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静岡に天才武術家アリ!

 私が昔、習った先生の道場では天才的な才能を持った兄弟がいました。

 琉球古武術、伝統空手道、フルコンタクト空手、合気道、ムエタイ等を学んでいたのが弟の武央(タケヒサ)先生でしたが、その後、日本人で初めて中国の散打(自由搏撃)大会で中量級チャンピオンとなり、中国散打の名選手と互角以上の試合をやった(判定で敗れた)ことで、中国武術の大家から絶賛されたと聞いています。

 さらにその後はインドでヨーガを学んだり、中国で意拳を学んだりされていました。

 長いこと御無沙汰していたものの、昨年、連絡を頂戴して川保天骨さんを御紹介して戴いて、また交流が再開したという次第なんですが、兄の宜史(ヨシフミ)先生はどうされているのか?と思っていました。

 いつも弟の武央先生の才能を高く評価して「弟は天才ですよ!」と言われていましたが、私は、「う~ん、むしろ、天才タイプなのは宜史さんなのかもしれないな~?」と思ったことが何度もありましたね。

 弟の武央先生は、どっしりと土に足を着けて修行する沈身の感じなんですが、宜史先生は、風のように軽やかに何物にも捕らわれない浮身の感じなんですよ。

 で、ほら? 私って、どこからどう見ても浮身の感じでしょ?

 気質的に似てるからだったのか、宜史先生とは気が合ったんですよね~?

 だから、私が個人で作っていた機関誌の企画に協力してもらって、天然理心流や太気拳(意拳)、ニューマーシャルアーツ(サンボ系)、松田隆智先生の八卦掌?とか体験してもらったりしたんですよ。

 で、「スゲェ~!」と思ったことが何度かあったんですが、一番、戦慄を覚えたのは、故・龍飛雲老師のトーナメントで準優勝した時の試合ですよ!

 相手選手の蹴りと宜史先生の蹴り足がカチ合った瞬間、パキーンッと甲高い音がして、直後に宜史先生が片足のまま戦い出したんです。

 おやっ?と思って、よく見たら、挙げている足の足首からぐにゃっとあり得ない方向に曲がっています。

 足首の上の二本の骨が完全骨折していたのです。

 その点だけ見れば、相手選手の蹴りの威力が凄いという評価に繋がるかもしれませんが、私はむしろ、宜史先生の精神力に度肝を抜かれたんですよ。

 だって、ケンケンしながら、そのまま戦ってるんですよ?

 絶叫するか、倒れて動けなくなるかのどっちかでしょう?

 極真の黒澤先生が拳の骨が折れて皮を破って突き出したまま戦っていたという有名な逸話がありますが、あれを彷彿とさせます。

 無論、もつれて倒れた時に、骨折しているのが判明して病院に搬送され、その後、一カ月以上は入院生活で、「そりゃあ、メチャクチャ痛かったですよ~(笑)」と言っていましたが、格闘技の試合でこんな凄絶なシーンを見ることになるとは思わなかったですよ。

 また、宜史先生は、当時、弟子の誰もできなかった師匠の歩法を唯一、できるようになっていました。

 その後、誰かできるようになった人がいるのか知りませんが、私は独自に研究して私なりの歩法“蛟龍歩”を工夫したんですが、道場ではずっと隠していたんですね。

 でも、宜史先生には、ちょっとした動きで見破られました。

「はは~、長野さん、先生の歩法、盗みましたね(笑)」と言われたのを、今でもよく覚えています。

 そんな次第なんですが、そこの道場と縁が切れてからは、ずっと会っていなかったんですけれど、武央先生から、「実家がある静岡に戻って独自の考えで総合的に武道を研究する道場を主宰している」とは何年か前に聞いていました。

 あの分析能力なら、さぞやユニークな道場だろうな~?と興味津々でいたんですが、川保さんとの企画で武術ムック本を作ろうという話になっていたので、取材してみたいな~?と思っていた訳です。

 そうすると、やっぱりシンクロニシティーが起こるんでしょうね~?

 宜史先生の方から武央先生を通じて、私が書いた小説を読んで誉めて戴いたんです。

 ですら、御礼と併せて取材を申し込みました。

 お弟子さんは少ないらしいんですが、若いお弟子さんが私の愛読者らしくて、以前から注目してくれていたらしいですね?

 極真空手でも、会は分裂しても、弟子同士は仲良く付き合っていたりするじゃないですか?

 最近、つくづく思うのは、武術は伝える人次第だということです。

 松田隆智先生が、「三年かけても良師を選べ」と本に書かれていたことは本当のことだな~?と、つくづく痛感させられます。

 有名な流派だからとか、会が大きいからとか、先生が専門誌に出ているからとか、そういったことを基準に評価する人が大半でしょうが、真実は違います!

 そういった事柄は、「宣伝が上手い」というだけだったりするのです。

 本当に実力がある先生は宣伝が嫌いで、まったく表に出なかったりするので、まったく無名で、業界の一部でだけ噂されている・・・なんてことが多いんですよ。

 しかし、それでは本当に優れた武術が失われてしまいかねません。

 伝統は誰かが繋いでいかないと消滅してしまいます。

 特に技芸の分野は人間が学んで次の世代に伝えていくしか方法がないのです。

 私は武術研究家として、優れた技と理論を持つ人を紹介していくのも自分の仕事だと思っていますが、さて、なかなか、紹介できるような先生は少ないのが現実でした。

 しかし、岡部宜史先生なら安心して広く紹介し推薦できると確信しています!

 どうぞ、静岡近郊にお住まいの方で武術を学んでみたいと思っておられる方は、富士宮市の総合武道研究会玄武館をお訪ねください。

 実力も見識も人柄も優れて、その上、“シャレが分かる”明るい先生ですよ!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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