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アルミって硬って~?

 会員の抜刀訓練用にと思って、三尺三分くらいの長寸の居合訓練刀を自作しようと思って、町田の東急ハンズでアルミの1mの平板を買ってきていたんですが、毎晩、金ヤスリでガシガシと削って切っ先や刃側の形を成型したり、柄に納まる茎(なかご)を削り出したりしていたんですが、錆び錆びの透かし鍔や美術刀の柄を嵌めて、ハバキは真剣の短刀に付いていた木製のハバキを流用することにして、これに銅テープを貼って“銅着せ”?のハバキにしました。

 実際のハバキは白銀師という専門職人が居て、銅や真鍮、銀で作ったりするんですけど、薄い金の板で包む“金着せ”という技術があるんですね? それで真似てみた訳です。

 鞘用の板材も買ってきたんですが、90cmまでのしかなかったので、ちょっと、切っ先がはみ出てしまいます。この部分は鐺でもあるから硬い材質のものを繋ごうかと思います。

 茎の部分が9cmと短くなってしまったので、振った時に強度的に大丈夫かな?とは思ったんですが、アルミで軽いから問題なさそうでした。

 もっとも、個人指導している会員さんに持たせたら、「うわっ、重いですね~? 僕の持ってる居合刀より重いですよ」と言うので、あれっ、そうなのかな?と思いましたが、やっぱり三尺越えた刀だと真剣だったら2kg以上になったりするし、アルミでも定寸の居合刀よりは重いのかな~?と思いました。

 過日、セミナーに参加された古武術を学ばれている方から三尺三寸の居合刀を抜かせてもらったんですが、非常に軽く感じました。

 刀身の材質と刀の重心バランスの問題でもあるんでしょうね?

 実は、この方といろいろ話していて、居合術の原点は大太刀抜刀だよな~?と直感したんで、自分でも練習して会員にも練習させたいと思った訳です。

 三尺二寸一分の真剣も持ってはいますが、これは重過ぎて稽古に使うのは無理。私の個人的練習にしか使えません。

 会員にやらせたら鞘を割るか怪我するかのどっちかでしょうし、鞘を作り直さないと、ちょっと使えません。

 で、三尺越えの模擬刀を買おうか?と思ったんですが、10万~20万くらいしちゃうんですよ。

 そんな時に東急ハンズで見て回っている時に、自分でも作れるんじゃないかな~?と思った訳です。

 折しも、『唖侍・鬼一法眼』が始まり、若山先生の三尺の長剣居合を見て、益々、その気になりました。

 やっぱ、刀は長いのが映えますよ!

 鞘無しの状態で、ほびっと村の講座にも持っていきましたよ。

「後は茎に穴開けたら完成だよ」って言っておいたんですが・・・(ガ~~~~ン)。

 翌日、個人指導の前に道場でドリルで穴あけようとしたんですが・・・さっ、刺さらん?

 以前は問題なく貫通していたドリルが全然刺さらないんですよ?

 少し丸く削れるけど、それ以上、いきません・・・。

 ドリル刃がへたってるのかもしれんと思って、“ステンレスも削れる驚異の切削力”と書かれている千円越えのドリルビットを買ってきて最挑戦したんですが、やっぱり無理。

 ステンレスより頑丈なアルミって・・・?

 これはもう大工仕事用のドリルじゃなくて工業工作用の機械でないと無理っぽいな~?と思いました。

 それにしても、金ヤスリで削ってる時も尋常じゃなく硬いな~?とは思っていたんですが、まさか、電動ドリルも通さないとは・・・?

 成分は、アルミニウムにマグネシウムも混ざってるようですが、そのせいで超合金化したんでしょうか?

 まあ、頑丈な方が練習に使うにはいいんですけどね~?

「まっ、先に鞘とか作っておくか~?」と、鞘作っておりますが、木材は加工が楽で助かりますわ~・・・。

(数日後、完成! まだ目釘穴開けてないけど・・・)

 しっかし・・・原稿書かんで、こんなことしてるのを見つかったら、怒られるかな?

 大体、TV見ながら、本読みながら、細工しながら、原稿書いたりしております。

 今回も、キマイラの最新刊が出てたのを買って読みながらでした。

 何と、物語の始まる前、久鬼麗一と九十九三蔵が出会う話になっていて、「おいおい、今更過去に戻ってどうすんじゃい?」と突っ込みを入れてしまったんですが、流石は夢枕獏!

 何のストレスもなくサクサクサクッと読めました。

 途中、完全に少年格闘物になったりして、空手部を仕切ってる連中が黒・青・赤・白・黄の姓だったりして、「おいおい、それじゃゴレンジャーみたいだろ?」って、再び突っ込みを入れてみたり、“試し掛け”って自由組手が出てきて、「おいおい、それを言うなら“掛け試し”だよ?」って、またまたまた、突っ込みを入れたりしながら、でも、面白いんですよ~。

 でも、「流石に合宿で金玉潰れたのを寝かせてるだけじゃダメでしょう? ちゃんと病院に運びましょうよ~」・・・とか、随所に出てくるリアリティーを無視した豪快な展開は「昭和だな~?」と思いましたね。

 知ってる人はもう少ないと思いますが、キマイラシリーズの原点、『幻獣少年キマイラ』は、80年くらいに書かれた作品で、作品世界ではまだ一年も経過していないんじゃないかな~?と思うんですよ。

 当時は携帯もスマホも無いし、インターネットも無い。

 ここまで長期シリーズになるとは獏さんも思っていなかったでしょうし、辻褄合わせるのが大変だと思いますよ。

 だけど、シリーズ完結も近いらしいし、待望の映像化も期待したいですね~。

 個人的には塚本晋也監督がいいのでは?と思いますが、いかがでしょう?

 アクションは谷垣健治監督で・・・。

 武芸考証は私、やりますよぉ~(笑)。神秘学とかも詳しいよぉ~。

 いやいや、実写よりも、まずはアニメ化がいいかな?

 キマイラシリーズが、やっぱり獏さんの最高傑作だと思うし、大鳳、久鬼、九十九といった少年たちと、真壁雲斎、宇名月典膳といった爺さん、そして何といっても龍王院弘ですよ。

 主要キャラがことごとく武術の遣い手というのがいいじゃないですか?

『寄生獣』が映像化されたんだから、キマイラもできるでしょう?

 刃牙もアニメ新シリーズが放送されるそうだし、ブリーチも実写映画化されるんでしょう?

 キマイラも是非!


追伸;ドリルに付いてる安全装置だと思っていたボタンが、実は回転数の切り替えスイッチだったことが判明! ハイサイクルにしてみたら、何とか穴を穿つことに成功しましたよっ! 鞘も延長部分にエポキシパテ盛って成型し、金色の装飾テープ貼って、鯉口近くは割れる可能性があるので三角ヤスリで溝刻んで針金巻いて、映画の小道具用に買った牛革貼り、栗形は紫檀を削って作りました。塗りは黒の漆塗料を節約するために閃いてマジックインキでベタ塗りした上に、クリアーの漆塗料に金・銀・レインボーカラーの粉を混ぜたものをハケで塗ってみました。これは光を当てると金・銀・黄・緑・青・赤のツブツブが点滅してるみたいで綺麗なんですよ。目釘で柄を固定した刀を納めると、稽古用に適当に作ったとは思えない出来になりましたよ~。柄材は安い美術刀のプラ製ながら柄糸は革巻きですからね。いや、今回は随分、安く作れました~。ついでに試作ナイフにもドリルで穴を三箇所穿ち、後は鉄工ヤスリで地道にギシギシギシギシギシギシ・・・と削りながら人差し指の第二関節まで入るくらいまで円く穴を広げていきました。これは、人差し指でクルクルクルッと回せるようにするためなんですが、カランビットナイフにヒントを得てやってみた訳です。ナイフを逆手持ちで使うのに腕の裏側に隠し持つのをクルッと回して逆手持ちにするのに役立つんですね。ちなみに、この試作ナイフは非対象の両刃なんで、押しても引いても切れるんですよね。拳法術のキモ先生に習ったナイフ術に向いた形で工夫しました。シャシュカの折れた切っ先で作ったとは、ちょっと見ても判らない?

追伸2;ドリルがちゃんと使えることが判ったので、いろいろ護身用具を試作してみようか?と思ってます。昔、武道医学のパリッシュ先生から見せてもらった古流に伝わる秘武器(中国風にいうと暗器)もアルミ板から削り出して作れそうだな~?と思って、早速、東急ハンズで厚さ5mmと3mm(2枚)のアルミ板を買ってきました。5mmの板で暗器が四つは削り出せそうです。3mmの方は「これで子母鴛鴦鉞を自作してみようかな~?」と思いついて買いましたよ。でも切り出して金ヤスリで成型するのは相当、骨が折れそうです。ヒマと気力が余ってる時に挑戦してみようかな~?と・・・。


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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