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キングコング観た!

 メンズデイで安くなるので、『キングコング髑髏島の巨神』をMOVIX橋本で観てきました。

 先日、游心流の特撮右大臣(左大臣は池田さん)千葉さんと打ち合わせした時に、「キングコング、目茶苦茶面白かったですよ~!」と絶賛していたので、こりゃあ、やっぱり劇場で観なくてはなるまい!と思って、小説の応募作を締め切り日ぎりぎりに出したので、自分御褒美で観に行ってきました。

 ちなみに、この小説応募作品なんですが、原稿枚数ピッタリで書いていたつもりだったんですが、何と! 締め切り日前夜に、“ワープロの設定を間違って20枚以上もオーバーしていた”ことが判明!

 大ピーンチ!

 しかも、これ、短編なんですよ。

 長編を削るのはまだ何とかなるんですけど、最初から無駄を省いて書いているものを、さらに原稿用紙20枚以上も削るというのは、作品の完成度を落としかねません。

 小説講座の先生にも、「長野さん、この話はとても短編にはならないから長編にして別の賞に応募したほうがいいんじゃないか?」とアドバイスされていたんで、長編に書き直すことも検討したくらいなんです。

 でも、ダラダラと長く書くのもテンポが悪くなる気がして、短編でスパッと切れ味の良い作品にしたかったんですよね。

 ストーリーを思いついた段階で、頭の中には一本の映画のような流れが出来上がっていたからです。

 そもそも、映画の場合は短編を原作にしたものの方が良いような気がするんですよ。長編は連続ドラマにしないと原作の持ち味が活かせないような気がします。

 山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』『武士の一分』って、すべて原作は短編です。だから、傑作になったのではないか?と思います。

 また、劇場版『エコエコアザラク』よりもTVシリーズの『エコエコアザラク』の方が傑作だと思うんですが、連続ドラマだとキャラクターを掘り下げることができるでしょう?

 時代小説のデビュー作は主要登場人物を七人に設定して書いていたら、キャラクターの掘り下げが中途半端になってしまって苦労したもんですから、書き直した時は、少し削って敵味方の配置も変えました。

 今回の応募作品も、書いていて、「何か、ちょっと量が多いような気がするな~?」と思っていたんですが、気づかなかったんですよ~? これはヤバイ!

 一瞬、今回の応募は見送ろうか?と思ったんですが、せっかく頑張って書き上げたんだから、20枚分くらいは削ればいい!と決意して、一時間くらいで規定枚数分に直して、翌日、送りましたよ!

 やっぱり、こう見えてもプロの端くれですからね。この程度のピンチは何度もくぐり抜けてきてますから、ハイ・・・。

 私はもう新人賞デビューとか狙っていないんですけど、腕試しというか賞金稼ぎというか、一応、人並みに作家としての王道も狙ってみるべきかな~?と思って、書きました。

 とにかく、私は40代半ばから文芸修行を始めた人間ですから、若い頃から同人誌とかで小説書いてきて大学は文学部だった・・・みたいな人とは比較にならないくらい未熟だという自覚だけはあります!

 文章力を上げるには、とにかく“読んで、書く”・・・という作業を積み重ねるしかありませんからね。

 ただし、私には他の作家には無い武器があります!

 それは“個人が用いる武術や武器に関する知識”です。

 こればっかりは誰にも負ける気はしません!

 それともう一つ・・・。

 特撮映画やドラマに関する偏愛!

 これは私以上の人はいるとは思いますが、恐らく、日本で上位百人の内には入ってると思います。

 昨日も、かなり久しぶりに友人の編集者と会ったんですが、彼が着ていた東宝怪獣のシルエットがデザインされたTシャツ・・・。

「むぅっ? これは俺に当ててみろ!という挑発だな? よしっ、当ててみせようじゃないの!」

・・・と思いましたが、わざと最初は突っ込みませんでした。

 そして、打ち合わせとか全部終わった後で、「そのTシャツは?」と突っ込みを入れると、彼はフフフッと笑って、「長野さんは何匹当てられるかな?」と、予想通りの反応。

 よ~し、やってやろうじゃないの・・・。

「え~っと、まず、ゴジラね。それから、ミニラ、これはガバラだろうな~? キングギドラ、バラゴン、ヘドラ、ビオランテ、ジェットジャガー、メガロ、ガイガン、クモンガ、カマキラス、バラン、チタノザウルス、これはメガギラス、それからスペースゴジラにデストロイア、エビラ、これはモスラだけど、新作のやつだろうな~? キングシーサーとマンダは、これはファイナルウォーズの時のやつだろうな~? 細身なのと角の形が昔のじゃないし・・・。あっ、それと、これは皆が忘れてるだろうけど、オルガだね? 『ゴジラ2000ミレニアム』に出てきたエイリアンが、ゴジラのオルガナイザーGを吸収して変形したやつ」

 彼は唖然とした顔になっています・・・ふっふっふ・・・オタクをなめんじゃねえよ!と内心で勝ち誇っていたんですが、一つだけ解らない。

 シルエットが雑なんで特徴が無いんですよ。

 でも、膝のところにトゲみたいなのがあったので解りました。

「あっ、これは初代のメカゴジラだ。膝のトゲはホーミングミサイルで、ここが尖ってる怪獣は他にいないから・・・」

 アンギラスとゴロザウルスとラドンとメカニコングとモゲラとサンダとガイラとゲゾラとガニメとカメーバとマタンゴとドゴラがいたのかは忘れましたけど、順当に描かれていればいるでしょうね?

 でも、ここまでマニアックなTシャツなんだから、レッチ島の大コンドル(『ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘』に登場)とショッキラス(84年の『ゴジラ』に登場)とメガヌロン(『空の大怪獣ラドン』に登場)と大海蛇(『キングコングの逆襲』に登場)と大蛸(『キングコング対ゴジラ』『フランケンシュタイン対地底怪獣』海外版と『サンダ対ガイラ』に登場)と獣人雪男とベビーゴジラとゴジラジュニアとゴジラザウルスとドラッドとコウモリ人間と巨大ネズミとグリフォンとか描いちゃえば面白いのに~?とか思いましたけどね。


 はい、それでは、『キングコング髑髏島(スカルアイランド)の巨神』の感想です!

 確かに、実に潔い怪獣映画です!

 何か、小学生時代にTVで何度も放送していたアニメのキングコングみたいで、「大き~な~山もひとまたぎ、キング~コングがやってくるぅ~」みたいな、ウッホ、ウホウホウッホッホ~な作品でした!

 身長30mくらいの設定なんですが、まだ若いということなんで、中学生くらいなんですかね~?

 一応、美女を助けたりするんですけど、まだ色気づいてません!

 何か“夕焼け番長”みたいな感じで、島を荒らすヤツは許さないっ!とばかりに武装ヘリを叩き壊し、怪我した巨大水牛を救出し、タコ怪獣を戦いながら食べ、二本足トカゲ怪獣とタイマンする・・・!

 昔のアニメのコングは、メカニコング(ロボットコング)やロボットスフィンクスやクラゲ怪獣やネッシーと戦ったりしてましたが、そんな感じ!

 この後、ゴジラと戦う予定なんで、倍以上に大きくなる設定なんでしょう? 直立した姿が妙に頭が大きくて五等身くらいなんですよね?

 まあ、それはそれとして、この作品、いろんな映画にオマージュを捧げてるっぽくて、日本兵とアメリカ兵の対決シーンは三船敏郎とリー・マービンが対決する『太平洋の地獄』だったっけ? あれを思い出させるし、髑髏島の周囲を雷雲が包んでいて、そこにヘリが突入していくシーンは『風の谷のナウシカ』とか『天空の城ラピュタ』を思わせます。

『地獄の黙示録』っぽさもあるし、竹林でクモ怪獣に襲われた人間が口からクモ怪獣の脚で串刺しにされるところはマンマ『食人族』だし、もしかしてあの竹林の攻防は『グリーンデスティニー』か『ショーグンアサシン(子連れ狼)』の影響もあるのかも?

 それと、この作品、もしかすると『ドラゴンボールZ』の影響が濃いのかも? 悟空や悟飯が大猿に変身して暴れるシーンに酷似している気がするんですけど?

 巨大ナナフシ怪獣も良かったですね。倒木と間違って座ってた・・・というのは大蛇の都市伝説によくある話だし。

 ただ、気になった点もありました。

 怪獣映画に徹しているのは良かったんですけど、日本兵が持ってる軍刀が鐔無しで木の柄のまま(拘りポイントだったそうですが?)っていうのはあり得ないし、モーゼルミリタリーを出すのも、ちょっとヘン。中国の馬賊じゃないんだし・・・。

 やっぱりそこは南部14年式を出してもらいたかったですね~?

 映画館ではクレジットタイトルが流れるといそいそと帰る客がいるんですけど、この作品、その後に次回作に繋がる特典映像がある・・・と千葉さんから聞いてたので、私はワクワクして最後まで待ちましたよ!

 そろそろ上映は終わる頃ですが、これは劇場で観るべき作品です!

 ちなみに、私は吹き替え版を観ましたっ!

 えっと、それから、昨年、阿佐ケ谷ロフトで開催された『武侠映画イベント』の様子も収録されている『アジアン・アクション映画大進撃』でも評されている『師父ファイナルマスター』のDVDを小塚師範に貸してもらって見たんですけど、これは素晴らしい!

 武術の表現の仕方が斬新で、敢えて盛り上げない!

 非常に上質な時代劇を見ているような印象もあり、観念的なストーリーですが、淡々とした中にフッと醸し出される情感が、「さすが、老荘思想の国だな~?」という印象を受けます。

 それと、「やっぱり武術は武器が本道だよな」と納得させてくれる詠春拳の八斬刀や六点半棍を使った必殺スキルの数々・・・。

 いや~、素晴らしいです!

 武術の門派のしきたりとか難解なところもありますが、野心に燃えていた主人公が利用していただけの筈の弟子のために最後は高倉健のように連続他流試合に勝ち残っていくところの捨て身の格好良さ!

 武術やる人間はこうでなくっちゃ~いけませんよ!

 いろんな武器も登場するんですが、やたら大きく振り回すんじゃなくて、小さく機能的に使うところが通です。

 これは逆転の発想ですね?

 ケレンを省くことで逆に凄みを醸し出す。なるほどな~・・・。

 八斬刀をほとんど逆手に持って使っていたのも意外でしたね。

 子母鴛鴦鉞との対戦で苦戦して、「いい武器だ~」と主人公が称賛すると、敗れた相手は鉞を差し出して贈る。そして主人公は今度は武器を変えて戦う・・・。

 しかも、この連続他流試合、実は主人公は一人も殺していなかった?ということが判明する。

 アクション映画としては少し地味かもしれませんが武術を描いた映画で、これはエポックメイキングですね~?

 私も今度、映画作る時は殺陣は自分でやってみようと思いましたよ!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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