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11月は健身法

 11月の月例セミナーは、健身法をやります。

 今回は、基本に戻って、スワイショウ・立禅・三元試力の健身効果を説明し、骨盤調整を主にしたカイロプラクティックの基本と活法(背活・腹活・脳活)、四肢の関節の調整などをやってみようと思います。

 基本、健身法は今は仁平師範に任せるつもりでいるんですが、現在、多忙で彼が来れないと思うので、私も覚えている知識を無駄にするのももったいないから、たまにはきちんと教えていこうかな?と思っています。

 あまり指導していないので会員も私がどういうことを知っているのか想像がつかないと思うのですが、一応、ヨーガ、気功、太極拳、三体式站椿功、意拳養生功、柔身六法、気体調整法、剛柔流の息吹、熊式易筋経、肥田式、西式、真向法、野口整体、マクロビオティック、磯谷式、MRT良法、足医術、カイロプラクティック(ディバーシファイド・トムソン・SOT)、武道医学(天神真楊流・神道揚心流・竹内流)、新体道・・・等々、いろいろ勉強はしてるんです。

 しかし、仁平師範があまりにもできるので私のハンパな知識を披露するのもお恥ずかしいと思って、開陳しなかった訳です。

 が、せっかく勉強したんだから誰にも伝えずにいるのも良くないんじゃないか?と思って、今回はいろいろ御披露してみようと思います。

 私は治療の方は自信がなくてやらなかったんですが、これらの勉強で得た知識を武術技法の中に組み込んでいったから、いろんな流派の秘伝や極意のメカニズムが解けたという側面もあるんですね。

 そういう意味でも、やはり“武医同術”という日本武道医学を創始した中山清先生が提唱された概念は正しいと思います。

 私はサワリを勉強しただけなんですが、武術に医術は必須のものだという気もします。

 中国の武侠小説でも、例えば『倚天屠龍記』の主人公、張無忌は強大無比の内功を得ると共に治療術も体得します。気功の原理が殺活自在なんですよね。

 いろんな術はその応用でしかない訳です。

 若い頃に我流でやって失敗したので、私は気功には注意するようになりました。

 特に幻覚とか幻聴があらわれる“偏差”が出てくると精神疾患になりかねない。

 しかし、特異効能と呼ばれる超能力があらわれる場合もあるとされ、中国では政府が研究をしていると言われます。

 ロシアも昔、やっていたし(サイコキネシスができたというニーナ・クラギーナが有名)、日本でもソニーがやっていた(青木宏之先生が唯一、テレパシーで本物と認定)時期があります。

 ただし、これらはオカルトというより科学的実験としてされていたので、科学的に認定されないものは否定されていった訳です。

 中国の気功が最初に紹介された時、“外気を放射して患者を操る”という外気功が注目されましたが、実はこれと原理的にほとんど同じものが野口整体で行われていました。

 愉気と呼ばれるもので、これは錐体外路系運動と呼ばれて医学的裏付けがされていました。

 現象としては貧乏揺すりやチック(顔面麻痺)などの無意識の運動。

 太極拳の先生にチック症状が起こることが割合あるんですが、太極拳の練習で気の流れが良くなることで筋肉の歪みを自動補正しようとする反射運動なのだと思われます。

 こういうのは気功では自発(動)功と呼ばれますが、稀に自分で制御できなくなる場合があって、それは狐憑きとか“憑霊現象”と見做されたりするんですね。

 どうしてか?というと、統合失調症のように人格が分裂して悪魔的な言動を取る場合があるからです。

 これは脳内の神経伝達物質の過不足による誤作動が原因だと仮説が立てられているようです。

 オカルト現象のほとんどは脳内の機能異常で説明がつくと明言している脳機能学者もいるみたいですから、まずはその弁に耳を傾けるのが賢明かと思います。

 技術としては催眠誘導で行われる観念運動(糸で五円玉を吊るして吊っている手を動かさないように固定しておいて左右に振れるとか回るとか念じるとその通りに動く運動。念じることで微細な電気信号が送られて腕の筋肉が微動する現象)があります。

 つまり、催眠誘導でも外気功と同じような現象を起こせる訳です。

 太霊道(田中守平)なんかもこの原理を使っていますが、霊現象と考えられたものとしてはコックリ(狐狗狸)さんと、その原型になった西洋の降霊術で使われたウィジャ盤も原理的に同じだったと考えられています。

 私が小学生の時に学校でコックリさんが流行ったんですが、女の子が精神に異常を来して学校を休んだ事件があったそうで、コックリさん禁止令が出ていました。

 その女の子と私の親友が親しくてコックリさんをやった現場にも居たらしいのですが、真相については何も話してくれませんでした。質問すると真っ青な顔になっていたので、よほど恐ろしかったのでしょう。

 その当時、類似の事件が日本中で起こっていたらしく、コックリさんの危険性を訴える記事を新聞で読んだ記憶もあります。

 オカルトの伝播は、大抵の場合、子供の口コミによります。

 口裂け女も小学生に流行ってから日本中に広がったとされます。

 高校生になるとオカルトよりも現実的なサイコパスの事件の噂が広まるようになって、私の高校の近くのラーメン屋の近所でよく猫がいなくなり、「あのラーメン屋は猫でダシを取っている」という噂がありました。

 もちろん、デマだと思います。言ってる連中も度胸試しと称して、その“猫ラーメン”を食べに行っていましたから・・・。

 大人になると、流石にこの手のオカルト話をすると周囲にイカレポンチ扱いされてしまうので、しなくなるのが普通です。

 私もネタとして書いてるだけで信じている訳ではありません。

 ただし、世間一般で思われている程には根拠の無いインチキ話だとは思えない面があるので、研究対象からは外していませんし、ネタとしては小説に役立つので面白がって書いているのは事実です!

 私はいたってノーマルな人間なので、アブノーマルな言葉を使っても、それは作家としての芸風で書いているだけなので、誤解しないで欲しいものです。

 たとえ、実名で批判していても、それは私のジャーナリズム精神がそうさせているだけですから、礼儀知らずなのではありませんっ!

 おかしいことはおかしい!

 ならぬことはならぬ!

 そう断言する人間がいなくては、世の中、嘘とインチキがどんどん広まって、免疫の無い純情おバカさんが騙されては、また騙される・・・という悲劇なのか喜劇なのか判別がつかない事態が延々と続いてしまうでしょう。

 そんな業界が世の中でまともに評価されますか?

 もう個人崇拝はやめなければいけません!

 どの流派、どこの会派にも、真面目に懸命に頑張っている人達は無数にいるんです!

 何とか流の何とか先生だけが・・・みたいなバカなこと考えていちゃ~いけません!

 他を弁えて尊重しつつ、尚且つ、自身の向上を目指さないといけません。

 よく考えれば解る筈です。

 いかなる流派も無数の先人の試行錯誤と研鑽が積み重なって続いてきています。それを理解認識していれば、他を軽んじて見る目線のいかに浅薄であることか?

 私は凡そ20人を越える先生方に学びましたが、見識を深めるのに貴重な教えを受けた先生は百人は下りません。

 無論、人格的に尊敬できる人もいれば尊敬できない人もいましたが、刺激を受けて自分の研鑽を続けて来れたという意味では感謝しなければなりません。

 そして、私と同様に、いかなる師範と呼ばれる方でも同じような経験を経て自分を確立している訳です。

 歴史を学ぶというのは、そういう面もあると思いますね。

 小説の勉強をするようになって、武術の歴史的繋がりを以前よりずっと強く感じるようになりました。

 どんな素質と才能が有ろうと、今の我々は、過去の人達の残してくれた遺産の上に胡座をかいているに過ぎないんですよ。

 それじゃあ、ダメでしょう?

 次の世代、次の時代に伝承していく価値があるものを上乗せしていかなければ文化は衰退してしまいますよ。

 それはものすごく大変な使命かもしれないけれども、やり甲斐のある楽しいことでもあると思います。

 だから、私は40年も武術をやめずに続けて来れたのだと思いますね。


PS;今月の割引セールDVD『独己九剣の応用秘訣』ですが、試し斬り、寸勁、合気、脱力技法への展開、無刀取り、応用武器術・・・など、テンコ盛りにしていてお徳ですよ。結構前に撮ったものですが、この時に初めて寸勁斬りも成功したんだな~?と、感慨深かったです・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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