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魔裟斗の熱戦は素晴らしかった!

 最近、K-1などの格闘技番組をほとんど見なくなり、結果だけ会員さん達から聞くようになっていたんですが、K-1ワールドMAXは久々に見ました。

 肘打ち無しのキックボクシングと思えば、私が小学生の頃に活躍していた“キックの鬼”こと沢村忠の“真空飛び膝蹴り”が懐かしく思い出されますし、そういえば、小学校の頃は友達とキックボクシング・ゴッコやっていたから、よくよく考えると格闘技に憧れたのはこの頃だったのかも知れませんね。

 何となく「キックボクシングのプロになりたい」と思ったことがあったような気もします。

 私の田舎の熊本は武道好きな県民性がありますからね。男は何か武道やってないとダメだというような雰囲気がちょびっとありましたよ。ケンカ弱いヤツは軽蔑されるとか。

 それにしても、久々に見たら面白かったですよ。

 高校生の試合もヒロヤが立派でしたね。すぐ勝っちゃったけど、負けた相手を称えて手を挙げてやろうとすると、相手も“そんなの滅相もありません”みたいに断ったりして、スゲ~礼儀正しいから感心しました。

 10代の頃は身体がまだ細くて成長途中という印象がありますね。でも、20代後半から30代に突入すると、突然、ピークを過ぎているように見えるから不思議です。

 肉体のピークって19~25くらいなのかも知れませんね。何て、短いんだろう?

 ところで、私は、武道でも格闘技の試合でも、勝った選手が負けた相手を見下すような露骨なガッツポーズ取ったりするのが嫌でね~。「相手してくださって有り難うございました」って気持ちが先に来ないとダメなんですよ。

 だから、はっきり言って魔裟斗はあんまり好きじゃなかったんですけどね。デカイこと言うから。

 でも、今回は本当に立派だったと思います。

 準決勝も決勝も、一度ダウンを奪われてから、諦めずに果敢に攻めていって本戦ドローに持ち込み、延長戦で判定勝ちしてのけたというのは物凄い精神力だと思います。

 判定に疑問持つ人は多いと思います。だってダウン奪われてるんだから・・・。

 だけどね・・・ダウン奪われてたら、大抵の人は弱腰になって打ち合いに行けなくなるんですよ。気持ちが萎えてしまうし、脳が揺れてたら身体を上手く制御できなくなる。

 脳が揺れてダウンすると、そのまま眠り込みたくなるくらい気持ちがいいもんなんですよ。「あ~、やられちゃった~。でも、もうこのまま負けてていいや~。また打ち合うのは辛いもん・・・」って気持ちになるんですよ。

 シャブ中の人が独力で抜けられないのは、気持ちいいから心身が依存してしまうんですよね。

 柔道でも絞め落とされるのが癖になる人がいるって聞きます。Mですね。

 魔裟斗が倒れた時も、そういう気持ちの戦いをしているのが表情に出てましたよ。だから、そこから立ち直って、尚も打ち合いに挑んでいった彼は、本当に凄いな~と私は思いました。

 小比類巻選手はダウンとられた時に明らかに諦めていました。あそこで立てなくとも立とうと必死で足掻くところを見たかった。それが無いなら引退も止むを得ないでしょう。

 魔裟斗は悪ぶって、そういう感情を顔に出さないようにしているけど、それだけ気持ちが強い証拠ですよ。やられたらやり返すという意志がある。

 決勝の時は魔裟斗の左足は動かなかったし、ローを無防備に受けてたし(膝受けできないくらいだったんでしょう)、追い突きするのにバランス崩してスリップダウンしていたから、あれでよく戦えたな~と私はハラハラしましたね。

 奥足のローだとモーションが大きいから躱されやすいし、前足を痛めていると軸足の返しができないから威力が落ちてしまう。前足のインローから奥足のローで相手を崩して連打に繋ぐことができれば十分KOできたろうに、それができない状態で立ち向かっていたと思います。ウィービングでギリギリで蹴りを躱したところなんか見てて冷や汗物でしたよ・・・。

 それだけ佐藤選手が強くて辛勝したということだし、決勝のシチェンコ?って選手も強かったですよね~。どっちの試合も、結果が逆でも誰も文句は言えなかったでしょう。

 根性だけで打ち合っていった魔裟斗が延長戦を制したのは、気力、執念の差だと思いますよ。本人がクールに決めたい人だから感情を出さないようにしているだけで、でも、やっぱり嬉しかったでしょうね。これまでのどんな試合よりも・・・。

 それに、優勝のマイクパフォーマンスで、「頑張り続ければ、結果がどうなろうがいいことあるから頑張れ」って言葉には、彼なりに時代の閉塞感に打ちのめされてる人達に対する激励のメッセージを込めたいと思ったんだろうな~と、私は魔裟斗のファンになりましたよ。

 まったく同感。頑張り続けた人間にはいつか御褒美が与えられるもんだと本当にそう思いますよ。


 何だかね~。ビデオ店の火事が実は人生に絶望したヤツの放火事件だったことが判って、またか?って感じなんですけど、負け犬根性のヤツは独りでどっか誰にも知られないようにして勝手に死にゃ~いいじゃん? どうして、他人を巻き添えにしようとするのか?

 本気で頑張ってる人は弱音吐かないし世の中や他人のせいにしたりしないですよ。

 やたら、自分の悲惨な境遇とか主張して同情を買おうとか自己弁護したがる人がいますけど、私は、こういう連中には吐き気を催しますよ。自分の人生は誰の責任でもない。自分のできることを目一杯頑張ってやっていれば、必ず成果は実るもんです。そうならないのは、自分の努力と周囲の人達への感謝が足りないだけなんですよ。

 自分のこと言いますけど、こんなゴク潰しの阿呆息子を親は最後まで見捨てなかったし、武道マスコミから危険人物扱いされてる私に仕事をくれた壮神社とクエストの社長さん、売れるかどうか判らない本を出して戴いたアスペクトさん、本やDVDを買ってくれてる皆さん・・・そんな人達がいなかったら、俺は絶対に生きていられなかったですよ。

 先日も不動産屋さんに家賃払いに行った時に本とDVDを「見てください」って渡したら、社長さんが凄く喜んでくれて、私がしょっちゅう滞納して迷惑かけまくってた頃から、ずっと大目に見てくれていた社長さんなんで、「あ~、長野君、頑張ってるんだね~」って言っていただきましたよ。

 辞めていった会員の中にも私の苦しい時を支えてくれた人間がいますもん。それは一生忘れずにいて、もしも彼らが大変なことになっていたら俺が助けなきゃいかんと思ってますよ。一時の憎しみなんか半年も経過すれば忘れるもんですよ。そんな“憎しみ”を生きる燃料にしても自分が腐るだけだよね。俺、趣味以外の物覚えスンゴイ悪いから、嫌がらせ受けても、どうでもよくなるもんね。

 あっ、それと誤解されると困るから甲野ちゃんのことですけどね。私は憎悪しているんじゃないですよ。哀しい人だな~と思ってて、等身大の本当の姿を晒して楽にしてやりたいだけです。「まあ、無理すんなよ、オッサン。世間は騙せても自分は騙せないよ」って肩たたいてやりたいね。

 だから、頑張り続けることの大切さを身をもって示してくれた魔裟斗に有り難うと言いたいですし、やっぱり、格闘技の醍醐味は「勇気をもって挑む」という姿を見せてくれるところ。結果なんか、どうでもいいんですよ。強いとか弱いとかどうでもいい。決死の思いで戦いを挑む姿勢を見せてくれる選手すべてに拍手を送りたいです・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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