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13日夜に“殺陣師の技”が放送

「待ってましたっ!」と言いたくなる番組が放送されます。

 NHK大河や時代劇で殺陣(タテ、立ち回り)の指導をしてこられた林邦史朗氏等のドキュメンタリー番組が放送される模様です。

『刀一振りに奥義あり~時代劇を支える殺陣師の技~』というタイトルで、13日(木曜日)の夜8:00から45分間にわたって放送されるみたいです。

 相変わらず、時代劇はブームにはなっていませんが、むしろ一過性のブームとして流行り廃りを繰り返すよりも、コンスタントに「日本の伝統映像文化」として製作され続けることが肝心でしょう。

 もう、高橋英樹も時代劇をやらなくなって久しいですし、里見浩太朗も黄門様。杉良太郎はTVから離れて随分になるし、マツケンの暴れん坊将軍も記憶が薄くなり、千葉チャンは引退?し、正和サマも時代劇は御無沙汰です・・・。

 今、現役で活躍している生え抜きの時代劇役者というと、北大路欣也と村上弘明くらいでしょうか? 藤田まことも頑張ってはいるけれど、剣客商売の新作が作られる気配は感じられません。

 絶大な人気を誇る中村吉右衛門の鬼平も、年一回のスペシャル版で観られるかどうか?というところでしょう。

 そのせいかどうか・・・読売新聞の木曜番組案内で北大路欣也のインタビュー記事が載っていたんですが、“「時代劇は好きですか」と聞くと、「日本人ですから好きも嫌いもありませんよ」と、憮然とした表情を見せた”と、記者が書いているんですけれど・・・。

 例えば、私のセミナーを受講してきた人が「長野さんは武術が好きですか」と聞いたとしたら、私は呆れて答えないでしょう。好きとか嫌いとかでなく、私の生きている存在証明みたいなものなんですからね。私から武術取ったら単なる変人にしかならない。

 この記者は、“Q「演技中のまばたきが少ない」と言われませんか?”なんて質問もしています。

「バカか、お前?」と、私だったら怒鳴りつけますよ。

 生粋の時代劇役者であり、大御所、右太衛門の息子で、現在のTV時代劇の最後の砦とも言うべき名優に対して、何をつまらんことを聞いているのか?

 ホントに、こういうバカにインタビューさせんなよと言いたくなりました。

 だいたい、プロのインタビュアーだったら、事前に相手がどういう人物で、どういう仕事を積み上げてきてどんな趣味を持っていて、どんな人と交流があるのか?といったことは、調べて臨むのが最低限の礼儀ですよ。

 まったく、呆れ果ててしまいます。

「ソフトバンクのCMで犬のお父さんの声を担当していますね」とか聞くよりも、時代劇役者として日頃からどんな稽古をされるのか?とか、そういうプロの領域の苦労について聞くのがベストでしょう。茶化したようなこと聞くのは、相応に親しくなってからですよ。
 ふぅ~っ、疲れるな~。

 でも、こういうKYな質問をする輩がプロにも出てくる御時世で、時代劇文化を継承していくには、啓蒙活動も必要になるでしょう。

 だから、今回の時代劇の殺陣に視線を向けたドキュメンタリー番組というのは、タイムリーな企画なのではないか?と思います。

 ここ数年続いている和のブーム。藤沢周平、鬼平、新選組、日本刀、武士道、古武術、江戸・・・これらは、日本人の原点回帰への憧憬ではないか?と思います。

 余談ですが、先日、プレゼントに当選したナイフブレードの一番小さいものを眺めて、どんな拵えに入れたら良いか?と考えていて、ふと思いついて、試し斬り練習用に東急ハンズで買って寸断していた細竹の残骸を見て、閃きました。

 この竹の中に納めたら面白いかも?と思いつき、深夜にいそいそと細工してみたところ、思った通り、ブレードは、この細竹にギリギリ納まる寸法でした。

 で、薄刃のホビー用ノコギリで二節分(20cmくらい)を切り、真ん中の節のすぐ上で切り、中をくりぬいてブレードを差し込んでみました。

 すると、非常にうまい具合にマッチします。握った感触も、彫刻刀くらいの太さで竹の皮の滑らかさと少し楕円形の断面が持ちやすく、切り余った部分に刃が納まるように精密ヤスリで内側を慎重に削って合わせると、20cmくらいの細竹の棒にしか見えない。

「これは必殺仕事人の武器みたい?」と思いましたが、なかなかシャレた和式小刀になりました。何か、ちょっと菊池槍(肥後国菊池地方で製作された鎧通し短刀を柄に装着した片刃の槍)のミニチュアみたい。

 刃先ももう少し研いで鋭くしてみましたが、細工用の削り出しナイフとして使える実用的なものになりましたよ。やっぱり格好だけじゃなくて使えるものでないとね。

 残り4本のブレードも、それぞれの寸法に合わせて別々の拵えを工夫して作ってみようと思っていますけれど、こうなったら本格的なナイフメイキングにも挑戦して、晩年はナイフ作家を目指そうかな~? とりあえず、棒手裏剣とか鎖鎌とか自分で作ろうかな?


追伸;『鞍馬天狗』の野村萬斎。殺陣がどうこうと言うよりも、身のこなしが惚れ惚れしますね~。あの浮遊感・・・『隠し剣・鬼の爪』で田中泯さん演じる戸田寛斎以来の感動でした。あれが古武術の極意“浮身”ですよ。浮身を使いこなせた役者は若山富三郎先生(『子連れ狼・冥府魔道』の城中での大殺陣や、『魔界転生』で宝蔵院胤舜の十文字槍を躱す動き)くらいかな~? 武術家で使いこなせている人は少ないな~。再放送、及び続編を期待!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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