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ジョゲッ・ピンギタンを見た・・・

 先週の木曜日に両国/シアターx(カイ)にて、幻のバリ舞踊と呼ばれる『ジョゲッ・ピンギタン』を見てきました。

 バリ舞踊と言うと、民俗学に関心がある人だったら、魔女ランダと聖獣バロンが登場する物語性があるものと知っていると思いますが、このジョゲッ・ピンギタンは19世紀末にギャニアールの王が宮廷で舞わせたのが始まりとされているのだそうです。

 今回の日本公演は、幻のバリ舞踊と言われるジョゲッ・ピンギタンの最後の伝承者とされるニ・クトゥット・チュニック(通称イブ・チュニック)の実質的日本初の公演となっているそうです。

 しかし、イブ・チュニックは既に88歳にもなろうか?という御高齢であり、恐らく今回の日本での公演が最初で最後となるだろうと目されていて、後継者で孫にあたるニ・ワヤン・スカリアニ(通称イブ・スカール)とひ孫にあたるスリ・マハリエニを伴っての公演でした。


 うちの会にもバリ舞踊の研究をしているダンサーが所属していたのと、個人的にガムランの伝統音楽が好きなので、今回の公演は是非見たいと思っていました。

 それで、今回、本場のバリ舞踊を初めて見た訳ですが、これがまた独特な身体の使い方で興味深いものでした。

 首・肘・手首・指の反り・腰椎の反り・股関節の開き・足指の反り・足裏の平起平落といった要素は精妙で、イブ・チュニックの舞いも後半にいくに従って何かが乗り移ったように流麗に激しくなる様子は圧巻でした。

 目の動きや肘の張り、足の踏み様などはインド舞踊にも共通性を感じますが、極度に指を反り返らせながら柔軟性を失わずにユラユラと揺れている様子には驚かされました。関節や筋の特別なストレッチングを長年続けないとああいう具合にはならないだろうと思いますが・・・。


 公演終了後、ヒカシューのリーダー巻上さんにバッタリ出くわし、「あっ、丁度よかった。新作本ができあがったので読んでください」と見本を一部贈呈しましたら、「え~っ、早いっ!」と、驚かれていました。

 二、三ケ月前に本を贈呈したばっかりだったんで・・・。


 いや~、芸術に国境は無いのと同様に、武術もくだらない自尊心の押し付け合いから解放されて人を感動させられるものになればいいな~と思いますね~。
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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