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武器の修理

 私は武術研究の一環として、稽古に使う武器類を改良したり、時に自作したりもするんですが、これは小学時代の図工、中学時代の技術家庭の授業以来、DIY好きであるということも手伝っています。

 材木削って木刀作ったり、竹を削って弓矢を作ったりもしていましたが、Gunマニアになってからはエアガン、ガスガンのカスタマイズをするのが趣味でした。

 それが高じて、今では真剣の外装を自作したりしている訳です。

 まあ、練習で模擬刀を使っていると、鞘の鯉口が擦れてユルユルになったり、速く抜刀しようとし過ぎて鞘が割れるなんてこともあります。

 日常的に稽古で使う道具をいちいち武道具店に修理を頼むのも面倒だし、お金もかかりますから、刀身が折れるとかは別として、多少の破損は自分で直せるようになるべきだと思っています。

 が、どうも、うちの会員さんはブキッチョな人が多いみたいで、破損した模擬刀をそのまま使っていたりする・・・。

 見かねて、私が預かって修理するという機会が結構あります。

 鞘がボロボロだったから塗り直したとか、鯉口に薄板を貼ったりとか、割れた鞘を強化して直したとか・・・そういうこともやっています。

 先日も、超至近距離から抜く暗殺秘剣術を教えていた時に、北島師範が速く抜こうとし過ぎて鯉口を破損させてしまいました。

 この模擬刀は二尺六寸近くある長めの刀で切っ先も大きく重量もあるので、速抜きには適していないんで、「誰か壊すかも?」と予想していたので、しょうがないか?と思いましたね。

 鞘も二つ繋げて作っているので、ちょっと脆弱だったんですが、そちらは壊れなかったので、ほっとしましたね?

 破片もあるので、修理と同時に少し強化しておこうと思います。

 また、ついでに、取っ手が壊れかかっていたトンファーも持ち帰って修理しました。

 クサビが抜けていて、木の釘で固定してあったんですが、それが中で折れているらしく、ガタつきがあったので引っ張ってみたらスッポリ抜けてしまいました。

 この状態で振っていたら危険でしたから、丁度良かったです。

 まず、薄い板を切ってクサビにし、折れた木釘を取り除くのに、木釘自体に錐で穴を開けて貫通させました。

 アロンアルファを適当に塗ってから取っ手を挿入し、錐で開けた穴には軟鉄の細丸棒を差し込んで固定し、余った部分は金ノコで切断してヤスリで馴らしました。

 これでブンブン振り回しても大丈夫!

 トンファーはアメリカの警察のポリスバトンにも採用されているぐらいですから、熟練すると非常に機能的な武器です。

 琉球古武術特有の武器だと日本では思われていますが、同様の武器は中国にもタイにも、アジア各地に伝承しています。

 ジャッキー・チェンの映画では度々出てきますが、『拳精』や『龍拳』は必見です!

 琉球古武術といえば、圧倒的にヌンチャクが有名ですが、トンファー・棍・拐(ウェーク)・釵・鉄拳・スルヂン・ティンベー・ローチン・二丁振鎌といった武器術も伝承しています。

 中国も剣・刀・棍・槍を代表に、三節棍や双節棍(いわゆるヌンチャク)、(十三・九・七)節鞭、硬鞭、戦斧、圏、鉞、点穴針、峨嵋刺、双鉤、蛇矛、青龍偃月刀等々、多種多彩な武器(兵器、あるいは器械と言う)があります。

 日本の古武術も実は膨大な武器が伝承しているんですよ?

 だから、武術の研究は武器の研究を避けて通れないんですよ。

 現代武道のイメージで考えると皆目、理解できない。それが武術の真相なんです。

 例えば、素手で闘うものだと思って古流柔術を習ったら、棒、薙刀、槍、刀、居合、手裏剣と習うハメになって面食らってしまった・・・なんて話もあります。

 素手で試合するイメージそのものが、近代国家となった日本が海外のスポーツ教育によって洗脳された実例なんですよ。

 戦闘術としての本来の姿をめくらまししてしまった訳ですね。

 だから、私は武器を極端に嫌がる人には「だったら、お前は武術なんかやるなっ!」って言いたくなるんですよ!

「空手は徒手空拳の武術である」という建前が拡大解釈され過ぎて、洗脳されてしまった結果だと思いますよ。

 空手の古式の言い方は「唐手」。つまり、唐の国の武術であり、当然ながら多彩な武器術も伝承していた訳です。

「琉球の武士が武器を取り上げられたから素手で剣に対抗するために手を工夫した」という説がもっともらしく言われていますが、これは完全な誤説ですよ。

 源流が中国伝来であることは明々白々です。

 戦後、文化的に日本民族を精神的に去勢して戦闘をイメージさせる武器に対する拒否反応を刷り込みした訳。

 本来の日本人は勇猛な戦闘民族だったのに、現代の日本人は殺されても戦わないような似非平和主義者が圧倒的に多数派になっているでしょう?

 武道の母国だなんて威張っても、意味がないんですよ。

“武道とは何か?”をきちんと説明できる人なんか、ほとんどいないんですから。


追伸;毎年恒例のお花見会は、今年は4月2日の日曜日に実施します! 午前10時半に淵野辺駅改札前に集合して、鹿沼公園でやります。雨天の場合は道場で実施しますので、普段、御無沙汰している会員の皆さんもおいでください! また、この日は初の支部長総会も実施しますので、支部長はできるだけ御参集ください。游心流も結構、所帯が大きくなってきたので年に1~2回は支部長総会を開催して活動方針などを定めていきたいと思います。宜しく!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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