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久しぶりに東京支部へ

 クエストさんに寄る用事があって、ついでに駒込の東京支部の稽古会にも行ってきました。

 先日のほびっと村の講座の時に小塚師範から相談があって、気になっていたので、もうちょっと詳しい話を聞きに行ったんですね。

 まあ、うちの会そのものの話ではないんですが、所属している会員さんの相談を小塚師範が受けて、他団体との兼ね合いがあったので私にも相談した・・・という次第だった訳です。

 ちょっと他団体と問題が起こったりするとマズイと思いまして、また、相談した会員さんも不安に思っている様子だったらしいので、これは私が引き受けた方が良いだろうと思ったんですよ。

 何しろ、この類いのトラブルバスターとしては過去に結構な回数の処理をやってきていますから・・・。

 武術武道の世界というのは本当に、メンドー臭い業界なんでね~。下手すると暴力に訴えるでしょう? 論理が通じない人間がザラですから。

 いやいや、まだ暴力に訴える人の方が潔くって(意外と話せば解る人が多かった)、ネチネチと陰湿な嫌がらせをするサイコパスも少なくないんですよ? マジで・・・。

 今だって、しつっこくヒツウチ電話かけてくる人が居るんですけど、ヒツウチは繋がらない設定にしているんで、データが残るだけなんですよ。

 何のためにやっているのか、さっぱり解りませんね?

 やってて自分がミジメに感じないんですかね~?

・・・っつうか、そんな暇あったら「あの長野のヤロー、いつか、ぶちのめしてやるっ!」って、サンドバッグ殴っり木刀振ったりした方が自分の実力も上がっていいんじゃないすかね?

 私はずぅ~っと、40年もそうして来ましたよ。

 何しろ、本当のこと言っても、礼儀知らずだのクレーマー扱いされたりするヘンな業界ですから、「無名な者は相手にされないんだな。それじゃあ、有名になるしかないな」と思った。

 その結果、今では、こと武術に関して「本当にちゃんと解ってるのは長野だけ!」と業界通の間で噂される唯一無二の存在になっちゃってますからね?

 要するに、素質や才能を超えるのは、“執念”なんですよ!

 こと、“徒手戦闘”に対する“執念”は国内でトップ10に間違いなく入ると思いますからね。

 現代武道、古武術、中国武術に留まらず、東南アジア、アメリカ、ブラジル、ロシアなどの世界中の武術や格闘技、軍隊野戦体術、その上、コンバットシューティングやスナイパーシューティング等も研究してますし、武器と名のつくものは何でも使えるし、自分でも作れます(材料と工具があれば)。

 特定の流派を長年修行して師範になっている人はざらに居ますが、私みたいな人間は皆無に近いでしょう?

 もちろん、専門にやっている人達は凄いと思うし敬意も持ちます。

 しかし、率直に言わせてもらえば視野が狭くて知識が無い人が実に多い。自己満足に浸って向上心を失っている人が少なくないのが実に残念です。

 いわゆる“専門家馬鹿”なんですよ。

 私は、「ペンは剣より強し」という事実をきちんと弁えています。“社会性”を無視していない。

 戦闘能力がいくら高くても、社会適応性が備わっていなければ、ただの奇人変人として一生を終えるしかない訳です。

 兵法好きな徳川家康は多くの武芸者に学んだり会談したりしていますが、疋田陰流の疋田豊五郎と会談した後に、「あの者は達人ではあるが、兵法の理を解っていない」と評したそうです。

 つまり、疋田は強いけれども専門家馬鹿だったということなんでしょうね?

 ただし、武術マニアにとっては世渡り下手な武術馬鹿でも強ければそれでいいのではないか?と考える傾向があります。

 宮本武蔵や小野次郎右衛門に憧れる人は、柳生但馬守宗矩を嫌う傾向がありますが、政治家タイプの頭脳派の宗矩より、荒くれ武者の純情馬鹿の武蔵や次郎右衛門の方が魅力的に思えるからでしょう。

 私自身も、どっちかと言うとそうなんですけど、目標にすべきなのは宗矩のような生き方だと思うんですよ。

 現代でも武術家として傑出した才能を持つ人が、社会人としては“おバカさん”過ぎたりする例が非常に多くて、私は本当に残念です。

 天は二物を与えず・・・というのは本当なんだな~?と思います。

 しかし、自分に欠けているものを勉強して補っていく努力をしなければ、いつまでも欠点を欠点のまま引きずってしまい、いつか欠点が全体を滅ぼすことになりかねません。

 往々にして、成功哲学(プラスイメージを持って生きれば人生は好転していくという理論)の信奉者は自分も他人も欠点に目を向けず、物事をなあなあで済ませる具合になってしまいますが、欠点を無視し続ければ無くなるということはありませんから、最終的には自分で自分の首を絞めているのに現実を認識できずにトラブルに見舞われてしまうというケースが非常に多くあります。

 結局、心を操ろうとか考え方がおこがましいんですよ。

 なすがままに・・・という超然とした達観こそが重要です。一切の作為を捨てて、心のままに生きることが真の自由であり、それができないのが世のしがらみであると自覚することが肝心ですね。

 要は、天に任せて生きるのが一番楽でいいんです!


 久しぶりに見た東京支部の皆さんは、地道に続けているから、前回、見た時より格段に上達していて驚きましたね。

 私なんかメチャクチャ教えて上手い?から、その場で誰にでも秘技を体得させてしまえるんですけれど、形ばかり体得しても技を実戦で遣えるようにはなりません。

 重要なのは、日々の地道な練習で身体に馴染ませて、頭で考えなくとも身体が勝手に技を繰り出せるように神経を鍛えることなんですよ。

 で、最近は特に推手のやり方をあれこれ研究してまして、かなり細分化した技術を順番に教えていく実験を本部稽古会でやっています。

 何で本部でしかやらないか?というと、やっぱり指導者クラスの会員でないと指示した通りにできないからなんですよ。

 初心者への教え方、他流経験者への教え方、身体能力の高い人への教え方、IQの高い人への教え方、覚えの悪い人への教え方・・・これらは、極端に言えば、一人一人の適性に合う指導法を別々に考えて教えないと効果的に上達させられない・・・というのが私の考えです。

 普通の日本の武道でも武術でも、形に嵌めることを大前提に指導する訳なんですが、これだけしかやらない先生も多いんですね?

 それしかやらなければ、それしか要求されない場では強くなれますが、一歩でも外に出たらまったく通用しなくなります。つまり、応用性が無い。

 武術で最も肝心なのは“応用性”です。

 本当に体得させるには、形から入るべき段階の人、その前の基礎的身体を作らないといけない人、形はできているから形を崩して応用自在に技を繰り出せるように教えるべき人、そもそも武道の形式に馴染めないので別のやり方を体得させた方がいい人・・・といった個性を洞察できないとダメなんです。

 指導者クラスの人だったら、このブログを読んで、ドキッとした方もおられると思います。

 多分、こんなこと考えたこともない・・・という人がほとんどだろうと思います。

 逆に言えば、私が何故、武術の秘伝でも、あっという間に体得させられる!と断言できるかというと、常日頃から、このような指導法の効率化を考えているからなんですよ。

 私は“信仰心”というものを持たないように心掛けているんですが、それはつまり、対象を徹底的に洞察して理解しようという意志を持っているからなんですね。信じてしまったら“理解”はできなくなるでしょう?

 むしろ、疑ってかかる!

 「果たして本当にそうなのか?」と、まず考える。後は観察・洞察・分析・試行・修正・確認・理論化・・・ということを日頃から思考回路に循環させ続けることで習慣化しているから、技術分析力や指導能力が日々、進化させられている訳で、ただひたすら努力の産物なんですよ。

 素質も才能も無かった。だから、努力を怠らなかった・・・。これぞ“執念”のなせる技なのです!

 30日の日曜稽古会でも、推手のやり方を段階的に次から次にステップアップさせていきました。

 えっ?というくらい、いきなり簡単にふっ飛ばせるようになった・・・と思ったら、通じなくなった・・・と思ったら、また簡単に崩せた・・・と思ったら、また通じなくなった・・・というのを何度か体験してもらいながら、肝心要の身体内部の重心移動の感覚を拡大していくように指導していきました。

 結局、万能のテクニックなんか無い!ということと、攻撃力が集中すればする程、実は防御力は下がっていく・・・という原理原則を理解してもらうようにしました。

 膨大な流儀を研究してきた結果、技を繰り出す以前の問題に行き着いてきたんです。

 例えば、打撃技の質が浸透勁になってしまうと、もう打撃戦闘用の加速空間が必要なくなってしまいますし、逆技や崩し技なども威力が浸透するような重さが乗るようになるので、見た目、一歩踏み込みながらポンッと打つだけで自動車に跳ね飛ばされたように相手が吹っ飛んでしまったりする訳です。

 これも体重が重い相手には通用しまいと普通は考えるところでしょうが、身体が重くて吹っ飛ばなければ、威力が内臓に浸透してダメージを蓄積させてしまうので、実はより危険性が高まってしまう。

 私なんか最初っから心臓や肝臓、腎臓、脳、脊椎を狙って浸透勁打ち込めますから、巨漢の人の方が危ないと思いますよ? 吹っ飛んだ方が安全ですからね~。

 まだ20代の頃でしたが体重が120kgオーバーの柔道経験者に薄いクッション越しに寸勁打った時に、うっと呻いて真下に崩れるように倒れて真っ青な顔になってしまって慌てたことがありました。

 この時はダメージがないように・・・と、打ってすぐに拳を引いたんですが、これが逆に内臓にダメージを与えてしまった訳でした。

 こういう不可抗力の試行錯誤を繰り返してきて、どう打てば吹っ飛んで、どう打てば内臓に効くか?ということがいろいろ解った訳です。

 この時から30年近く研究を続けてきていますから、こと発勁に関しては、自信満々ですよ。

 ちなみに、16日に北島師範蹴りを受けて一週間後に当たった箇所の反対側に痣が浮いてきた話を書きましたが、その痣が下の膝の方へ移動してきて紫色になったりしていたのを小塚師範に見せたら、マジでドン引きしていました・・・。
20161101_001.jpg

 何故なら、やはり栗原師範のキックを受けた後で妙な後遺症が出ていたからだそうで、同じように栗原師範のキックを受けていた会員のIさんも一週間以上、足を引きずって歩くハメになっていたのだとか?

「怪我しないように軽くやってね~」と言って、軽くやっているつもりでも、こうなってしまっていた訳です。

 浸透勁キックは、やはり恐ろしい技ですよ・・・。毒手?みたいになっちゃってる。

 これは会員同士ではもう練習できないな~? 道場破り向け必殺技シリーズに入れておくか~?

PS;11月のDVD半額割引は、『独己九剣の応用』にします。内容テンコ盛りですから、お楽しみに~。


■□■□■ 事務連絡 11/3文化の日特別稽古会 ■□■□■

●特別稽古会
内容:ブログ記事参照
日時:2016/11/03(木・祝) 15:00~17:00
場所:MAPLE1990内 メイプルホール(Maple Hall メイプルビルB1F)
  地図:http://www.maple1990.com/menu/access/access.html
   〒229-0037 神奈川県相模原市千代田2-2-15
   TEL:042-751-5011
アクセス:JR横浜線 相模原駅より 6番バス停『高校入口』下車2分
参加費:
 ・一般(初めての方含む) 3,000円
 ・游心流会員 2,000円
 ・セミナー予約一括申込していて不参加分の振り替え参加希望の方は無料です!

※一括申込じゃないセミナー常連の方もモチロン参加可能です!
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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