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あの問題作の監督が逝去

 ゴジラ・シリーズ屈指の問題作として熱狂的なカルトな人気がある『ゴジラ対ヘドラ』の坂野義光監督が逝去されました。

 二度目のハリウッド版ゴジラの日本側のスーパーバイザーも努められて、再びクローズアップされていた坂野監督ですが、社会風刺の精神は強烈で、上映一週間で打ち切りになった超問題作『ノストラダムスの大予言』にも参加されていました。

 そして、『ゴジラ対ヘドラ』は、ゴジラが明確に人類の味方になった最初の作品とも言われつつ、悪夢のような公害怪獣の虚無的な恐怖を描いた極めてホラー風味の強い作品でした。

 水銀、コバルト、カドミューム、鉛、硫酸、オキシダン(ト)、シアン、マンガン、バナジューム、クロム、カリウム、ストロンチューム・・・汚れちまった海、汚れちまった空・・・と、ヒロインが歌うシュールな歌や、主役と思われた柴(本)俊夫(シルバー仮面!)が、途中であっさりヘドラに殺されてしまう・・・という展開に驚かされたものでした。

 ちなみに、このヘドラ、最初はヘドロンという名前だったそうですが、同時期にTV放送された『宇宙猿人ゴリ』の第一回にヘドロ怪獣ヘドロンというのが出たので、ヘドラに変更されたんだそうです。

 この1970年代前半というのは、公害問題が社会の第一の不安要素であり、水俣病、イタイイタイ病、四日市喘息などの公害病が知られていて、光化学スモッグの警報が度々出された時代でした。

 なので、第二期『ゲゲゲの鬼太郎』や『ドロロンえん魔くん』は公害をモチーフにした妖怪が多数出ていましたし、『宇宙猿人ゴリ』も、ヘドロン、ミドロン、ネズバードン、ゴキノザウルス、ダストマンといった公害怪獣が出ており、『帰ってきたウルトラマン』にもヘドロ怪獣ザザーンというのが出ていました。

 今だったら中国から出てきそうですが、日本も昔は中国の公害問題をとやかく言えた義理じゃなかったんですよ!


 余談が過ぎましたが、坂野監督の御冥福をお祈り致します・・・。

 
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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