コンテントヘッダー

オルタナスタジオ試し斬り&忘年会

 25日は今年、最後の游心流合気道の稽古会でした。

 が、前回、「発勁の打ち方と交叉法を教えます」と言っておいたので、基礎練習の後は急遽、ミットを使っての発勁打法のやり方を指導しました。

 昔は、「発勁教えます」といって数万円も取る講習会がよくありましたが(今でもあるの?)、私の地道な啓蒙活動が実を結んだのか? 最近では「発勁も基本技」という認識が結構、広まってきたのではないかな~?と思います。

 しかし、筋力で打つやり方を長年やってきた人にとって、「脱力して重心力を使う」ということがなかなかイメージしにくい様子で、特に空手を長年やり込んだ人ほど体得に苦労してしまうのが常です。

 必然的に、まったくの素人のほうが簡単に体得できてしまうのです。

 けれども、時間がかかっても一度体得してしまえば、やはり空手経験者の発勁は重く鋭く爆発的な威力が出せるようになるものです。

 そもそもの空手の打法に先祖帰りするようなものなのでしょう。

 だから、苦労しても諦めないで練習してもらいたいですね?

 一方、交叉法は、武術の戦闘理論です。

 中国武術や古武術のような型稽古中心のものだと具体的な戦闘法がわからずに試合競技で磨かれた空手や柔道、剣道、ボクシング、総合格闘技などに為す術なく無残に敗れてしまうケースが多く、インチキ扱いされてしまいがちです。

 しかし、これは戦闘法を教わっていないことが本当の原因なのです。

 私は、それが交叉法だと考えて長年研究し続けてきましたが、間違いではないと確信するに至っています。

 具体的に知りたい方は是非、入会してください。言葉で伝えるのは難しいですし、結構、地道な練習を続けていかないと体得できないからです。

 地道な練習というのは、「なぜ、武術は型稽古を主体にしているのか?」という点の答えにもなっています。これは自由組手や乱取りでは体得できないからです。



 28日は、オルタナスタジオで試し斬り会をされるとのことで、深井先生も来られると聞いていたので、私もいそいそと赴きました・・・。

 私の技は完全に我流なので、清心館の佐原先生にレクチャーを受けた以外は自分で好き勝手にやっているだけなので、本格的な試し斬りを体験できるチャンスにウキウキしていた訳です!

 ところが、スタジオに到着すると、川保天骨さんが道着を着て居合道の型をやっておられて、御師範の指導を受けておられるところでした・・・。

「げげっ? これは場違いだったのか?」と、一瞬、ビビッてしまいましたが、今更、帰る訳にもいかず、お邪魔しないように・・・と、おっかなびっくりで入りましたよ。

 川保さんの居合演武は豪快で、何だか三船敏郎みたいです!

 刃風がグオッ!と迫ってきて、おっかなかったですぅ~・・・(汗)。

 演武が終わると、御師範の講評と細かい指導がありましたが、これがまた何ともきめ細かくて、姿勢、所作、視線、運足、拍子・・・と実に細かく丁寧に指導されていて、「こんな細かく教えてくれる先生には会ったことないぞ?」と、内心、感動して見ておりましたよ!

 ところが、後で聞いたら、御師範ではなくて兄弟子にあたる方だということで、二重にびっくりしました!

 つまり、兄弟子がこれほどだとしたら、御師匠はどれほどの境地なのか?ということが容易に推測できるからです!

“武術は縁”なんですけれども、う~ん・・・、やっぱり世に知られない優れた先生はまだまだおられるのだろうな~?と、つくづく痛感しましたね。


 さて、試し斬りです!

 パンパンに巻かれたマキワラは筋肉が張った太い腕みたいで、「え~、これ、斬れるかな~?」と、内心、ビビッてしまいましたよ。巻き方一つで全然違~う?

 川保さんが豪快にスパーン、スパーン!とぶった斬る様子を見ていると、やっぱり、試し斬りはゲーム感覚で楽しいよな~と思いましたね。斬れれば・・・。

 一回目は、かの斬鉄剣で有名な小林康宏刀匠が鍛えた刀をお借りして挑戦!

 寸勁斬りで袈裟・逆袈裟・袈裟・逆袈裟と斬ってみて最後は少し残ってしまいましたが、まずまずの出来でした。

 康宏刀を愛用する試斬家が多いというのも納得の斬れ味でした。

 二回目は持参した関の新刀で再び挑戦しましたが、寸勁と零勁の中間くらいの近間で四連斬りをなるべく早く斬ってみました。

 やはり慣れてる刀だから、今度は完璧に斬れて、思わず、めっちゃドヤ顔になってしまいました。

 道場ではケチって半畳巻きにして斬っているので、一畳巻きが斬れるか不安だったんですが、スピードだして斬ったのでうまくいきました。

 それより、逆袈裟(左側からの袈裟斬り)は成功したことがなかったんですが、流れで斬ったせいか上手くいきましたね?

 試し斬りの後は忘年会に40分くらい参加して帰りました。やっぱり、相模原は遠いですし、中央線はすぐ電車が止まるので、八王子廻りで帰るとうっかりしてるとすぐ終電になっちゃうんですよね?

 ところが、帰りの電車の中で背中が痛くなり、帰宅してから本格的に背中の左側が痛くて参りました。

 捻り過ぎたんでしょうね?

 あと一カ月で55歳。明治時代の平均寿命越えてますよ。寄る年波には勝てませんな~(苦笑)?


 深井先生の試し斬りは、一刀流の身勢からそのままの気合鋭い武骨なやり方で、試し斬りでさえ真剣勝負とするかのような姿勢に感銘を受けましたよ。

 大みそかにBSプレミアムで放送していた『七人の侍』の久蔵を彷彿させましたね?

・・・と考えていたら深井先生からお電話を頂戴し、私の試し斬りの技にインスパイアされたという感想を聞かせて戴きました。

「あの技ができれば戦闘法ががらりと変わる筈ですね?」と、見抜かれておられましたけれど、これまで誰からも指摘されたことがなかったんですが、流石は深井先生は見てるところが違うな~?と思いました。


 そういえば、試し斬りした後、一応、軽く手入れしておいたんですが、翌日、個人指導の前に道場で抜いて見たら見事に赤錆が浮いていました・・・。

 いつもは流水で軽く流してから水気をふき取り、油を塗っておくんですが、この日はお借りした手拭でぬぐって油を塗るだけだったので、きちんとやらなかったんですよね?

 ひょっとして錆びてるかも?と思っていたら、案の定でした・・・。

 なので、これは個人指導に来たOさんにも見せてあげようと思って、Oさんに見せてからピカールで磨いて油を塗って仕舞いましたよ。

 世界最高の刀剣である日本刀唯一の弱点。それは“錆びやすい”ということです。

 手入れの仕方を知らないと貴重な文化財をダメにする可能性もありますからね?

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

リンク
FC2カウンター
最新記事
カテゴリー
長野峻也ブログ
QR
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索