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新年会

 いつもは忘年会だけしかやらなかったんですが、「東京支部の新年会を小塚師範宅でやらない?」と言っていたら、何だか、游心流全体の新年会だと思われたのか? 少々、大掛かりになってしまいました。

 私は、小塚師範の飼ってる三毛猫のカヅコに会いたかっただけなんですけどね。

 支部長は、東京橋本横浜幸手に大阪まで揃って、そこに体道塾の仁平師範に常連会員、女性会員も三名?と、結構な人数になりました。

 で、猫ちゃんはビックリしたみたいで、終始、落ちつきなく目玉を真ん丸にしてあっちに行ったり、こっちに行ったりしていてあんまり遊べなかったですね~(グッスン)。

 料理上手な小塚師範の自宅ではいつも小料理屋状態・・・実際に看板猫つきの小料理屋(深夜食堂?)を開業した方が儲かるのではないか?と、皆で話しているくらいです。

 私は完成直前の刃渡り三尺超えの長尺居合稽古用刀を持っていって披露しました。

 今回はアルミ材削って刀身まで作ってますからね。もう、ほとんど職人化しつつあります。その後は、無事、ドリルで穴穿って目釘もつけたし・・・。

 剣武天真流にも通っているK中さんは、流石にちゃんと抜き納めできましたが、他の会員でできる人は何人いることか? 普通の居合道をやっている人だと、この長さはまず抜けません。大体、普通の居合の抜き方だと二尺七寸くらいになると抜けない。

 抜き方が違うからですが、黒田鉄山先生のところの抜き方だと長尺刀でも抜けると思います。私は黒田先生の初の講習会を受講した時の収穫が大きかったですね~(この時の様子を映したビデオには私も映ってるそうでした)。原理がわかれば流派の別は関係なくなると思います。

 コツとしては半身を切ることですかね? まあ、稽古用に作ったので、初めはできなくとも構いませんがね。長尺刀が抜ければ定寸刀(二尺三~四寸)が脇差抜くみたいに簡単に抜けるようになりますよ。

 ちなみにK中さんは、「先生、僕が下手だったら破門するつもりだったんですか~?」と言うので、「まあ、上手だったから、いいよ」と、天真会での演武を誉めておきましたよ。

 仁平師範は少し仕事に余裕ができるらしく、「先生、この道場に行けってところがあれば言ってください!」と、道場破り宣言・・・?

 何やら、インチキ臭かったり自惚れたことをほざく自称武術家連中に憤りを感じている様子・・・。

「やめときなさい。君が行ったら、弱い者イジメにしかならないから」と、止めておきましたけど、「あっ? 甲野さんのところだけは行ってもいいよ」と。これ以上、日本武術に泥を塗るような恥ずかしい真似をさせてはいけませんからね?

 いや、しかし・・・確かに若手(でもないか?)の武術家を名乗ってる人達は自惚れの度が過ぎて言葉は丁寧だけれども、その実、気持ちが悪いくらい自己愛に凝り固まってる人間が増えてきているような感じがしてなりません。

 私は“甲野病”と呼んでいます。

 不当に他流を蔑んだり、他者の権威を利用して売名に励んだりする品性下劣さを言葉巧みに隠す病気です。

 一種のナルチシズムですね。

 甲野善紀氏と仲良くしてると感染してしまうんですよ。

 私は疑問感じて離れたから感染しないで済みましたけど・・・例えば、宇城氏なんて、もろに甲野病に感染してしまいましたよね~?

 結構、感染してる人が多いんじゃないかな~?

 これに感染すると、嘘を嘘で塗り固めて屁理屈をこねまくるようになり、最後は現実認識ができなくなって自分の頭の中の世界観に浸ってしまうようになりますから、歪な精神構造になって後戻りできなくなります。

 用心しましょう・・・。

 さて、わざわざ大阪から駆けつけてくれたキヨタキ大阪支部長(游心流二段)は、早速、三月から始める稽古会の概要を報告してくれました。

 大阪名古屋にもイサミ(武道・格闘技具の専門店)さんがあるそうで、そこで格闘技歴のある店長さんと仲良くなって、ミットを使って発勁を打ってみせたところ、非常に驚かれて「是非、やってみたい」と言われたとのことで、早くも大阪支部は会員が増えていきそうな塩梅です。

 やっぱり打拳距離0で数十から百kgの人間を数m弾き飛ばすような威力が出せるというのは、“一般の武道や格闘技の概念にはありません”から、初めて受けたら、そりゃあ驚かれますよね?

 イサミさんに勤務されている人達は、ちょっと齧りました程度の人達ではなく、本格的に格闘技を練習されている人ばかりなので、未知の技術に素直に関心を持ってくださったのではないでしょうかね? 有り難いですね~。

 昔、大阪でセミナーやった時は、結構、皆さん、ノリが良くて喜んでくれたな~?と、懐かしく思い出しましたよ。

 関西の人はあったかいですよね。関東は良く言えばクールですが、悪く言えば、スカしたヤツが多くて、厭味な印象を受けることが少なくありません。九州人の私は、関西の人のほうが好きですね~。本音で話せる感じがする。

 そういえば、大阪セミナーの時、宇城氏の直弟子の方が参加されていて焦りましたけど、飲み会で“変わっていく師匠への哀しさ”を訴えておられたのが本当に気の毒でした。

 なんでも、宇城氏に甲野氏を引き合わせたのがその方だったのだそうで、非常に後悔されていましたね? 影響されてしまった・・・と。

 その後、その方も結局、宇城氏から離れて「宇城氏以上の弟子を育てる!」と宣言されていましたが、大阪は男気のある人が多いと思いました。随分、長く会っていませんが、きっと頑張ってお弟子さんを育てられていることと思います! 応援してますよ!

 ただ、あまりにも宇城氏を過大評価して他の流儀の優れた人達に目を向けないのでは、もったいないと思いますね?

 どこの流派団体にも優れた遣い手は必ずいますから!

 例えば、私は発勁の威力には絶対的な自信を持っていますが、それは自分が優れているというのではなく、“発勁という技撃法のメカニズム自体が優秀である”という認識であり、私が教えれば誰でも私と同程度かそれ以上に遣えるようになると確信しています。

 そういえば、ポーランドの武術研究家ヤヌシュ先生一行と技術交流した時、私が八極拳式発勁(冲捶=中段突き)で、キックミット持った横浜支部長が吹っ飛んだ時は、隣で練習していた空手の人達が唖然として見ていた?と、後から会員から聞きましたけど、0距離打撃の威力には驚かれるでしょうね?

 新年会後に兵庫支部長から電話があった時に、両手で胸をド~ンと押してきた人に対して、(そうだっ? 抖勁で跳ね返してみよう!)と思って、押された箇所から発勁して打ち返してみたそうなんですが、相手はウギャッと言って崩れ落ちてしまったそうで、何と、ギックリ腰になってしまったのだそうでした。

 多分、脚で踏ん張っていたので威力が中間点の腰椎に作用してしまったのでしょう。

 後ろに素直に吹っ飛ばされていた方が被害は無かったんでしょうけどね?

 やっぱり、0距離打撃は恐ろしい技だと思いますよ。要するに、中国武術の暗勁と同じなので、ポンッと打ったようにしか見えないのに甚大なダメージを与えてしまえますからね。最新DVDの『0距離打撃戦闘法』が高山本店さんに卸している分の売れ行きがえらい早いんですが、中国武術ファンが密かに買ってるのかもしれません。

 だけど、何度でも繰り返しますが、本当に危険なんで、絶対、人を打って試したりしないでくださいね? 武術は飽くまでも「護身術」なんですから!


・・・新年会やってみて、今、游心流に集まってくれている人間の善良さ、嘘の無さ、好きな武道に打ち込む一途さ・・・そういった純情一途さというのは、現代では死滅しかかっているものなのかもしれませんが、人間は本気で愛する時は、損得感情なんか捨てて、真っすぐ向かうものなんだと思います。

 うちの会には他流経験者がたくさんいますけれど、それまで学んだことを無価値だと思ってもらいたくありません。

 極真空手、芦原空手、円心空手、新体道、合気会、気の研、空手協会、講道館柔道、剣道、居合道、杖道、日本拳法、少林寺拳法、不動禅少林寺拳法、詠春拳、ジークンドー、クラブマガ、システマ、剛柔流、大東流、八光流・・・等々、どんな流儀でも、先人が命をかけて生み出し、誇りをかけて護り伝えてきたものですよ!

 それにプラスして、游心流で学んだことに誇りを持ってもらえるように、今後も研鑽を怠らないようにしなければ・・・と、改めて思いました。

 作家が主体になっても、私は生涯、武術という文化の研究家であることに誇りを持っていきたいですね。

 それがたとえ、人を殺傷する技術であったとしても、根本に“命を護る”という目的がある限り、伝承していく価値はあると思っています・・・。

 そうですね~?

 今年の目標としては、取り敢えず、“強い弱い”という価値判断ではなく、「“命を護る”というのが武の道なのだ」という価値観を広めたいですね?

 暴力で他人を従わせるのではなく、いかなる暴力にも屈服することなく孤高を護り、それゆえに他者を尊重する・・・という真の意味に於ける“唯我独尊”。そのためにこそ武術修行は価値があると主張したいものです。

 そのためには、自分がそういう心掛けで生きていかないといけないよな~?と思いますね。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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