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シダックス講座で居合術もやりま~す!

 土曜日にやっているシダックス橋本駅前店での『武術で護身術』講座では、受講生も増えてきたことだし、リクエストもあったので、游心流居合術も指導します。

 模擬刀を持っている人は持ってきてください。

 游心流の居合術は基本が“立居合”で、一般的な正座姿勢からの独り練習の居合はやりません。二人組んでの組み居合をやります。

 基礎練習は、横払い斬り・縦抜き斬り下げ・抜き付け・逆手抜き・隠し抜き・左手抜刀等で、抜き方と斬り、突き、納め方を練習します。

 次に、無構え自然体から体捌きと同時に抜く練習と、丹田歩法をやりながら抜き納めする訓練をやります。

 その次に、実際の居合術の練習に入ります。

 游心流の居合術は、全て無刀捕りに応用できるように創っています。体捌きも、右斜め前・左斜め前・入身回転・側面回転・側面密着・・・等をやりますが、これらはポジション取りに秘訣が有り、素手でも別の武器を使う場合でも応用できます。

 応用法が頭の中に入っていれば、独りで練習していても上達できるように考えていますから、これだけを練習していても別の技が勝手にできるようになります。

 元々、居合術と柔術は技の原理に共通性が濃いんですね。古流居合術は柔術と合体していたりするんです。だから、居合の練習をやりながら、素手で戦えるようになれれば、護身術としても非常に価値があるでしょう。

 大体、時代劇なんかで描かれるように侍が刀が折れたくらいでいきなり素人みたいになる筈はないんですよ。それは剣道や柔道、空手、合気道と分業化してしまった現代武道の感覚で考えた錯覚に過ぎません。

 何だか、ムチャクチャな理論を唱えているように思われるかも知れませんが、武術というのは素手だろうが武器を使おうが基本は全て共通性が有るものなんですよ。それを自覚して学べば、何を学んでいても一芸が万芸に通じていくんです。

 例えば、槍術の槍をグンッとしごく動作なんて、相手の突き腕を掴んでやれば、引き倒す技になります。心意六合拳とか八極拳が大槍術から発展したとされるのも作り話とは決めつけられないんですよ。

 今野敏先生の『琉球空手、バカ一代』で、空手は棒術をやると動作の意味がよく解ると書かれていましたが、得物の操法が技の術理と結び付いているのは空手だけの話ではないんです。

 中国武術も日本古武術も同じなんです。恐らく、インドや東南アジアでも同じでしょうね。

 そういえば、『秘伝』で沖縄剛柔流のカキエー(掛け手)が紹介されていると会員さんが持ってきて見せてくれたんですが、うちで練習している推手のようなやり方だと思われたらしいので、カキエーのやり方も稽古会でやりました。

 これは目一杯力を入れてやるので、脱力してやる推手とは大違い・・・「エエ~ッ、全然違うんですね~」と、驚かれていましたが、これはこれで丹田から力を出すトレーニングとしては実に効果的なものです。

 特に、カキエーをやっていると相手に密着したところから、自分の肘を脇腹に密着したままで、丹田(骨盤の回転と腹圧の圧縮)で打つことができるようになります。要するに“空手式の発勁”が打てるようになるんですよ。

 普通、カキエーを初めてやれば、腕の力だけでやろうとしてすぐにへばってしまうものですが、流石にうちの会員さん達は丹田を鍛えただけあって、すぐに丹田から力を出すコツを自然体得していました。教える人が違うと、こ~なるのだよ。エッヘン!(調子づいちゃってゴメンちゃい)

 これができるようになって初めて、空手の妙な型が実際は極めて合理的にできている事実が理解できるようになるんですね。丹田の感覚が無い人には不合理な動作としか感じられないでしょう。ハラやコシという言葉も観念的なものとしか感じられないでしょうね。

 で、うちの初級対錬の一番目が“下突き”になっているのも、実は丹田で打つ打撃理論を基本にしているからなんですね。肘が脇腹から離れない下突きで側面死角に密着しながら打つのは、骨盤の横回転の力をダイレクトに伝えることを学ぶ意味があるんです。

 この練習法は、嫡流真伝中国正派拳法から、ほぼそのまま拝借したものですが、これを考案した桜公路一顱先生は、本当に大天才だと思いますね~。

 いや、昔の空手界の先達は、こういう約束組手式の練習法の重要性を理解して伝えていたんじゃないでしょうかね? 恐らく、直感的に・・・。

 まあ、どっちにしても、ここ何カ月か、武術全体の研究がどんどん進んで、霧が晴れるみたいに謎が解けていくような感触があります。

 いやはや、武術って、本当に面白くってしょうがないですよ。こんな面白いものを、どうして根性主義の無意味なスポーツみたいにして教えてしまうんでしょうね?

 もっともっと知的に昔の先人が工夫し抜いた無形の財宝を発掘するインディ・ジョーンズみたいな態度で探究したほうが、絶対に面白いと思うんですが・・・。
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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