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闘争本能の復権が必要かも?

 いや~、自民党はもう、お祭り騒ぎになってきましたね~。

 安倍さんの涙目辞職報告のお次は、福田さんのヤケッパチ放り投げ辞職報告で、いよいよ自民党崩壊か?って感じで日本の政治が抜き差しならない事態に到っている印象が強まっているな~と思っていたら、何かもう、自棄糞(ヤケクソ)になったように次から次に総裁選に出馬する議員が続出して、「祭りじゃ、祭りじゃぁ~」って感じ・・・。

 何か、安倍さんの時は情けないな~って思ったんですけど、福田さんの辞職は、「もう日本の政治はそこまで救いようがない事態になってるんですよ。誰がなったって、どうにもなりませんからね。文句が言いたきゃ、好きに言ってくださいよ」って感じの尻まくりに思えて、責める気もしませんでしたね。

 私なんかも「文句あるなら、テメーが自分でやってみろよ」って思っちゃうタイプなんで、割りと途中で「テヤンデェッ、ベラボーめっ」って、ほうり出したりします。

 で、文句言うヤツが自分でやってみて上手くいった試しはないと思うんですよ。

 文句言う人は文句言いたいだけ。実際に実務をやる人の苦労はやってみた人間にしか解らない。だから、私は文句ばっかり言う人間は全然、信用していません。

 だいたい、文句言うヒマがあったら、その分、仕事で実績上げることを考えますよ。

 先週の土曜日のシダックスでは、また新しく入られた人がいましたけど、講座の後にサイゼリヤで三時間以上も話して、ついつい、“私が甲野さんを批判する理由”について熱弁しちゃったんですけどね。

 ただ文句言うだけだったら、信用してくれなかったでしょうけれど、講座を受けて私が話している内容が実際に技術的な裏付けがあることくらいは認識してもらえた様子なので、混乱しつつも納得してくれていたようでした。

 もし、私が実際には何もできないのに有名人が気に入らないだけで文句を言っていたとしたら、誰も相手にしてくれないでしょう。

 それはもう、当たり前のことです。たとえ、私が真実について正直に語っていても、実際に技ができなかったら信用される道理はありません。

 その人も、私と甲野さんのDVDを見て、先に私の技を体験しに来られたそうでしたけれど(ラッキーですね。先に甲野氏に習ったら洗脳されちゃうぞ?)、残念ながら甲野さんの技を見抜く程の経験知が無く、ただ「凄い人だ」と思って、私の言うことが本当なのか?という疑問を抱えたままで来られた様子でした。

 まあ、甲野氏に洗脳される人の一般的なパターンとして、「武道の経験知が足りない」というのが大きく、見せかけの技と具体的な実用技の判別がつかないという面があるでしょう。

 実際に私も若い頃は甲野氏に心酔して「日本一の古武術の遣い手」とまでは思いませんでしたが、それに近い実力者で天才的な才能の持ち主なんだと信じていました(あ~、人生最大の恥っさらしじゃあ~っ!)し、甲野氏自身がそういうイメージを植え付ける催眠暗示の話術を研究している人でしたからね。

 武術家としては彼は完全なる詐欺師ですが、身体運用の研究家として世間的に第一人者と認められたんだから、そういう意味でのある種の才能は持っていた訳で、私もそこまでは否定しませんよ。

 ですが、何度でも繰り返しますが、彼の武術は遣いものにはならないフェイクに過ぎません。あれは古武術の理合が抜け落ちた抜け殻としか言えないものです。中国風に言うと“死功夫”って言います。

 けれども、現に武道や格闘技の専門家が数多く彼に師事したりしていますね。

「その事実が彼の実力を証明するものだ」と考える人もいるでしょう。

 武術メディアの人間でも、本を売るために、そういう偽装に手を貸してしまっていたので、素人が騙されるのは無理もありません。

 けれども、それこそが彼の詐欺的戦略に過ぎないのです。“状況設定という騙しの装置”を用いることで真相を隠して実力を偽装してきたのです。

 それは、状況設定を少しでも外れて本気で攻撃された場合に、甲野氏が唖然となるくらいの惨敗を“必ず”喫してきている・・・という事実が、私の知る限りでも数十回を数えて、単純計算でも“七十人を越える相手に全く何もできずに敗れている”ことで証明されるからです。

 間違いなく、このような事例は日本の武術武道史上でも類例の無かった珍事でしょう。

 ここまで技量の劣る者が武術の達人として世間に認知された事例は過去にも未来にもあり得ません。

 平和ボケした現代日本で情報を操作する者が勝者となりえる環境だからこそ成立した世にも稀な詐欺事件だと思います。

 武道業界もなめられたものですよ。どうして真相を知っていながら誰も黙っているんでしょうかね? 沈黙が善であるという間違った礼節が浸透している日本の武道界の悪しき風習がなせる技です。

「テコンドーが空手の源流」だとか、「コムドが日本に伝わって剣道になった」みたいなタワ言をきちんと論理的に糾弾しないタワケ者ばっかりだから、いかんのです! そんな“沈黙は金”という体質は日本の武道の文化を貶める結果にしかならないですよ。

 私は、甲野氏を武術の世界から完全に駆逐しなければならないと本気で思っていますから、九月後半に出版される本でも、そのようなことを書いています。彼の虚偽発言が改まらない限り、延々と糾弾し続けますよ。

 以前は、「有名人を妬んで書いている」と非難されることが多かったのですが、よく考えてみてください。

 今回の本で、私も著書は五冊目(アスペクトのシリーズは四冊目)で、ライターで関わった本も五冊。トータルで十冊目になる訳です。DVD連続して出してもらっています。

 現時点で彼を非難して得することなんか一つもないんです。むしろ、性格の悪さをアピールしているだけでしょ? でも、私は性格が悪いのも事実だから別に構いません。少なくとも嘘は書いてないし、タブー視されている事柄をきちんと明かして啓蒙する使命があると思ってますよ。誰もやらないんだから・・・。

 出版不況の今の時世でコンスタントに本を出していられるのは、知名度がさほど無いのだから、ひとえに、本に書いている理論と技術内容を評価してくれている証しと解釈してもよいでしょう。

 無論、私は武術家ではないし実力も高が知れています。私より実力がある本物の武術家、武道家、格闘家はゴマンといます。だから、普通だったら売れる筈がないのです。

 でも現実に売れているのは、私が発表している内容にニーズがあるからでしょう。読者は“捏造された情報ではなくて本当のことが知りたい”のだと思います・・・。

 甲野氏のようなフェイク武術家に好き勝手な嘘を広められれば、武術の文化は世の中に間違った形で広まり訂正がきかなくされてしまうでしょう。メディアがそれに力を貸しているんだから救いがないですよ。私しか批判者がいないのも異常なことです。

 だから、本当のことを知りたい人達が私に応援してくれているのだと思う。

 その応援を裏切ったらいけないと思っています。自分の損になることでも事実なら「これが事実です」と毅然として明かす度胸をもって捨て身にならなきゃいけないと思う。

 私と甲野氏の違いは、「自分が損することであっても本当のことを書ける」という、ただ一点だけですよ。

「あんなヤツと俺は違う」と思っている武道家でも、名が売れて金が入れば魂を捨ててしまうもんですよ。誰の心にも甲野氏のような虚栄の邪神が棲んでいるんです・・・。

 それを偽ったら、私も甲野氏と変わらないフェイク武術家に堕してしまうでしょう。

 まあ、そうやった方が知名度も上がって金も儲かるのかも知れませんが、でもね~、それって男としてカッコワルイと思いませんか?

 中身がある人間が評価されるならいいと思うんですが、中身が無くて張り子の虎状態の人間が「達人だ~」と言われている状況って、最低にカッコワルイと思うんですよ。

 私はラブホで働いていた時は、「俺も頑張ってきたけど、ここまでの男で終わるのか」って最初は思ったもんでしたけど、三カ月くらい働いたら逆に、「俺ってば、ここまでなりふり構わず武術に専念できるんだからスゲーな~?」って、自分で自分をカッコイイと思うようになりましたよ。

 やっぱり、人間は外見なんかより、どれだけ純粋に好きなことに打ち込めるか?で価値が決まると思うんですよね。

 甲野氏が不幸だったのは、恐らく、働かなくとも食うに困らない裕福な家庭に育ったことだと思いますよ。

 生活の苦労を知らないから、普通に人間が味わう筈の生きていく苦しさを知らないまま人生を歩いてきている・・・。

 だから、他人の痛みが全然解らないもんだから、人間を機械か何かみたいに思って利用することしか考えなくなってしまう。謙虚で善人そうに振る舞うのも全て演技。だって、人の痛みを理解できないんだから、いかにして他人を手なずけるか?という技術しか持てない人なんですよ。

 普通、あそこまでボロボロに負けまくっていたら、とっくの昔に武術なんか諦めるものなのに、彼はめげない。人間の健全な心を持ち合わせていないから反省する心理作用が働かない。学習能力が無いんですね。

 彼の介護術は、自己本位なものでしょう。介護を必要とする人を荷物か何かと同一に考えてしまう危険性はないか? 相手と心を通い合わせる要素が抜け落ちてラクをすることを優先して考案されているんじゃないか? その先に待ち受けるのが何か?と考えた時に、私は底知れない不安を感じるのです。

 ラクをする。楽しむこと。気持ちいいこと・・・これらって、現実逃避のキイワードじゃないですか?

 生きることって基本的に苦しいものでしょう? その苦しさを頑張って克服していく中に充実感や達成感という一瞬の快感が味わえるものでしょう。

 最初からラクすることしか考えなくなったら、誰も生きていくためにやらねばならない義務を果たせなくなってしまいますよ。農業や漁業をやっている人なんて、労働が凄くつらいですよね。ラクしか求めなければ、そういう第一次産業をやる人達がいなくなってしまうじゃないですか?

 つまり、忍耐力が崩壊してしまうんですよ。

 甲野氏に心酔する人達に共通しているのは、「本当の苦労を避けたがる」という点だと思います。

 私は自分の経験上で言って、「やっぱり、人間は苦労して絞り出したものしか力(武器)にはならない」と思います。

 甲野氏の、あの“驚くべきひ弱さ”は、彼が本当の苦労を味わった経験が無いからこそのものだと思うのです。可哀想な人です・・・。

 鉄は熱いうちに打てと言われるのは、人間は打たれて鍛えられるものだから、苦労を避けてはいけないという戒めですが、この格言は現代では通用しなくなりつつあります。

「子供に苦労させたくない」と、親が30、40、50過ぎた子供を養い続けていたらどうなりますか? 独りで生きていけなくなりますよ。そんな“優しさ”は、人間をダメにする麻薬みたいなもんなんですよ。

 甲野氏はその象徴的な存在なのかな~?と思うんですが、それでは済まされない時代になっていくと私は思いますね。身体の使い方を覚えてラクに生きようって、邪教だよ。人間は苦労する中から本物の愛と尊敬と尊厳が生まれるんだよ!

 何年も前から田舎の繁華街はシャッター街になったりしていましたが、最近、私の住んでる相模原市渕野辺の駅前の商店街の店も次々にシャッターが閉じてきています。

 都心に近いところでも、ここまでなってしまうのか?と、ちょっと怖いものがありますよね。それだけ日本経済の逼迫が隠せない状況になってきたんだと思います。

 だから、福田さんが総理職をほうり出してしまったのを見ても、「もう、日本は抜き差しならないところまで来てしまっているんだ」という危機感しか感じなかったんですよ。

 もう、財テクだの何だの金を回して呑気に生きていられる時代じゃなくなると思いますよ。

 最後の最後に残るのは、身一つ。サバイバルとしての武術の価値を広めないといけないと思っています。技術もそうですが、忍耐力をつけなきゃダメだろうな~。

 そして、年とっても介護の必要がない元気でバリバリ働ける老人であり続けるために武術を教えていきたいし、心の弱い人に決死の覚悟で生きる心の強さを鍛えるための武術教育を広めたい・・・と、最近、そう考えています。

 結局、私が思うに日本人は暴力を否定するあまり、闘争本能を排除しようとしてしまったから、生きる意志が弱い人が増え過ぎてしまったんじゃないかと思うんですよ。

 動物の闘争本能って、生存本能そのものなんですよ。だから、闘争本能を否定してしまったら生きる気力が枯渇してしまうのは必然です。武道や格闘技を学ぶ積極的な価値はそこにあると私は思います。

 だから、「戦えない武術じゃダメですか?」って言われたことありますが、私は「絶対にダメです!」って答えちゃいましたよ。

「男なら砕け散るまで戦って死ね!(死ぬ覚悟で生きろ)」ってのが私の基本姿勢ですから、甘えたことは言わんといてくださいね。私は甘ったれたこと言うヤツは物凄~く嫌いなんです。

 ちなみに、昔、甲野氏に「腹斬って死ね!」って手紙出したことあります。

 何でか?

 その当時、オウム真理教の地下鉄テロ事件が起こったのに対して、彼は自著の中で、「現代に生きる人間はすべて好むと好まざるにかかわらず環境破壊に手をかしているのだ。だから、誰が彼ら(テロ実行犯)を責められるだろうか」って書いていたんで激怒したんですよ。

「お前は神様か? その言葉をテロの犠牲者の遺族の前で言ってみろ。そんなに人間の原罪を説くのなら、アンタが率先して腹斬って死んでみせろよ」って具合に書いたんです。

 無論、返事こなかったですけどね~。

「親や友人にも内緒で真剣で真剣稽古しましょう」って阿呆な手紙は書けても、「無礼者! 貴様のようなヤツはたたっ斬ってくれる!」っては書けないのね? どこが古武術師範なんですかね~?

 いや、正直、私はいろんなしょうもない武術家も見てきましたけど、ここまでキモッ玉の無い人は見たことも聞いたこともないです。

 ある意味、フェイクが横行している現代を象徴している人だと思いますし、そんな詐欺師に救いを求める人達も騙されたくってウズウズしているのかも知れませんね。

 いや、ホントに、日本のごく近い将来が心配でたまりません・・・。大丈夫かよ、この国は?
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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