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直前でゴメン! 8月は推手!

 忙しくて、スッカリ忘れておりましたが、今週日曜(13日の日曜日~!)は、月例セミナーの日でございまする!

 で、8月は暑いので、あんまり動きたくない。

 だから、あんまり動かなくてもいい技をやる!・・・というコンセプトで“推手”をやることにしております。

“推手”というのは太極拳の戦闘法なんですが、実は沖縄の那覇手にもカキエー(掛け手)という類似の稽古法があります。

 戦闘法と書かずに稽古法と書いたのは、このカキエーを戦闘法として遣うものだと理解している空手家が異常に少ないからです。

 つまり、二人でおこなう鍛練法だと考えられている訳です。

 よって、別名、“小手鍛え”(派閥による)とも呼ばれていたりする訳ですが、これは手首周辺をガンガンぶつけて鍛える鍛練法で、まあ、マキワラ突きや中国武術の拝打功みたいなもんですよ。

 詠春拳の錬功道具として有名な木人椿も、遣い方を知らない人はガンガン打って鍛えるものだと勘違いしていたりしますが、堅い木をガンガン殴って鍛えれば、毛細血管を潰し、神経を痛めるばかりですから、やめた方がいいですよ。

 柔らか~いサンドバッグとかを殴った方がいいです。

 さて、カキエーですが、これは本来は鍛練法というより逆技、中国式に言えば擒拿(チンナ)術の練習法だったのではないか?と私は推測しています。

 分筋錯骨法や點穴法も含まれているように感じます。

 どうして、そう考えるかと申しますと、太極拳の推手がそうだからです。

 ただし、太極拳の推手の主な目的は“化勁”です。

 相手の攻撃してくる力を受け流すこと。

 これが上手くできなければ、力に力で対抗することになり、高度な武術の技を駆使することは不可能になります。

 つまり、弱者が強者に勝つことは夢物語になってしまう訳です。

 では、化勁ができれば弱者が強者に勝てるのか?

 勝てます!

 勝てなければ太極拳の存在意義が無くなってしまいますからね?

 しかし、誰もが忘れていますが、本質的に化勁的な技術はほとんどの武術に内蔵されていますし、業師と呼ばれるような遣い手は必ずと言って良いくらい自然に体得して遣っています。

 例えば、「空手の突きはなぜ捻るのか?」という質問に対する答えが、「化勁の技術を含んでいるから」なのです!

 意味がわかりませんか?

 セミナーに参加すれば理解できます!

「なんだよ、教えてくれないのかよ?」と思った方・・・。

 いいえ、私は、やブログで、これまで何度も何度も言葉で説明してきています。

 それが解らないということは、言葉で説明しても理解できなかった?ということですよね?

 だから、本当に理解したい人は自分で体験してみないことには解らないだろう?という親切心で敢えて書かないのです。

 どうも、理論分析だけに興味があって、言葉で説明してもらえば理解できたつもりになる人がいますが、頭で解ったつもりになるのと、実際に技を体得することは全然、別次元なのですね?

 私は作家修行をしているので、作家志望の人や作家デビューした人から随分と質問されるんですが、言葉で説明しても必ず誤解されます。

 実際に教えて体得させないと正確に理解することには繋がりません。

 いや、体得しても勘違いして覚えてしまうこともあります。纏絲勁と白鶴震身を同じものだと誤解していた大阪支部長みたいに、理論が先走ると個別の技の原理特性を無視して大ざっぱに括って認識してしまう場合もあるのです。

 ユーチューブに勘違いした人が動画を上げて、勘違いが拡散してしまったりする場合もありますね。

 私が有名武術家?を批判する理由の一つもこれですよ。間違いを広める愚を正すのが研究家の使命だと考えるからです。

 ナンバとか? 今だに真実だと勘違いしている武道の先生がざらにいますし、“気配を消す”とか“動きの初動を消す”とかいう言葉も非常に観念的に使われていますね?

 これも練度の問題もあれば、根本から勘違いしている場合もあります。有名であるとか実力がある人だからとか、関係なく、誰にでもありますよ?

 先日の游心流合気道の時もIさんが指導している時に、「この動きは能や歌舞伎に共通していて・・・」と言っていたので、「おいおい、能は参考にしているけど歌舞伎の動きは参考にしてないよ。能は武士の嗜みだけど、歌舞伎は武士に対抗する町人のカブイた動きだから、わざと大袈裟な動きをしたりするんだから、同じ伝統芸能でも身体操作は全然違うよ」と訂正しました。

 説明の例に出すのなら、その分野のことも専門家並みに研究していなければいけないんですよ。知らなければ勘違い発言になってしまうでしょう?

 私は、知ったかぶりは恥さらしでしかないと思っています。

 もちろん、私も間違うことがある訳ですよ。

 だから、私は「自分の考え、理解していることが絶対に正しい」という認識自体をしません! 自分も間違っているかもしれない。だからこそ、真実・事実に対して謙虚でいなければならない・・・と、そう考えるからです。

 これは哲学です。認識論のイロハです。

 勉強する・追究する・研究する・・・ということは、一つの分野について突き詰めれば突き詰める程、無限にいろいろな分野についてまで調べていかなければならなくなる。

 それは物凄く大変であると同時に物凄く愉しいことなんですよ!

 もう日常的に新発見していくので、「これが正しいのだ!」と思い込んでいる人達が哀れで仕方がなくなるのです。こ~んな愉しいことを知らないなんて・・・と。

 そんな具合で研究してきたので、私はつらいと思ったことはありません。お金に苦労しているのと人付き合いで嫌な経験をするのが困ったくらいですが、それもこれも研究が邪魔されるのが嫌だったんですよね。一種の中毒ですね~?


 そういえば、「DVDを見て実験したけれど、どうもできなかった」という方も、先日、わざわざ相模原まで来られたので、実地にお教えしました。

 でも、自分でやってみてできているのに、「本当ですか? 信じられない」という顔をされていました。

 実際にできるようになっても、重心力を用いる技というのは手ごたえが無いので実感がわかないのが欠点と言えば欠点なのです。

 私が試し斬りを重要視しているのも、刀に重心力を作用させればマキワラを簡単に切断できるからで、これは切れるか切れないか?で、明白に判明します!

 この前の日曜もDVD用の追加撮影でマキワラ斬りをやりましたが、零勁斬りがなかなかできなかった栗原師範も成功しました。

 素手ではできているのだから、できない道理が無いと思って、苦手意識を取り除く意味でも「刀が折れてもいいから、思いっきりやってください!」とやらせました。

 もうね。最後は気迫ですよ!

 私は、片手持ちの脇差でスパスパ斬れるようになったので、逆手持ちで脇差の零勁斬りに挑戦し、一回目は台を倒して失敗しましたが、二回目はスパッと成功しました。

 北島師範もバッチリ成功しましたよ。

 他の人は苦戦しまくりでしたね?

 福島から来たSさんはどうしても斬れませんでした。関西のOさんは成功したので3.5段?を挙げましたよ。

 正直いって、寸勁斬り、零勁斬りはかなり難しい技です。

 私も始めた当初は、こんな技が本当にできるようになれるだろうか?と思ったくらい難しく感じましたから、滅多に来れない人ができないのは当然なのです。

 0の状態から一気に100のパワーを出すようなもので、しかも力のタメを一切使わないので、通常の打撃技とはまったく違う技術だからです。

 しかし、これができるようになると、発勁打法が飛躍的に進歩します!

“牙突零式”を素手でやるようなものだと考えてください。

 で、この斬りの技を体術に応用できるようになると、推手の戦闘法が俄然、実戦力を倍加することになります!

 その秘密はセミナーに来た人には持って帰っていただく予定です!

 それにしても栗原師範が零勁斬りに成功したことは私自身ができた時より嬉しかったですね~?

 青木宏之先生が、「刀は技の進歩を手助けしてくれる」と、剣武天真流を創始した頃に言われていましたが、その言葉を私も最近、実感しています。

 もともと、まったく刀に興味がなかった会員も、練習しているうちに異様に上達していくのです!

 逆に刀(独己九剣)を嫌ってやらなかった会員は、進歩が止まってしまっています。

 いや、進歩しているのかもしれませんが、刀を練習している会員と比べると格段に差ができているのです。

 どうやら、刀は中芯軸の感覚を知らないうちに高めてくれているようなのですね?

 つまり、下・中・上の丹田を満遍なく開発させているような気がします。

 もしかすると、青木先生はそれに気づいて剣武天真流を創始しようと考えられたのかもしれませんね?

 新DVD『剣体一致の原理』、これは、ひょっとすると武術の本質を解き明かすかつてない画期的なものになるかもしれません・・・。

 そういえば、一度も試し斬りしたことのない薙刀でも試し斬りやってみましたよ?


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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