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山口崇の『柳生十兵衛』は意外にはまり役

 柳生十兵衛と言えば、古い時代劇ファンには、近衛十四郎の柳生武芸帳シリーズ(第二東映)、私みたいに40代の『柳生一族の陰謀』直撃世代には、千葉真一(現在、JJサニー千葉だっけ? ややこしいよ、千葉チャン)のイメージが強烈だと思います。

 ですが、以前にも書いた通り、『梓右近捕り物帖・江戸を斬る』『徳川三国志』の若林豪、NHK大河での原田芳雄、『徳川風雲録』の西条英樹、『柳生十兵衛』の原田大二郎、『それからの武蔵』の藤岡弘、Vシネ『魔界転生』の渡辺裕之、『将軍家光忍び旅』の勝野洋、『柳生十兵衛七番勝負』の村上弘明、テレ東新春ワイド時代劇の中村獅童、Vシネ『ムラマサ』の竹内力・・・といった人達が演じています。

 柳生十兵衛を演じて当たり役だった近衛十四郎の息子である松方弘樹と目黒裕樹も十兵衛を演じていました。

 やはり、剣豪役者No.1の評価の高い近衛の息子だけあって、松方さんも目黒さんも立ち回りの剣捌きや、やや反り身になって目を剥いて見下ろすようにする仕草などは父親そっくりです。

 松方さんは『密命・寒月霞斬り』で榎木孝明のライバル日下役の殺陣が凄かった。榎木さんを圧倒する身震いするような強敵のオーラをビンビン出していて、ここ最近の時代劇で屈指の対決シーンでした。


 さて、そんな時代劇ファンの私も知らなかった柳生十兵衛ドラマが、現在、ファミリー劇場で放送中の山口崇主演『柳生十兵衛』です。

 山口崇と聞けば、『大岡越前』の上様役くらいしか時代劇イメージがなく、70年代ホームドラマに出演されていた俳優さんという印象を受けます。

 で、剣豪のイメージは全くしないので、このドラマも特に気にしておらず、チェックしていなかったんですが、何げなく見てみたら、緒形拳が若き日の荒木又右衛門を演じていたりして、中々、豪華な配役且つ、重厚な演出でした。

 そして、山口崇の殺陣に関しても、オヤッ?と思うような俊敏な動きを見せたりして、どうせ下手だろうと思っていたものですから、意外でしたね。

 殺陣に慣れている人は様式化されたパターンの動きを見せるので、「うまいな~」とは思うんですが、オヤッ?という意外な面白さは感じないんですが、あまり時代劇をやらない人の中には、独特の癖のある動きを示して逆に印象に残る人がたまにいたりするんですね。

 で、私は癖のある人の殺陣のほうが好きなんですよ。いくらうまくても同じようなアクションしかやらないんじゃ面白味が無いでしょう?

 だから、何か妙な緊迫感と実際に叩き斬っている雰囲気があって、山口崇の殺陣は意外と拾い物でしたね。

 殺陣師は誰かな?と思って、クレジットタイトルを見つめていたら、東映剣会の上野隆三さんでした。

 そして、監督は、何と! 集団時代劇で名を売った光と影の映像魔術師と言われた工藤栄一監督でした。
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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