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新作DVD撮影

 今年最初の自主製作DVD『化勁の極意』の撮影をやりました!

 化勁の説明と練習法(単推手・双推手・ワカメ体操など)、パンチやキックの威力の殺し方(閉気裁脈・伸筋連動断切・脱力しての受けからの逆固め・回転受け流し)、ナイフ・ピストルの捌き、剣術応用(続飯付け・脱力技法からの斬撃無力化)等々。

 既に予約申し込みされた方もいらっしゃいますが、今回もなかなか、面白い内容になったのではないか?と思います。

 というのも、もう数年前には全然できなかったようなことも、今では普通にできるようになっているし、それも私だけじゃなくて、その場でやらせて常連会員は問題なくすぐにできるんですよね?

 いやはや、「やっぱり俺は日本一教えて上手いな~?」と自画自賛しながらナルチシズムに浸ってしまいましたね~?

 気づいている人がいるかどうかは判りませんが、私、最近はシステマをライバル視してまして、あの見事な技術体系を如何にして超えるものを工夫するか?ということに心血を注いでおります!

 基本的に私は武術の流儀に優劣は無いと思っている訳ですが、JKDとシステマのように進化系の流儀?に対しては、自分も進化系の流儀を興したという自負心があるので、どうしても「負けたくない!」という気持ちが出てきてしまうんですよ。

 いや~、ガキンチョで申し訳ない!

 しかし、日本の武道にしろ武術にしろ硬直化した考え方の人が多過ぎて、伝統という概念に胡座をかいて技術内容を深めようとする意識が欠落しているんじゃないか?と思えて仕方がありません。

「型を絶対に変えてはいけない!」と説く人は大勢いますが、実際に戦う時に型の通りに使おうとするのではナンセンスですし、稽古の意味と実際に戦う場合の応用変化の必要性を理解していない人が大半のように思えます。

 結果的に、現代武道や格闘技の洗練されたスピードに翻弄されて無残に敗れてしまうのでは武術がどうのこうのと論じることそのものに益がありません。

 要するに“事理一致”していないまま、型を崇めて絶対視しているのですが、滑稽なのは、肝心の型が明治以降に改変されている事実に気づいていない人が大多数だということなのです。

 長くなるので、ここには書きませんが、古式のまま延々と伝承されている流儀はほとんど皆無に近いのです。

 それは当たり前のことであって、まず生活様式が変わっているのだから、現代に生きる日本人が江戸時代以前の生活様式を再現して生活するなんて不可能であり、必然的に昔のままの武術稽古ができる道理がないのです。

 いや、反論したい人もいるでしょう?

「俺は着物で生活している」とか?

 いやいや、よく考えてくださいね? 車も電車も飛行機も使わず、添加物の入っていない和食を食べて、井戸水を飲み、薪割りして火を使い、自然農法で米と野菜を作って自給自足し、移動手段は自分の脚のみ・・・なんて生活ができますか?

 これってホームレスみたいな生活しないと無理ですよね?

 つまり、まともな社会生活を捨てないと古式に則った武術稽古なんかできないということですよ。あるいは甲野氏みたいに裕福な家に生まれて働く必要がなかったとか?

 何か、ズレまくったこと考えてる人が多いですよね~?

 昭和の時代までは形骸化することを恐れる人が多かったものの、今では型の保存伝承こそが至上命題になっていたり、競技試合で勝つことにしか価値を置いていなかったり、何か本質からずれてしまっているのではないか?と思えてなりません。

 武の術とは、自己防衛の戦闘サバイバル術です!

 簡単に言えば、護身術ですよ。

 護身の概念の無いものは武術ではないんですよ。

 護身術として役立たないものを武道とは言わないんですよ。本来は・・・。

 日本の場合、明治以降に西洋スポーツの概念が入ってきてから流儀武術は統合化されて武道となっていきましたが、アンダーグラウンド化しながら細々と継承されてきた流儀武術群にも近年は注目が集まっています。

 しかし、それはスポーツ性ではなく戦闘護身術としての叡知への期待なんでしょう。

 いわゆる「達人の実在性」ですよ!

 けれども、格闘競技の試合の場に引き出された武術家?の悲惨な、あるいはファニーな(コントのような)負け方によって、その期待感は概ね裏切られてきた訳ですが、そもそも競技と実戦は状況がまったく違っており、その違いを理解できないのは戦後長く平和な時代が続いてきている日本特有の現象でしょう。

 だから、およそ日本人が目を向けようともしなかった古武術に海外の軍事警察関係者が注目した例として、戸隠流忍法武神館の初見良昭先生の存在がありましたし、同様に海外から注目されている古武術師範もいます。

 競技上の強さしか判別できなくなっている現代武道実践者にとっては、判別できない眼を海外の真に実戦の場に立ち合ってきた人達は持っていた訳です。

 少なくとも、日本武術は生死の狭間で磨かれていた時期を通って形成されていました。

 剣術、居合術は実際に敵を斬る技術であり、弓術は敵を射殺す技術、柔術も敵を素手で制圧して懐剣で首をかっきる技術であった訳です。

 中国の武術はもっとシンプルです。

 奇妙なポーズを取ることから形ばかりで実戦に使えないと思い込んでいる人が多いものの、それは試合競技に当てはめた場合であって、実際には中国武術のあの奇妙なポーズの数々に驚くべき実戦用法が秘められているのです!

 それは、健康体操法として普及している太極拳が実戦用法を教われば、恐るべき必殺武術へと変貌してしまう事実で充分に証明されるでしょう。

 簡化24式太極拳をマスターしている人なら、30分レクチャーしただけで護身術には充分な実戦力が得られるでしょう(私が指導したらの話・・・)。

 太極拳の強さは発勁と化勁にあります。

 とりわけ、化勁の効力は数ある武術や格闘技の中でも群を抜いて優れています。

 ファンソン(放鬆)と呼ばれる脱力体を応用することで、自在な技の変化を達成できます。

 脱力という言葉が嫌いな方もおられるようですが、筋肉を鍛えて威力を出すやり方は40代以降は下降するしかないのに対して、脱力技法は50代60代70代と年齢を重ねても技術的向上ができる。

 その上、鍛える必要が無い・40度の熱があってもできる・足腰立たないくらい泥酔していてもできる・小学生でも体重100kgの大人を一発で倒せる・・・と、武道格闘技の概念を木っ端ミジンコに粉砕する仰天の効力を発揮できるのです!

 嘘じゃありませんよ? ここに挙げたのはすべて“実例”です!

 何故なら、筋肉の収縮によって力を生み出すのではなく、身体に常に働いている重力を使うからです。

 私が誰にも負ける気がしないと豪語しているのも、たった一つ! 打撃の威力で誰でも一発フルパワーで当てさえすれば確実に殺せる!(倒すではありません)という確信があるから言えるんですよ。

 松田隆智先生が言ってこられた“発勁の凄さ”は紛れも無い真実なんですよ!

 別に私は信じてもらいたいなんか、ちっとも思いませんよ。影で悪口言いたいヤツは勝手に言えばいいんです。

 何故なら、ここに書いている内容は私とうちの常連会員にとって“当たり前”であり、疑う余地が無い“事実”だからです。

 まともに打ったら怪我どころでは済まないのが判っているから、「いかに怪我させないようにセーブするか?」ということに注意して練習していますからね?

 だから、「本当に脱力したら倒れてしまうじゃないか? 脱力なんてインチキだ」という意見がありますが、批判しているおつもりなんでしょうけど、それくらいが理想的なんですよ!

 倒れる瞬間の重心落下のエネルギーを威力として使うんですから、物凄いパワーが発生する訳です。その重心落下で発生するエネルギーを利用して技を繰り出しているから、人が吹っ飛んだり、指先一本で潰されたりする訳ですよ。

 私が合気道を絶賛しているのも、合気道の神秘の威力の正体がコレだと理解しているからで、“気のパワー”だの“精妙な身体操作”だのといった表現は的外れであると認識しているからです。

 武道格闘技の業界では「神秘武道」だとか呼んでいますが、馬鹿言っちゃいけない。こんなに科学的合理性に満ちた技術体系なんだから、真に理解して学べば誰でも達人になれますよ!

 私が游心流合気道を興そうと思ったのも、武道業界で未だに「合気道の実戦性」に疑問符がつけられているからでもあるんです。

 習ってる人達、あるいは教えている人間ですら、「使えない」と思い込んでいたりしますからね?

 違うんです!

 学んでいる人間が理解できていないだけ!

 教えている人間が理解できていないだけ!

 合気道の実戦性に悩んでいる指導者の方がいらしたら、是非、おいでください。たちどころに疑問を解消してさしあげます!

「あ~、私は何て素晴らしいものを学んでいたんだろう? 疑って申し訳ない」という気持ちになりますよ!

 これは太極拳だともっと深刻な問題でしょう?

 私が初めて太極拳に触れたのは20代後半のことでした。

 今も西荻窪ほびっと村学校で正宗太極拳の講座を主催されている大友映男先生に佐藤金兵衛先生系の太極拳を数回教わり、脱力と姿勢の重要性を実感し、以後、様々な流儀に触れる度に基準としてきました。

 合気武術の研究も太極拳のファンソンを基礎にして考えたから、いろいろな派閥の比較研究ができた訳です。

 太極拳自体も、楊式・呉式・陳式を少し学びました。

 内家拳と呼ばれる太極・八卦・形意を中心に練習しましたが、身体能力の無い私でも実力を高められるのではないか?という期待感もありましたが、体質や気質に合っていたような気がします。

 だから、八極拳も柔らかく動いて鋭く発勁するという具合になりましたし、自分の身体の中では流儀の区別が曖昧になっていきました。

 化勁の技術も、合気の技術とほとんど同質と言えるくらいに融合していきました。

 重要なのは、“相手の力とぶつからない”ということ。

 基本は受け流すこと。

 そして、今は受けると同時に融合するように貼りついて威力を吸収してしまうこと。

 これは今回のDVDでは剣術で示しています。

 0インチ打撃(零勁)をものにしてしまってから、迂闊に打てなくなってしまって練習が制限されてしまいましたが、化勁の技術を高めることによって0インチ打撃の威力をも無化してしまうという方向への稽古の発展性が開けてきました。

 今回も、頭の中だけでアイデアを作っていたものを実際にやってみて確認したことがいくつもあったのですが、問題はありませんでした。

「これはシステマのパクリだと勘違いする人がいるだろうな~?」と思って、「これは新体道のワカメ体操からパクりました~」と自白して?実演したりもしました。

 そうです!

 私が影響を受けた三大流儀の一つが新体道なのです!

 と言うか、青木宏之先生と言うべきでしょうか?

 後のお二人は、松田隆智先生と友寄隆一郎先生です。

 この三人の先生方は、武術の理論を教えてくださった大恩人であり、また、研究家としての私の才能を認めてくださった先生方でもありました。

 人間、認められないと頑張れないものですよ。

 外部で悪口言ってる連中はそもそも眼中にありませんが、親兄弟親戚の中でも私の才能を認めて応援してくれた人はほんの数人でしかありませんでしたし、会員の中にも実際はそう多くはないでしょう。

 どうしてか?というと、私に聞いてくれれば一発で教えられることを、あっちの道場、こっちの本といった具合に目移りして、結局は間違った知識を覚えてさっぱり伸びなかったりしている人間もいるのですから・・・。

 教わった先生の中にも、私が単なる口先だけの人間だと決めつけている人はいると思います。

 私は喧嘩になったり嫉妬されたりするのにウンザリしているので、どれだけ仲良くなっても他流の先生の前で自分の技を見せたりしないように注意していますから、必然的に「大した実力ではない」と思われる訳です。

 武道マスコミ関係の友人からも「長野さんがこんなに使えるとは思わなかった」と言われたことが数回ありました。DVDを見て、驚いたと言うのです・・・が、実は私はDVDでも本気で技やって見せたことは一度もありません。

 いや、本気で戦ったことが一度もないのです。

 理由は御承知でしょう? 本気で打ったら確実に殺してしまうという恐怖心があるからですよ。

 だから、いかに防具付けていたとしても会員に本気で打ったりはできないんですよ。DVDで見せているのは1/3以下だと思ってください。

 でも、それだけ隠していても見る人が見れば隠しているのが解るので、そういう人は評価してくれる訳ですね?

 それはそれで、別に認めてもらいたいとも思っていないから、いいんですよ。教わった先生方に関しても、教わった事実は事実として感謝する気持ちだけは持っておきたいと思っていますから。

 お世話になった先生は何十人もおられますが、青木先生、松田先生、友寄先生は私にとっては別格の大恩人なんです。

 それは、“期待してくださった”ということなんですよ。

 期待されたなら、期待に応えないと男じゃないでしょう?

 生きてる間にどれだけのことができるか? そういう挑戦をしないで何が面白いのか?って思いませんか?

 私が子供の頃は、「将来、何になりたいですか?」という質問に「公務員」だの「サラリーマン」だの答えるヤツは馬鹿にされていました。

「え~っと、武術の達人で作家で映画作りたいな~?」と漠然と考えていましたが、随分と紆余曲折はあったものの、何となく実現できちゃってたりしますしね~?

 あれっ?

 何か、俺、結構、希望の通りの人生歩んでるのかも~?

 それにしても苦労し過ぎだけどね・・・?

 50過ぎて、まだ定収入が無いとは思わなかったですよ~。

 目下の最大の目標はベストセラー作家になって印税で道場付きの家に住んで、老後は猫と暮らす・・・ってことです。神様、お願~い! 叶えてぇ~?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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