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第十五回天真書法塾発表会

 11月27日の日曜日は稽古を早めに切り上げさせてもらって、天真書法塾の発表会に行ってきました。

 去年は確か原宿で、その前は日中友好会館だったと思うのですが、今年は、青木先生の八十歳記念を祝ったアートコンプレックスセンター地下一階ホールギャラリーで開催されました。

 かなり広いホールなので、作品の展示点数も多かったような印象でしたが、今年は特に全体的なレベルアップももちろん、青木先生が一歩引いて、お弟子さん方の師範としての実力を見て欲しいという気持ちが出ていたように思えました。

「無鑑査師範」という名称が書道の世界にあるのか不勉強で知りませんが、“無鑑査”というのは現代刀匠の世界で作品の評価を判定する人がいないくらい技量が抜きん出た人が認定されているものです。

 つまり、斯界で最高の権威とされ、この上となると、国が認定する人間国宝とか無形文化財とかになる訳でしょう。

 この無鑑査師範が三名、ホールの前面に大書を掲げられていました。

「なるほど、これは無鑑査でしょうね?」と納得させられるアーティスティックな書で、もう文字が動き出すような感じで圧倒されました。

 また、レインボーカラーで彩られた書は、絵画と書が融合して新しいアートが生まれたかのようです。

 私も刀の鞘塗りに黒の漆を全面に塗って、その上に金7・銀1・レインボーカラー2の割合で混合した粉を散らして、その上に透明の漆を塗って保護膜にする・・・というのをやっているんですが、蒔絵風のインスピレーションで始めたんですね?

 これは暗いところで見ると星空みたいに見えて綺麗なんですよ。

 山の上から街の夜景とか見ると綺麗でしょう?

 何か、今回はそれも思い出しましたね。


 副塾長の吉田随流先生の書は、天啓を感じます。作為を感じないんですね。

 天啓と言えば、私も武術の技考えてる時とか小説書く時に「降りてくる」感覚があります。

 実はゼロインチ打撃戦闘法もそうだったんですよ。アイデアはあったけど、練習法や応用法は実演している最中に勝手に編み出しました。

 小説もそうで、作為的に書こうとしても、どうも乗れないし進まないのに、降りてきたら、ビックリするくらい短時間でバババーッと書き上げてしまったり・・・なんてことがあります。今回のホラー小説も結末を考えないまま書き進めているうちに、勝手に書けました。

 何かもう、岡本天明の『日月神示(ひつくしんじ)』ですか?ってくらい自動書記状態になることもあります。

 吉田先生はひょっとして、そんな感じで書かれたりされてるんじゃないかな~?と、今回、強く思いました。


 さて、青木天外先生の今回の書「般若理趣経」・・・理趣経かぁ~・・・。「煩悩即菩提」・・・煩悩を全面的に肯定する。

 それが今の青木先生の心境であると言われると、「そうでしょうね?」と微笑み返すしかない私でございまする・・・。

 恐らく、悟ったからといって煩悩が無くなる訳ではないのではないか?

 では、煩悩とは、どこから出てくるんでしょう?

 推測ですが、多分、生きようとする意欲から生じているのではないか?

 それは生物としての本能であり、細胞の中のDNAに刻まれた意志なのではないか?

 だから、死を実感し受け入れると煩悩は消える。とすると、煩悩を生じさせるのは肉体そのもの。生命活動そのもの。

 そういうことかな~?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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