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時代劇は死なず

 年末年始は時代劇のスペシャルがあるのが恒例でしたが、今年はついにTV東京もやらずに、NHKの居眠り磐音のスペシャルくらいでした。

 私は作家として時代小説に関わっているので、映像化される時代劇を書くことに拘りがあります。

 やっぱり水戸黄門が終わったのが大きな変わり目になったんでしょうね?

 小説の世界では時代小説は安定して売れていると言われていましたが、ここ最近、ガクッと落ちてきている様子です。

 高齢の読者しか想定していないのだから、ある時期を越えたら売れなくなるのは当然だろうと私は何年も前から言っていました。

 何しろ、対象年齢を60歳と想定しているものの、実際に時代小説を好んで読む層は70過ぎてるでしょう。

 そうすると、もう老眼が酷くて文字の小さな文庫とか読まなくなりますよ。

 さくさく読めて映像が浮かび、映画やドラマを見ているような錯覚を覚える作品・・・そういうものを書かないと売れないんじゃないかな~?と私は思っています。

 文章を読むことがストレスになるような作品は売れないだろう?とも思います。

 実際、売れてる作家の作品は読んでいても疲れません。さくさくっと読めます。

 これは映像作品も同じで、テンポよく進んでくれないと疲れてしまいます。

 その点、昔の時代劇映画やドラマは展開に緩急があって疲れないで見れます。

『鬼平犯科帳』が根強い人気作品になったのも、そこに理由があったと思いますが、やっぱり中村吉右衛門が主演だという点が大きかったのだろうと思いますね。

 吉右衛門さんは男の色気が有りますよね~。だから、女性ファンが多かった。

『斬り捨て御免!』の時はまだ若かったから若干のいやらしさに繋がってしまっていたけれど、鬼平になると理想のリーダーという印象がありました。

 ついに終わってしまったものの、何と、鬼平のアニメが始まってビックリ!

 アニメ風の演出をするのか?と思っていたら、実に正攻法で作られていて、絵も綺麗だし素晴らしかったですね~。これなら従来の鬼平ファンも喜ぶのでは?

 時代劇にしろアニメにしろ、世界中で日本がダントツで誇れる分野ですからね。

 昔は特撮映画も日本が抜きん出ていましたが、『スターウォーズ』と『未知との遭遇』で引き離されてしまいました。

 栗原師範が東宝の『惑星大戦争』を見て、「あまりのチャチさに驚きました」と言っていましたが、『スターウォーズ』に対抗するために急遽撮られたこの作品、特撮は予算で決まるという法則を見せつけていましたね。

 この時期は東映も『宇宙からのメッセージ』を撮ったりしていましたが、同様の低評価が多かったですね。

 イタリアかな? 『スタークラッシュ』という作品も似た感じなんですね。

 人形アニメーションを駆使した巨大女神ロボ(多分、『アルゴ探検隊の大冒険』の青銅の魔人タロスを真似てる)や、等身大衛兵ロボが出てくるんですが、造形も適当だしアニメートスキルが低くて非常に雑。レイ・ハリーハウゼンの偉大さが自ずと痛感されます。

 せめて、デビッド・アレンとかジム・ダンフォースとか雇う金はなかったのか?

 主演のキャロライン・マンローがボンデージ服着てるところは『惑星大戦争』の浅野ゆう子と同じ。SFのヒロインは、『バーバレラ』のジェーン・フォンダの影響下にあるのでしょうか?・・・っつうか、寺沢武市の作品もそうだけど・・・。

 意味不明でリアリティ無視なんだけど、美女がちょいエロの格好をするというのも、娯楽作品の王道? 私も時代小説書く時は「やっぱ、セクシーくノ一出さんといかんよな~?」と思ってしまいますから・・・。

 何か、ロジャー・コーマンみたいなこと書いてますが・・・。


 私は時代劇専門チャンネル見る率が高いんですけど、『唖侍・鬼一法眼』を久々に放送していて見直しているんですけど、若山先生の武術スキルはやっぱり凄いですよ。

 鬼一法眼は口が利けない設定なので、必然的に異常なまでのハードボイルド風になります。これはもうマカロニウエスタンの世界ですよ。

 実際に海外ロケする予定もあったらしいですね?

 三尺の長刀を居合抜きにするシーンとか、殺陣の見事さは惚れ惚れしますよ。

 雨宮慶太監督の『ゼイラム』は、鬼一法眼がモデルなんじゃないかな~?と私は思っていて、『セーラー服忍者』で丸目蔵人佐演じた時は意識していたんですが・・・(近日、DVD化予定)。

 実弟カツシンも協力して勝新が監督した回もありますし、若山先生が監督した回もあります。

 音楽もシタールとか使っていて実に渋い!

 私なりに殺陣の好きな俳優さんを挙げますと、若山富三郎先生、大山勝巳、滝田栄、長門勇、田村正和、夏八木勲、勝新太郎、萬屋錦之助、高橋英樹、杉良太郎、仲代達矢、千葉真一、真田広之、松平健、緒形拳、藤岡弘、、北大路欣也、里見浩太朗、松方弘樹、西村晃・・・etcとなります。

 無論、坂東妻三郎や近衛十四郎、月形竜之助、嵐寛十郎もいいな~と思いますね。

 女優さんだと松山容子、松坂慶子、由美かおる、志穂美悦子、それからジュディ・オングさんですね~。

 先日、BSプレミアムで殺陣の特集をされていて高橋英樹さんも即興で立ち回りを実演していましたが、そこに殺陣の解説で呼ばれていたのがウルトラマンレオのスーツアクターも勤めていた二家本辰巳さん。

 松田優作さんに気に入られていたという話も聞きますが、やっぱり人柄の良さがお顔に出てますよね?

 昔は殺陣師というと影の人というイメージがありましたが、最近は注目度が上がっていますよね?

 香港アクションやハリウッドアクションで活躍した人達が帰ってきて日本のアクションをぐぐっと盛り上げているような印象もあります。

 しかし、日本のアクションの原点は、やっぱり時代劇だと思うんですよ。

 ぐっと腰の据わった姿勢で必殺の剣気が交錯し、一瞬で決着がつく剣の勝負・・・私はこれが一番、好きですよね~・・・。

 そういう観点で言って、高瀬將嗣先生が殺陣を担当された作品が良いですね~。

 中でも『花のあと』で北川景子があそこまで殺陣をこなしたところなんて・・・練習風景が目に浮かびましたもん。

 若手の俳優は腰がフラついてたり構えが硬直してる人が多くて、がっかりすることがあるんですけど(運足でピョンピョン跳ねてしまう)、高瀬先生が担当する作品ではそういうことが無いですからね~。

 私が書いた時代小説が将来映像化される時は、是非とも高瀬先生に殺陣指導して戴いて、できれば出演してもらいたいですね~。幕末の剣聖・男谷精一郎とか似合うと思うな~。

 そのためには、まず、時代劇人気を復活させるような作品をバンバン書いていかないといけませんがね~?

 最近はリアリティーを履き違えて設定が雁字搦めになってる気がするんですよね~?

 柴錬や五味、風太郎のような奔放な伝奇作品が少なくなっています。

 昔は、『仮面の忍者・赤影』『変身忍者・嵐』『快傑ライオン丸』『風雲ライオン丸』『魔人ハンター・ミツルギ』『白獅子仮面』『猿飛佐助』『紅孔雀』『新八犬伝』とかあったし、アニメでも『サスケ』『カムイ外伝』『風のフジ丸』『佐武と市捕り物控え』『どろろ』『まんが日本昔話』『一休さん』『おんぶお化け』とかありましたよ。

 アニメといえば、『バジリスク』なんか凄く出来が良かったと思いますし、牙狼の平安時代編なんて発想が実に斬新でしたね~。

 武侠ドラマなんかも中国の時代劇ですよね?

 ソードアクションの面白さという点でも時代劇はもっともっと進化していけると思います。

 何しろ、チャンバラ時代劇は日本人しか作れないジャンルなんですから・・・。

 まあ、私がブーム復活させるつもりで書きますよ・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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