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スクール・オブ・ナーシング感想

 10日、土曜日は横浜の映画館ジャック&ベティで、『セーラー服忍者』にも出演していた木村知幸さん(帝国TVのレポーター五味役)がメインキャラで出演していた『スクール・オブ・ナーシング』を観てきました!

『セーラー服忍者』の撮影合間に木村さんから「是非、観てください!」と言われていたのと、私が熱烈大ファンの佐伯日菜子さんも出演しているとのことで、それならば観たいと思って、行った次第です。

 実は私、今年はほとんど映画館に行けていませんでした。確か、『シン・ゴジラ』しか行っていないんですよ。

 後は岩槻映画祭に行っただけかな~?

 CS、BSで観れるから、家でワープロで仕事しながら観るというパターンが習慣になっちゃってます。

 今年は新作本も出していないし(昨年末に出ただけ)、仕事と勉強(資料本読み)は異常にやっているんですが、それが形になるのは来年に持ち越しになったんですね?

 で、木村さんから「横浜でロードショーがあって舞台挨拶で佐伯さんも来るから」とのメールを頂戴したんですが、この日はいろいろ用事があったので無理かと思ったんです。

 でも、「時間はいつですか?」とメールしたら、昼の12時40分ということで、それだったら行けるかも?と調べてみたら、ギリギリ大丈夫そうだったんで行ってきました。

 横浜線で東神奈川まで行って、そこで京急線だったかに乗り換えて黄金町駅で降り、徒歩5分くらいでジャック&ベティに到着しました。

 途中に川を渡るんですが、私、何げなく眺めてビックリしましたよ!

「これって・・・松田優作が『最も危険な遊戯』で誘拐されたキョウコちゃんの乗る車を延々と走って追いかけていた、あのロケ場所では?」と・・・。

 この作品を深夜のTV放送で観てから、私は映画の仕事をやりたいと思ったんです。

 確か高校の卒業式の前日だったと記憶しています。35年くらい前・・・。

 この映画で優作演じる殺し屋鳴海昌平が使うS&Wモデル29.44マグナムの8・3/8インチ銃身が大好きで、ダーティハリーが使った6・5インチ銃身のものより、こっちが好きなんですよね~。

 実際にも、いかに反動のきつい.44マグナムであっても銃身が長いモデルだと反動がマイルドになって撃ち易いらしいです。弾丸が同じなら銃身が短い小形の銃の方が実は反動がきつくて撃つのは大変になる訳で、女性向けの短銃身の小形拳銃使わせたりするのは、実は逆に危ない訳ですよ。

 そんなデジャヴュ感と共に観た『スクール・オブ・ナーシング』でしたが、この作品の舞台は熊本県人吉市!

 何と何と? 『セーラー服忍者』の相良忍者とその頭領であるタイ捨流の開祖・丸目蔵人佐が居た場所なんですよ!

 これは撮影中にも偶然の一致とも思えないシンクロニシティーに驚いていたんですが。

 また、劇中、死期の近づいた榎木孝明さんが娘に会いたいと主人公に言うことで訪れる天草御所浦は、まさに私の故郷である天草なんですよね?

 もっとも、私は車で通り過ぎたくらいしかないんですが・・・意外と天草って広いので私が一度も行ったことない場所はいくらでもあります。特に離れ島だと・・・。

 しかし、それもこれも含めて、何とも奇妙な縁を感じる作品です。

 正直、木村さんに誘われなかったら、私が観に行くことはなかった作品だと思います。

 私が自分から観に行くとすると、ホラーか特撮物かアクション。この三つに限られますからね。

 時代劇好きな私でも殺陣が無かったら観に行きません。

 看護師の卵を描いた作品というと、非常に地味な印象を受けるし、感動的なシーンはあるだろうけれど、そもそも私は感動作が苦手なんですよ。

 映画館で50過ぎたオッサンがメソメソしてたら不気味でしょ?

 こっ恥ずかしいから、感動作はなるべく行きたくないんですよね~。しかも、最近、感動症になっちゃって、先日もホラー小説書きながら昔飼ってた猫思い出してメソメソしながら書いてたもんね~。

 参っちゃったよね~。もう自分でも病気なんじゃないか?って思いますよ。

『セーラー服忍者』ですら、ラストシーンでウルウルッてしちゃうもんね~。自分で考えたのに・・・。また、鶴巻さんがいい演技するんだよね~。本当、いい女優さんです!


 でも、やっぱり私にとってみたら、「佐伯日菜子さんがメインキャラで出てる」っていうのは苦手なジャンルでも観たいと思わせてくれる一番の要因でした。

 申し訳ないんですが、木村さんが出てる(益田さんと真柴さんも出てた)というだけでは、行かなかったかも? ごめんね~。

 何しろ、私は佐伯さんが演じた黒井ミサにはクリエイターとして最高のヒロイン像を感じています。

 TVシリーズ『エコエコアザラク』の衝撃は、数多の特撮ドラマ中でも『怪奇大作戦』『ナイトヘッド』と並ぶ歴代トップの大傑作であり、その理由は佐伯さん演じる黒井ミサ像の魅力そのものだったからです。

『エコエコアザラク』と言えば、吉野公佳、加藤夏希、上野はるひ、近野成美等が演じてきていますが、佐伯日菜子の黒井ミサは原作を超えたダークヒロイン像を確立しつつ、天然ボケの人間味もあるキャラクターでした。

 事実、あの作品によってホラーとヒーロー、ヒロインがからむジャンルが生まれたと思われ、例えば『牙狼』シリーズは明確に影響を受けているでしょう。

 しかし、本来の佐伯さんがホラーアイドルと呼ばれるような人柄でないのは明白で、『毎日が夏休み』のような明るい普通の少女役が似合っていたのでしょう。

 ところが、リメイクされた『ねらわれた学園』で未来からやってきたアンドロイド少女役を演じたことから人外のファンタジー・キャラのイメージが定着し、『らせん』の貞子役で決定的になってしまったのでしょう。

 その後、これと言った当たり役に恵まれなかったのも、定着したイメージの再生産を望まれたことが一因だったとは思うのですが、多くのクリエイターが誤解していたのは、佐伯さんがジャンル映画のキャラでしか真価を発揮できないと思い込んでいた点ではないでしょうか?

 私が思うに、佐伯日菜子は松田優作のように何を演じても佐伯日菜子化してしまうタイプの女優だということです。

 高倉健や勝新のように、何を演じても健さんでありカツシンであるというような俳優なんですよ。

 それは演技者としては、不器用なタイプなんですが、俳優として持って生まれた余人に代えられない存在感を持っているということです。

 だから、正直いって脇役では光らないんですよ。

 最近では、『牙狼~魔戒の花』や『南くんの恋人』のゲスト出演がありましたが、実にもったいないな~と思いましたね。

 で、『スクール・オブ・ナーシング』もそんな感じなのかな~?と思っていたんです。

 けれども、嬉しい誤算とでも言いますか・・・佐伯さんのこれまでの作品中でも屈指のハマリ役だったと言えるのではないでしょうか?

 シングルマザー役は実生活ともかぶりますが、担当したお婆さんを介護する時の一所懸命さと優しい眼差しには演技を越えた佐伯さんの人柄が出ているように思えましたね。

 いや、そもそも、この作品、淡々とした内容ながら、クスッと笑わせるところもあれば、泣かせるところもキチッとツボを押さえていて、決して派手な作品ではないのにエンタメとして実に入念に作られています。

 主演の桐島ココさんを周囲がもり立てる作品だろうと思っていたんですが、メインキャラ一人一人を均等に描き出している群像劇として非常に楽しんで観ることができました。

 メインの人達以外は地元の素人さん達が演技しているから・・・と低い評価を聞いていたんですが、そんなことはまったく気になりませんでした。

 演技力がどうとかという話ではなく、実に丁寧に愛情深く撮られた(これ大事!)作品で、非常に志しが高いな~・・・と思いました。

 登場している人達すべてが愛すべきキャラで、本当に素晴らしい作品だな~と、感動させられましたね。

 木村さんも、もちろん、素晴らしく良かった!

「是非とも、観て欲しい!」と言われていた意味が、凄くよく解ります。この作品は誇りたくなるでしょう!

 映画終了後は舞台挨拶がありました。

 榎木孝明さんは、この作品のために絶食していたことが判明? 凄い俳優さんだな~と、改めて思いましたね。

 私は次の用事があったので、舞台挨拶が終わると共にダッシュで帰りましたが、木村さんに一言、「良かった」と言いたかったのでメールしておきました。

 でも、直接話せば二時間以上、語れるな~?と思いましたね。



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著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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