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七月“読み”感想

 とにかく夏は嫌いです!

「九州出身なのに、何で俺はこんなに暑いのが苦手になってしまったんだろうか?」と、反省しているんですが、何か昔の暑さってこんな具合に不快じゃなかったような気もするんですけどね~?

 それと、去年は地震で、今年は大雨・・・九州に災害が集まっているのはどうしたことか?と思います。

 これを書いている最中に鹿児島で震度5強の地震が発生しましたが、本当に災害の規模が以前とは比較にならないくらい大きくなってきていますね。

 地震の発生場所から考えると、阿蘇山や桜島の大噴火が連動して起こってもおかしくないでしょう。現に火山活動は活発になって小噴火もしていますし・・・。

 本当に災害に遭遇された方々には、今はつらくても先がありますから・・・と言いたいんですけれど、今はもう、どこで何が起こるか判らない時代になってしまいましたから、将来に希望を見いだすことは難しいのかもしれません。

 けれども、生きていさえすれば、挽回するチャンスは巡ってきますからね! 生きることを第一に優先して考えてください!

 努力だけではどうにもならないことは有りますけれど、努力が無駄になるということは有りません!

 その時に役に立たなくても、後から役立つことは有るんです!

 何か、見えないチカラが働いているな~?としか思えないことはいくらでもあって、これはオカルトでもスピリチュアルでもなくって、厳然たる現実として、努力していたことが突如として花開くことが有るんですよ!

 今回セミナーでやった“読み”というのも、そこに繋がってくるんです。

「相手が動き出す初動を読む」のが目付けの基本なんですが、基本はあくまでも基本でしかありません。

 基本のままでは実用には不十分です。どれだけ応用できるか?が大切なのです。

 だから、構えを見て弱点を読むとか、姿勢を見て弱点を読むとか、体勢、動きの癖、表情、人相、手相、体型、肌の色、服装・・・と、“読み”の対象は無限に広がっていくのです。

 例えば、電話で話しただけでも結構、実力は判りますよ?

 声が落ち着いていて低いと「腹から呼吸しているな~。丹田ができてるから強い」とか判る。

 話す内容では性格が判る。

 相手の反応を待たないで自分のことばっかり話す人は、観察力が無い!とか。

 文章なんかモロに性格が出ますからね?

 事務的なことしか書かない人は慎重で自己表現が苦手だとか?

 文章の上手下手とは関係なく、書いている内容にその人の気持ちが反映することは有る訳で、必要最低限のことしか書かない人は、コミュニケーションを深めたくない訳です。

 騙されたくないとか失敗したくないという警戒心がメールに透けて読める場合も多いですね?

 かと思えば、丁寧に書いていながら上から目線が透けている人もいます。意図的なのはまだ可愛げがありますが、無自覚にそうなっている天然の自惚れ屋さんもいます。

 こういう人は、無自覚だからこそ批判されると動揺しまくって逃げをうとうとします。

 どっちにしろ、他人とまともに対峙する覚悟の無い人達なんですね。ある種のナルシシスト・・・。こういう人は世代を問わず、一定数いるようです。

 私が最近、感じるのは、若い人(20代より下)は才能が凄くてDNAが昭和生まれとは違うんじゃないか?と思うんですけど、敢えて欠点かな?と思うところは、毒気が無い人が多い!

 野心とか欲望が極めて薄い!

 悪い大人に騙されたりするんじゃないか?と心配してしまいますよ~? 逆に。

 もっとも、恐らくは、野心や欲望にかられてあくせくしてきた上の世代の見苦しさに辟易して、身の丈に合うリアルな充足さえあればいいと思うようになったのかもしれませんね? 足るを知っている訳・・・。

 私の世代(1960年代生まれ)は「シラケ世代」とか「新人類」と呼ばれていましたが、上の「全共闘になり損ねた世代」から見ると「社会変革への志しの無い自家中毒野郎ども」みたいな蔑みの視点もありましたね?

 全共闘世代の人達って、もう70前後ですよね?

 文化的左翼ですよ。

 昔は圧倒的に左翼が強かったし、「右翼は体制に利用されるだけの筋肉バカ」だと見下されていましたよ。

 でも、今では「左翼は口先ばかりの経済オンチの夢想家」だと軽蔑されてますでしょう?

 実際、都議選で自民党が大敗しても、民進党がリーダーシップを取れるでもなく凋落の図式は第二の社民党となっているし、むしろ、終始一貫してブレない共産党が期待を集めましたよね?

 よく考えると、社民党も民進党も政権取った後の凋落ですよ。

 もはや、主義思想(~イズム)の胡散臭さに民衆は勘づいていて、具体的実効的政策を示せるかどうか?しか評価されないでしょう?

 そのためには大局を視野に於いて考えられる政治家が必要でしょうし、取り敢えず安倍さん以外に期待できないから、しょうがないよな~?と、まだまだ安倍政権が続く雰囲気はありますよね?

 でも、私は石破さんに期待しますね~。

「もし、北朝鮮のミサイルが日本の漁船とかに当たってしまったら?」とかTV番組の討論でやってた時に、女子アナの人が報復の攻撃をしないのか?みたいに言いたくてウズウズしているのを察して、そこで具体的な反撃をしたらどうなるか?ということをズバリ釘を刺してみせたのにはホレボレしましたね~。

 だいたい、阿呆が言いだすんですよ。

「ヤラレっぱなしでどうする?」って・・・。

「戦えないヤツが無責任なこと言うな!」って思いますよ。私は。

 それはつまり、戦争しろってことですよね? で、戦争したらどうなります? 北朝鮮からミサイルが日本の都市や原発に向かってジャンジャカ飛んできますよ?

 そうなったら戦争に勝っても日本の国土は住めなくなりますよ。

 その程度のことも判らない連中が過激な論説をぶち上げてる日本国の平和ボケっぷりは哀しむべきか笑うべきか?

 先日、会員から「もし、今、北朝鮮からミサイルが飛んできたら先生はどうしますか?」って聞かれました。

「それはもう、どうしようもないよね。死ぬだけだよね~。でも、安心してください。人間はいつか必ず死ぬから! だから、死ぬ瞬間に後悔しないように人生はやりたいことをやり尽くしておきましょう!」と答えました。

 人間、自分のチカラでどうにもできないことは有ります。

 それは天命だから、仕方がありません!

 でも、自分のチカラでどうにかできることはどうにかするべきですよ!

「人事を尽くして天命を待つ」ですよね?

 例えば、もし外国から特殊部隊が相模原に進攻してきた時には、降伏したフリしてスキをついて敵の銃を奪って戦おうって思ってますよ。だから、銃の撃ち方を知らないとダメでしょう?

 数年前は「長野先生はムチャクチャだな~? そんな状況、ある訳ないでしょう?」と笑われていましたが、今は「銃の操作法を教えてください」っていう人も増えました。

 テロリストに遭遇するのも現在ではリアリティがあるでしょう?

 武道や格闘技をいくらやっても銃の扱い方を知らなければ対抗できませんよ。

 江戸時代の軍学者にして武芸十八般を修めた平山行蔵子竜は、拳法・柔術・剣術・棒術・居合術のみならず砲術も毎日欠かさず訓練していました。

 平山の弟子で筆頭師範代の下斗米秀之進は極悪藩主を大砲で暗殺しようとしておたずね者になり、江戸に舞い戻って相馬大作と名を変えて道場をやっていましたが、バレて処刑されました。

 一方、平山の弟子には幕末の剣聖と尊敬された直心影流の男谷下総守もいます。男谷も平山の影響で幕府に国防の意見書を提出しています。

「読み」と全然関係ないと思われるでしょうが、世の中の情勢を読むのも大事なことですよ。

 仮にも武術を探究するのなら、現代で考えられる戦闘状況総てに対応できるように考えるのは当然の備えなんですよ。

 そして、個人レベルでなく国家間の問題にも思索を広げておかなくては、為すべき道筋が見えないでしょう?

 私が武術の研究しているのは、戦える日本人を一人でも多く育てたいからです。

 理不尽な暴力に蹂躙されて黙っているのか?

(マッハバロンの歌?「悪の天才が時に野心を抱き~、世界征服を夢見た時に~、君はどうする? 君はどうするか? 君は~? 蹂躙されて~黙っている~か~?」って歌。何か子供番組とも思えない妙なアジテーション歌詞とノリノリのロック調の曲がカッコイイんですよ~)

「男なら戦って死ねっ!」

 まっ、そんな感じ?

 でも、国のために死ぬのは嫌だ! 私は自分の命と周囲の人達の命を護るためにしか戦う気がしません。“国家”という何だかわからない正体不明の代物のために権力に従わされて戦わさせられるのは絶対に嫌ですね。

 個人の意志として「必要な時は戦う」と決めているだけです。

 昔、左翼のオジサンオバサン達は「永世中立国のスイスが理想」だと言っていましたが、スイスは国民全員が武装して戦う準備をしている国だと知って、唖然となっていました。

 戦いたくない人に戦えとは言いませんよ。死にたい人は勝手にどうぞ!

 でも、私と同じように考える人には戦い方を教えてさしあげます・・・。


 ちなみに、今回は糞暑い中、参加者が結構いらっしゃいました。

 久々に仁平師範も参加できたので、楽しかったですね~。何か彼自身はもう武術よりも療術家として極めようとしている様子ですが、せっかくの才能なんだからちゃんと活かして欲しいです。

 懇親会でオカルト話に興じていたら、苦笑いしながら「先生、オカルト禁止じゃなかったんですか?」と言うので、「いいの、いいの。游心流は禁止だけど俺はそうじゃないから!」と応えましたよ。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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