どころか槍術や九節鞭、ヌンチャク、三節棍まで練習できるんですよね。

 なので、ここ何カ月も大赤字なのに、私の稽古のために借り続けているのです。

 特に、槍、九節鞭、三節棍は、メイプルホールでないと練習できません。公園でやったら多分、通報されてしまうだろうし、公共の体育館でも規制されてますからね?

 中国武術や古武術やっている人達と話していると、最近は特に武器術を練習する場所が無くて困っているという人が多いです。居合道の先生も困ってましたね。

 東京支部も今は居合術の稽古はできないらしいし、公共施設の限界がありますよね?

 そもそも、2年前に自前の道場を探し出したのも、武器術を自由に練習できる場所が欲しかったからなんですよ。

 素手の技だけやっていたのでは武術のブの字も解らない!と痛感したからなんです。

 剣術と比べたら素手の技は物凄く“雑”です。

 力任せで間に合ってしまうからですよ。素手同士ならば・・・。

 でも、それでは若くて体力のある相手にはどんどん負けてしまいますよね?

 武器術、特に剣術は、物凄く精密に扱わないと敵に勝つどころか自滅してしまいます。

 それこそ毛筋一本ずれただけでダメになってしまうんですよ。

 日本刀の刃って研ぎ方によって何ミクロンの物凄く細い線になるのだそうですね? その刃筋を真っすぐ徹す!というのが、いかに超絶的技法なのか?が解るでしょう。

 手裏剣だって棒手裏剣を三間以上離れたところから投擲して正確に刺すというのは非常に繊細な力のコントロールが必要です。

 こうした技法は力を加えればいいというものではなく、力の大きさと方向のコントロールを適切にしなければ技として成立しません。

 私が日本武術の真価は剣術、特に居合術に有ると考えたのも、この点にあった訳です。

 そして、唯一、入門して学ぼうと考えたのが新陰流だった・・・というのも、刀法の繊細なコントロールが他流に比べて深いと思ったからでした。

 新陰流の木刀は他流と比べて非常に薄く軽いものですが、これは刀法の精密さを養成することが目的だったと考えられます。

 太く重い木刀は木刀の自重で勝手に振れるのですが、細く軽い木刀は全身を協調一致させて振らなければ斬撃力は発生しません。

 つまり、力任せでは振れないのです。

 私は、ごく短い期間で辞めてしまいましたが、目的は果たしています。

 剣体一致の理合を確認することが目的だったのです。

 ですから、以降、私の技は相当変わりました。

 例えば、それまで北島師範と推手をやってもドッコイドッコイになっていたのですが、先日やったら私が圧倒的に勝ちました。正直、「あれっ? 何でこんなに差がついたんだ?」と思って、他の会員とやっても、同じでした。

 お断りしますが、私は二年くらい推手の練習はほとんどやっていませんでした。教える時にちょこっと示範する程度です。トータルで10分もやっていないかもしれません。

 それなのに、何故、こんなに上達できたのか?と考えると、剣術・居合術をやっていたから?としか考えられません。

 刀禅の小用先生が今月号の『秘伝』の中で、「道具が人間に精度を要求する」と指摘されていまして、「修行が進んで動きの密度が濃くなるほど・・・隙間だらけだったことが解ってくる」と説明されています。
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 私、これ読んで、「なるほど、そういうことだったのか?」と、得心しました。

 ゴーマンな書き方になっちゃって申し訳ないんですが、最近、私、武道やっている人の身体が隙間だらけに見えて仕方がなくって、何もやってない人の方がマシだったりするように見えるんですよ。

 別にオーラが見えてる訳じゃありません。構造的な弱点を晒しているのに気づいていないと申しますか、「動きが粗雑過ぎる」と言うべきでしょうか?

 これは立禅によって補っていくことはできるのでしょうが、剣術の方がずっと速いのではないかな~?という気がします。

 特に居合術だと、刀を抜くまでは体術と同じですから、自然に体術の修練にもなるんですね。

 まあ、「無構えで相手が攻撃してくるのを待つのなんて不合理だ」と勘違いしてやらなかった会員もいるんですが、実に浅薄な考えだな~?と思いつつ、教えてやりませんでした。だって、不遜でしょ? 私を信頼していないんだから・・・。

 この練習は交叉法の水準を飛躍的に高めるための稽古システムであり、熟練したら相手の攻撃を待つまでもなく先々で抜き斬れるようになる訳なんですが(私はそうなってます)、疑ってかかる人間に教えてやるほど私は優しくはありませんよ。

 どうも、「武器を使うのは卑怯者だ」という固定観念を持つ武道愛好家が多いのですが、素手で人を殴ったり蹴ったり投げたり首絞めたり関節の逆取ったりして痛め付ける行為のどこが正当なんでしょうね? ただのサディストでしょ?

 俺は何てロクデモナイ人間なんだ・・・と自覚しておかないと見苦しい。

 武術は綺麗事じゃありません! 断じて違います!

 稲吉先生が『月刊武道』に書かれていた内容で「武道をやれば世界平和に繋がる」みたいな趣旨でまとめられていましたが、私は考えが甘過ぎると思いました。

 武の本質とは何か?

「理不尽な暴力を粉砕する覚悟を養成すること!」です。

 つまり、世の中の諸悪をしっかりと見据えること。それをやっていれば、綺麗事を口にできなくなるものですよ。

 何故なら、“自分の中にも必ず悪が有る”からです!

 それを自覚していれば、簡単に性善説には立てない筈ですよね? 自覚した上で唱えていたら、それは偽善でしかない訳だし・・・。

 それは、個々の修行者の内的自覚以外に外部から教えられるものではないのです。

 どんな武術の達人であっても、聖人君子じゃありません。崇め奉って、「ポアしなさい」と言われて、ハハ~っと従ったりするような奴隷根性に陥ってはいけないんです。

 それと、気の武術を修行していると、他人の気の様子が見えるようになってきますが、これはある種の幻視な訳で、医科学的には“病気”に分類される訳です。

 ですから、変な優性思想を持って差別的な考えに捕らわれてしまうと、プチ・ヒットラーみたいになってしまう訳ですから、これまた注意しなければ社会的に排除される切っ掛けになりかねません。

 所詮、特殊な狭い世界観の中のことなのだ・・・という達観をしていないと危ないんですよね?

 だから、真に精神修行したいと思う人は出家しなさい!ってことなんですよ。

 ちなみに、私は精神を磨こうなんて金輪際、考えていません。


 あ~、何かどんどん話が飛んでしまった・・・。

 まあ、宜しかったら、おいでください。

 初参加の人は3000円です。会員は2000円。セミナー予約申し込みしていて受けていない回の補講が希望の方は無料です

 そうそう・・・来年の月例セミナー予約一括申し込みも受け付けておりますのでお早くどうぞ。払ったお金の分は責任もってお教えします。

追伸;16日のほびっと村講座にいらしたNさん! DVD購入御希望だったそうですが、講座受講割引価格で結構ですから、安心してお申し込みくださいね? 取材でお話できずにごめんなさい! お土産もありがとうございました!

追伸2;今月の割引セール発勁と化勁』。数年前に製作したものなのですが、非常に解り易くて内容も盛りだくさん。自分でも良い出来だな~?と思ってます。宜しかったらどうぞ


■□■ 事務連絡 11/3文化の日特別稽古会 ■□■

●特別稽古会
日時:2016/11/03(木・祝) 15:00~17:00
場所:MAPLE1990内 メイプルホール(Maple Hall メイプルビルB1F)
  地図:http://www.maple1990.com/menu/access/access.html
   〒229-0037 神奈川県相模原市千代田2-2-15
   TEL:042-751-5011
アクセス:JR横浜線 相模原駅より 6番バス停『高校入口』下車2分
参加費:
 ・一般 3,000円
 ・游心流会員 2,000円
 ・セミナー予約一括申込していて不参加分の振り替え参加希望の方は無料です!

※一括申込じゃないセミナー常連の方もモチロン参加可能です!
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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